この研修わかりやすかった!と評判の研修講師⭐︎梅沢佳裕のブログ

研修講師☆梅沢佳裕の講師活動や関連情報、時にはオフタイムの所感雑感を投稿しています。よろしくお願いします。

『施設職員のための介護記録の書き方』~私が初めて執筆した著書でした…

2024-12-31 | 私の経歴history

皆さん、こんにちは。人材開発アドバイザーの梅沢佳裕です。今回は、私が初めて専門書を出版したエピソードをご紹介したいと思います。

 

 

  • 本を出版するって、本当に難しいこと…

 いま、町の本屋さんがどんどん消えているそうです。書店の閉店率は、2014年から8年連続で減少しており、2022年も21社の減少。2023年度の閉店数は614店で、減少に歯止めがかからない状況らしいです(悲しい…)。

 

話しは2006年のこと。介護関係者でしたらご存じの方も多いと思いますが、この年は、4月から「地域密着型サービス」というものがスタートするということで、私も地元の市街地にグループホーム・認知症対応型デイサービス・居宅支援事業所・訪問介護という4事業の複合型施設をオープンさせ、施設長として業務にあたっていました。

 

同じ年、自身の経験則を致して著書を出版したいと考え、名だたる出版社へ直接「企画書」を送り、直訴しては、断られるという毎日を送っていました。

 

出版社の断る理由は、「実績がないから」「出版しても売れる保証がないから」というものでした。中には「自費出版なら抱いてもいいよ…」という声も。

 

 

  • この出来事が私を講師に誘ったのではないか

10社ほど、断られたころ、地元の社会福祉協議会が主催で三好春樹さんをお招きし、講演会を行うという話が沸き上がり、なぜか私が新幹線駅まで送迎に出かけることに…。

 

その送迎によって、三好さん、さらに同行されていた雲母書房の社長との出会いが、私の運命を変えたのではないかと、いま考えるとそれがターニングポイントだと…。

 

雲母書房では当時は、介護記録の参考書が出版されておらず、誰か書ける著者はいないかと探していたようでした。私が書きたかった著書は別にありましたが、10社断られて、自暴自棄になりつつあった時期でしたので、

 

「その介護記録の本を私が書きます!」と車中で告げたところ、帰りの改札を通った後、私のところに戻っていらっしゃった社長が「企画書、楽しみにしているよ。送って頂戴ね…」と話してくれました。

 

  • 初めて目にした自分の名前が書かれた著書

これが、私の市販化された一冊目のタイトルとなった「施設職員のための介護記録書き方」出版社:雲母書房。

 

 

何度も編集の方との校正が繰り返され、やっと出版の日がやってきました。実際に全国の書店の棚に並ぶのは、10日くらいかかったかと思いますが、何軒も地元の書店を巡回しては、自身の著書が本棚に並んでいるのを確認して歩いたものです。

 

おかけさまで、この著書は、その後自分が主催する研修でもテキストとして活用させて頂き、多くの皆さまの介護業務に活かしてくださったものと思います。2008年3月初版第1刷で、その後増刷を繰り返すこともできました。

 

いま思い返すと、この著書は決して自分一人で生み出したものではなく、さまざまな関係者のお力もあったと思います。少し取り留めのない話になりました。感謝。

 

 

【カテゴリー】私の経歴history

 

 

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一定の訓練で心拍数を意図的に低下させられる仕組みが解明されたとか…

2024-12-29 | アンガーマネジメント関連
  • イライラした感情を意図的に抑えられるかもしれない

 

皆さん、こんにちは。人材開発アドバイザーの梅沢佳裕です。

 

半年ほど前の日経新聞の記事に「心拍数を意図的に低下させられる仕組み」を東京大学の池谷裕二教授の研究チームが解明したとの記事を目にしました。

 

これまで私たちのドクンドクンと脈打つ心臓は、無意識に活動し続け、激しい運動をしたり、過度に緊張したりなどに応じて自動で心拍数が調節されるとされてきました。

 

 

しかし、考えてみると、活躍されているスポーツ選手は、イメージトレーニングを欠かさず行っていますし、ヨガや瞑想をする人も呼吸法を取り入れ心を落ち着かせています。

 

私が研修で皆さまにご紹介しているアンガーマネジメントやマインドフルネスなども、イライラしたり怒り感情が沸いたりした時のイライラ感情との向き合い方、感情コントロールの対処法です。

 

仕事に取り組むなかで、何らかのトラブルに見舞われ、カチンと来てしまった時、心拍数は上昇しはじめ、さらにイライラした感情が燃え上がってしまいます。

 

この研究によって心拍数を意図的に低下させられる」ことが科学的に解明されたことで、これまで実践してきたアンガーマネジメントやマインドフルネスにも非常に関係のある研究結果の報道だったのではないかと思います。

 

※昨日のTBSテレビ「情報7daysニュースキャスター」で、出演されていた池谷教授が、ご自身の研究をご紹介されていましたので、「そういえば!」と思いたって、この記事を書いた次第です。

 

【カテゴリー】アンガーマネジメント関連

【出典元データ】日経新聞Web版

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厚労省がカスハラ対策を企業へ義務付け

2024-12-28 | ハラスメント関連

●カスハラ対策について準備する企業が増加 

皆さん、こんにちは。人材開発アドバイザーの梅沢佳裕です。

 

昨今、注目をあびている「ハラスメント」ですが、12月26日に厚生労働省が、企業に対してカスタマーハラスメントに関して対策を講じることを義務付ける方針を固めました。

 

カスハラは、いまや社会問題となっており、顧客と接する業務に就いている方は、精神面でも深刻な影響を受けかねない大問題でもあります。

 

厚労省が、企業に対策を義務づけた具体的な内容としては、企業の方針を明確し社員や職員への周知・啓発を行うこと、さらに労働者からの相談に応じて適切に対応するための相談窓口などの体制の整備を講じることをあげています。

 

これまでは、お客様に対する接遇の一環としての考え方などから、怒鳴る、脅すなどの行為を目の当たりにしたとしても、不用意にはそれに対する制止、抑制などの対応ができず、我慢を強いられてきた社員・職員も多数おられたことと思います。

 

これらの国の動きにより、牛丼チェーンの吉野家や日本航空(JAL)などの大手企業もマニュアルにカスハラ対策を明記・周知したことを公表しています。

 

さて、皆さまの職場では、対策は進んでおりますでしょうか?

 

【カテゴリ】ハラスメント関連
【出典元データ】NHK NEWS WEB

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なぜセミナーの講師になったの?その2

2024-12-25 | 私の経歴history

自分の仕事の楽しさ…を初めて知る

前回(その1)に続いて私がなぜセミナーの講師になったの?を掘り下げてみたいと思います。

 

w27歳となった春、私は介護福祉士の専門学校の教壇に立っていました。担任制を敷いているこの学校で私は緊張しながら学生の出欠確認をとっていました。

 

担当する科目のシラバス作成や授業、その後のディベート、フィードバックなど、あっという間に数カ月が過ぎていきました。

 

そのような中で、ある男学生から「先生の授業、面白いね、毎週楽しみにしてるからさぁ」と廊下で声をかけられました。

その学生は、成績はクラスで最下位、欠席・遅刻もしばしば、職員室ではちょっと話題になることが多い学生でした。

 

その学生は、ニコニコと大きな笑顔で、私に「今日の授業、分かりやすかったよ、先生も、らしくなってきたじゃん。俺さ残りの授業も休まないで出るからさー!」と…。

 

学生と同じ目線で接することをモットーとしてきた私にとって、学生のちょっとした成長を感じた瞬間でした。

 

 

先生といっても学校教員もいれば研修講師もいる

教員や講師も学生との相互関係のなかで互いに切磋琢磨しあっているのだと思いました。自分も(手前みそですが)ちょっと成長したのかな⁉と、楽しさと充実感を感じた瞬間でした。 ☆私も若かったな☆

 

*初めて教壇に立ったあの日から…

*現場経験を積もうと介護施設に転職し、一転ソーシャルワークに…

*経験を活かして研修講師になろうと一念発起したあの日…

 

私が思い描いたセミナー講師の青写真のなかで、いつも背中を追いかけていたのは、三好春樹さんでした。

 

自分が思うように伝えられない、伝わらない研修もあったり、本当にこんな研修で誰かの役に立てているのかとジレンマを抱えることも多々ありました。(これも若さかな?)

 

いまこの年齢になり、およばずながらですが気持ちも新たに研修講師としての役割に励んでいこうと思っています

 

どうぞ よろしくお願い致します♪

 

 

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介護施設で「不適切ケアとスピーチロックへの対策研修」を対面研修で実施

2024-12-21 | これまでの研修実績

●介護施設で研修を行いました

令和6年4月の介護報酬改定に伴う、身体拘束廃止未実施減算、さらに高齢者虐待防止措置未実施等の厳格化により、どちらの介護施設でも指針に沿っての職員への研修の徹底など、余念がないことと思います。

 

そのような中で・・・

東京都町田市の第二清風園様より研修講師としてお招き頂きました。この研修は、東京都登録講師派遣事業の一環として行われたものです。

 

研修タイトル:不適切ケアとスピーチロックへの対策

12月20(金)18:00-19:30

 

 

研修内容では、「スピーチロックとは何か?」、「スピーチロックが起きてしまう要因」など、スタッフの皆さまにも身近な経験やこれまで見聞きしてきた情報を振り返ってもらいながら、双方向での意見交換が行われました。

 

全国の介護職が、知らずしらずのうちについ発してしまう「言葉による抑制」、「言葉による拘束」、それがスピーチロックです。

 

私がこの研修を進めるうえで、大事にしていることは、「スピーチロックはダメですから止めましょう!」と杓子定規に介護現場に丸投げしないことです。

 

介護職の多くは、「こんな言い方したら、良くないよなぁ」とちゃんと気づいてはいるはずです。でも介護現場では、全廃することがなかなか難しい・・・。

 

そこには、スピーチロックが発生してしまう要因があるからです・・・。

 

 

今回の研修でもスタッフ同士での意見交換や質問などもあり、90分という限られた時間でしたが、様々な視点から考える動機付けとなり、参加された皆さまも有意義に研修がすすめられたのではないかと感じました。

 

ありがとうございました♪

 

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