毎日、海を見て過ごしている身としては恩恵を感じています。
特に今のような季節の海の色は
とても綺麗で見飽きることはありません。
今の時代では考えにくいのですが
私が子供の頃、夏休みの海水浴は
子供だけで行くものでした。
学校公認であり
条件が細かく決まっていました。
・小学四年生以上であること
・三人以上で行動すること
・午後1時から4時までの間の
遊泳であること
・遊泳中は必ず(遊泳中)という
札に名前を記名し荷物の上に置
くことなど、
思い出せないだけで、もしかしてまだあったかもしれません。
毎日、お昼すぎになると友達から
海のお誘いの電話が鳴ったものです。私は一番海に近い家なので
皆が来るのを今か今かと待ちました。
砂地ではなく湾になっている岩場で、いきなり足がつかないところがほとんどです。
横に泳ぐというよりちょっと高い
岩場から飛び込んだり水中メガネをして海の底をめがけて潜ります。
急に水が冷たくなる深さがあり
そこから先は行かないという暗黙のルールのようなものもありました。
岩場にいるウニもよくうっかりと踏みました👣
なぜなのか、お酢にしばらく足をつけると痛みが楽になりました。
無理に取ろうとするとハリが
残るので、そのまま何日か待つと
自然にムニュっとでてきます。
お昼に友達と行く海も好きでしたが、夕方、陽が落ちてから祖母と
妹の三人で行く海はもっと好きでした。
当時、祖母は仕事をしており
あせもができると私達を海に誘いました。海水に浸かると治るからです。
夕方の海は静かで誰もいなくて
まるでプライベートビーチのような贅沢な気分にさせてくれました。
そんな海も今は埋め立てられて
道路になっています。
私にとって海といって思い出すのはこの場所だけのようです。