たまに書く日記

漫画家よしだ☆かおるの仕事とプライベートを思いついた時に書きます

漫画詐欺

2008-04-24 13:48:35 | Weblog
もう15~6年前の話しなんですが

当時大手出版会社で描かせてもらっていたんですが
どんどん仕事が少なくなり不安を抱えていた時期でした
その時に幼馴染から電話があり
【今度新しい雑誌が出るんだけど、そこで描いてみない?】
彼女は文章書きを目指していて人の紹介でそこの編集長Yと知り合ったようでした
そこで幼馴染は漫画家の知り合いがいると言う話しになり
Yは作家を募集しているので紹介して欲しいと言う事になりました

電話をもらった時に準備号が発売されていると言うので
近所の本屋に見に行くとその準備号が何冊も積まれていました
表紙は当時人気のあった作家さんで(A書店発行の月刊誌Pです)
話しによるとその作家さんはYの妹だと言う事でした
中の作品は殆ど知らない作家さんで、この本がデビューになっているようでした

次の電話で【一度お会いしてお話しましょう】と航空運賃&宿代を出してくれ
随分太っ腹な編集部だと思ったけど、大手もパーティーの時は出してくれていたので…
バブルだったしね~

今まで編集部と言うと神田とか飯田橋しか知らなかったので
【東大和市】まで連れて行かれた時はビックリした(この時点ではまだ疑ってなかった)
編集部まで行ったけど、何処かのアパートの1室に3~4人の編集者(?)
全員女性でどうみてもシロウトだし女子大生みたいな感じだった…

Yの話しでは本人も漫画家を目指していたので編集からくらうボツに苦労したと言っていた
だから自分はボツのない自由な漫画を描く雑誌を作りたかったと…
それから今の本では色んな人ををデビューさせて作家を育てたいとか…
私に関してはプロなので自由に描いて欲しいと言われました

ここまでは幼馴染も同伴していましたが
食事を済ませてホテルまで送ってくれる車中に二人きりになった時

【かおるさんは僕みたいな男に関心はないですか?】と来た!

ゲゲ~~!と思ったけど、笑って誤魔化す(生理的にダメな人だった)
初対面で編集長と名乗る人がいきなりくどいて来たのでこの時点で疑いが生まれた

北海道に戻ってしばらくすると幼馴染から電話が来て

【あのYが逃げた!】と 


その本は3号まで出ていたが原稿料の不払いにより
作家からの問い合わせに対応出来なくて雲隠れしたと言う
幼馴染も文章を載せていたけど一回も原稿料を支払われなかったらしく
作家同士が集まって訴える事になったが色々調べて行くうちに
公文書偽造とか余罪が出てきたらしく全国指名手配される事になった

私は被害がなかったけど、被害に合われた方々にはお気の毒でした
後から聞いた話だけど編集部にいた女性はみんなYのお手付きだったとか…
あんなキモい男とどうして????


この経験のおかげで【おいしい話にはウラがある】と思うようになりました(笑)

そろそろ

2008-04-24 08:45:57 | Weblog
プロットを送らないとダメだな~
今回はエンジンがかかるのが遅い…

でも今プロット出してもGW進行で返事来ないんじゃないかな?
テーマは決まってて頭の中で整理中
OK出るかな…? ちょっとレディースでは難しいかも知れない

グリムス

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