本番中(舞台、映像)にやらかした失敗 第3弾!
*カットがかかった後に拍手が起きた件!
石原プロの作品(大都会or西部警察)にゲスト出演したときの話。
たしか現金を強奪して逃走する犯人の役だったと思う。
その日は、右手に現ナマの詰まったジュラルミンケース、左手に短機関銃を握り走って逃げるシーンの撮影。
(100メートルぐらいを全速力で走らされた^^;)
現場はだだっ広い廃工場の敷地内だったと記憶している。
車の爆破などもある大掛かりな撮影だった。
監督が「本番、よ~い、スタート!」の掛け声でカメラが回り
1、2と数えて私は思いきり走り出した。
だが4、50メートル走ったところで、地面に転がっていた材木の切れっ端ににつまづいて前のめりに・・・。
「あっ、やばい!!」
でも、両手はふさがっている。
ジュラルミンケースと銃を離して、手をついて倒れたら、すぐにカットがかかるだろう。
「NGは出したくない。どうしよう???」
私はそのまま顔面から地面に突っ込んだ・・・。
すぐに立ち上がって、また走り出した。
「はい、カット、OK!」と拡声器の監督の声が届いた。
振り返ると顔に食い込んだ細かい石がパラパラと地面に落ちた。
ゆっくり歩いて、私がスタート地点までもどると、やにわに
パチパチパチパチ!
と、監督以下、周りのスタッフさんたちから拍手が沸き起こった。
ロケバスの中でメイクさんに渡された鏡を覗くと、顔にはたくさんの赤い点々が。
当時の私は小道具を離さない俳優だったのだ(笑)
これも忘れられない撮影秘話の一つである。
*画像は別の作品のスクショに合成を加えたもので、この作品とはまったく関係ありません。