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写真家のエリオット・アーウィット氏が亡くなったことを知った。
最近、立て続けに写真展を見に行った時に写真の話をたくさんしたこともあって、久しぶりに写真のことを考えることが少し増えてきていて。
つい先日、自分がモノクロ写真を始めたきっかけとか、多大な影響を受けた写真家って誰なのかな、なんて考えて。
間違いなくアーウィット氏は外せないな、というよりも僕の中の三大写真家、というよりも、こんな写真を撮りたいと思う写真家第一位かもしれないなと、そんなことを考えた矢先の知らせ。
ご高齢のはずだったから何の不思議でもないことだったけど。
あんな写真は自分には奇跡が起きても撮れそうもない、あれはカメラが撮ったのではなく。
紛れもなくファインダーを覗くアーウィット氏という人間の魂が撮った、アーウィット氏にしか撮れない写真なんだという。
だから自分には絶体に真似できない写真だなと。
でも、そんな自分にしか撮れない写真が撮れたら幸せで、それで十分なことなんだなと今思った。
同じ時代を少しでも共有できたことがとても有難い。
ご冥福をお祈りします。
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