フィガロジャポンで組まれた特集。
佐野元春さんが登場。美しい男(ひと)が想う、美しい女(ひと)。
人生のおおらかさに気づかせてくれる人。
確か、このようなことも話されてたような気がします。
そして、生きる術や知恵を身につけている人。
凛とした、逞しさも含まれているのでしょう。
「心に歌を、虹を持つ人」佐野元春が惹かれた、岸惠子という存在。|Culture|madameFIGARO.jp(フィガロジャポン)
世代も職業も異なる6名の男性に、自身が考える美しい女性とその理由を訊いた。ミュージシャン・佐野元春が惹かれたのは、女優の岸惠子。スクリーンの...
madameFIGARO.jp(フィガロジャポン)
しなやかで、公平で、温かく、平和的な、そんな柔らかくて内面がとてもたくましく強い女性。
そんなイメージが、浮かびました。
きっと、男性じゃなくても、女性も好きになりますね。
佐野さんが想う「美しい女性(ひと)。」は、とても調和がとれて平和的な、心も見た目も美しい人なのでしょう。
「心に歌を、虹を持つ人」佐野元春が惹かれた、岸惠子という存在。|Culture|madameFIGARO.jp(フィガロジャポン)
これまで美しい女(ひと)に思いを寄せたことがあまりなかったので、自分なりに考えてみました。
ひとつには正直であること。それから誰に対しても分け隔てがないこと。人に対して思いやりのある人は所作も美しいです。生きる知恵を持っていて歳を重ねることを恐れない、たとえて言えば野に咲く花のような強さを持っている。つまりそれは、雨風にひるまないということです。そして、人生のおおらかさに気づかせてくれる人。男はともすると、人生において本当に大切なことを見失いがちです。場合によっては命すら二の次にしてしまうことがある。そんな時に、本当に大切なものは何なのかを思い起こさせてくれる。そういう女性。
ルックスで言えば、夜会巻が似合ってデコルテが美しい。そしてユニバーサルなマナーを身に着けている人。そうして辿り着いたのは、岸惠子さんでした。といっても、岸さんにお目にかかったことがあるわけではなく、僕にとっての岸さんは銀幕の人。それでも漏れ伝え聞くその半生は、僕が思い描く美しい女ひとに近く感じました。作品で言えば小津安二郎監督が撮った『早春』。この作品は、僕が生まれた1956年に公開されていますので、だいぶ後になって拝見したのですが。心に歌を持っている、心に虹をかけている。スクリーンの中の岸さんにそう感じました。なんとなく母親に似ていた。それもひとつの理由のような気もしますが。