皆さん、こんにちは。人材開発アドバイザーの梅沢佳裕です。企業で働く社員の皆さんは、上司から指導だからと言いつつ、長時間にわたって「お前はなぁ、何回言えばいいんだ!」なんて怒鳴られた経験はあるでしょうか?
Q:これって、パワハラ?それともこれはパワハラじゃない?
- 2019年に成立した「パワハラ防止法」って何?
昭和生まれの私は、大学卒業後に直ぐ、地元の商社に就職しました。
まだ右も左も分からない若輩者だった私は、ロールプレイなど営業スキルを学ばされた後に、ルート営業に出させられました社員会議・他支店との合同会議など、今考えると、いくらでも怒鳴られるシチュエーションが揃ってしました。
「新規を取ってくるまで、帰ってくるんじゃねぇ~」みたいなことは上司部下では日常的なことでした…。昭和・平成は…。こちらも辛いな~、怖いな~と思いながらも「そんなもんか」とそれ以上、上司との関係性について考えることもなかった時代です。
2019年、「労働施策総合推進法(略称)」(通称:パワハラ防止法)が成立し、上司部下の関係性、労働環境が一変しました。そして管理職サイドと一般社員サイドに二分されたこの上司部下に関係性が、分かりやすいようで、グレーゾーンの難解な部分を生み出しています。
- 「職場のパワハラ」の定義は?
このパワハラ防止法の定義とは、以下のとおりです。
さて、冒頭で触れていました質問です。上司から会議のたびに長時間にわたって、こっぴどく絞られる…。これは上司からの指導と諦めるべきでしょうか?また上司の皆さまからすると、どのような叱り方ならば?とお思いでしょう?
この場面で鍵を握っているのは、「長時間に渡って」という部分、また怒鳴るとは、業務上のことについての注意なのか、本人の自尊心を傷つける言動なのか、こういったことが、「職場のパワハラ」の定義と合致する場合には、まぎれもなくパワハラに該当するアウト!ということになります。
いまの時代、一人ひとりの人権意識も非常に高まっており、これがパワハラだけではなく、セクハラやカスハラなどとも大いに関係しています。
昭和・平成生まれの上司の皆さまは、私も昭和生まれですが、いま正に意識を変革するときに来ています!
【カテゴリー】ハラスメント対策関連
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