日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

天狗鳥屋を経由するつもりがすっ飛ばしての未知尾根歩き. 多毛山+天狗鳥屋尾根経由,559P,古賀志山

2013-11-27 09:51:47 | 山行

入山日 2013年11月24日(日) (晴) 単独    (中央/天狗鳥屋?から続く古賀志山主稜線)
24日は、先週に引き続き古賀志山域に行ってきました。当日忘れ物をしたため、片翼飛行的な歩きしかできませんでしたが、それなりに楽しめました。あの辺の紅葉もこの週が最後あたりだと感じました。この時期、きれいな紅葉の中を歩きたい願望も諦められない時期で、かといって、歩きもそこそこ面白いコースがよいなどと考え、コース選定が難しい時期です。結局迷ったあげく、一番身近な山域に来てしまったりしてます。

まずは、始めて行く多毛神社に参拝して、多毛山登山から。
COUESE: 市営駐車場 7:08  (多毛不動尊経由)  多毛山山頂 7:38   市営駐車場 8:09



静かな多毛神社の参道を登って行くと、女性の方が一人参拝されていた。なな”も参拝して登山道へ向かう。


ジグザグの七曲りという樹林の中のなだらかな道を登って、10分程度か、開けた場所に出た。もと、城跡のようでちょっとした平坦地。周囲、眼下には大谷や鹿沼の町が見下ろせた。


多毛城跡からみた、鹿沼方面。朝もやで幻想的。



多毛城跡から先は、平坦な自然林を少し進みすぐ三角点のある山頂に到達できた。このお山も栃木100らしい。登山する山としては、ほとんどのハイカーにとって対象外になるような山だと思うので、この選定は神社を含めての歴史的意味合いも兼ねてのものなのでしょう、と想像する。




上部の掛けている三角点。落雷によるもの? 


下山は車を停めた駐車場まで一般登山ルート(神社経由でないほう)を選択しくだる。こちらも鬱蒼とした樹林帯のなかを下っていく。多毛山、天狗鳥屋を歩くにあたっては今年のお正月のハイトスさんの記事を前日参考にさせてもらったので、その行程と同じになった。


車道に下りて、市営駐車場の道標があってまた山道に導いていたのだが、車道歩きに入ってしまい、あらぬ方向に5分ほど間違い歩き。あまりに違う方向に行き過ぎるので、さっきの車道合流点まで戻り、道標通りまた山道に入り、少々下ることほんの数分で正解の車道に合流できた。車道歩きはじめてあっという間に車に戻り多毛山は終了。森林公園Pに車で移動して、次の行程に移る。
(間違いの車道歩き中、頭上はきれいな黄葉だった)


COUESE: 森林公園P   (天狗鳥屋の尾根経)   林道出会い   主稜線合流(431P西)   559P   古賀志山頂   (南コース経由)   森林公園P  

この日、朝家を出てすぐ車の中で、厚手の靴下を忘れたのに気がつくが後のまつり。薄い今はいている普通靴下1枚で勝負するしかない。下りではどうか、ロング歩きはできないな。多毛山を歩き出してすぐ、コンパスを忘れたのにも気づく。これはちょっと致命的。特にこれからの行程では・・・、最初、一般ルートでもないし、踏跡があるかもわからない初歩き尾根が待っている。本当はやってはいけないことだか、お日様の方向を考えながら、進んでいる方向を考えて歩くしかない。
(赤川ダムのほとりは最後の紅葉が山を輝かしていた。)


赤川ダム脇の公衆トイレや第一キャンプ場のあるあたりから尾根に取り付く。トリムコースなる道標があるのは知っていたので、このトリムコースを辿れば、尾根の最初の取り付きに使えるのではないかと、かねてから想像していた。想像通り、そのコースが天狗鳥屋への尾根に通じていたので踏跡を追う。くっきり明瞭な登山道が続く。



天狗鳥屋への尾根道は自然林混じりのなだらかな尾根道で、踏跡も明瞭。途中でトリムコースあんるものは左折してダム方面に下りていってしまうが、直進する尾根なりのその先も一般ルート級の道が続いていた。尾根に取り付いて緩やかに登ること約25分で(P ↓)の小ピークに到着。この日は天狗鳥屋も完全になめていて、ハイトスさんの記録を見て、地形図は古賀志山を歩く時に使用したもので、天狗鳥屋の部分は半分欠けているような代物を持参していた。この小ピークあとから考えると、既に天狗鳥屋のピークを通り過ぎていた地点だったようだ。戻って天狗鳥屋のピークを探す気もおきずそのまま尾根なりに進む。天狗鳥屋のピークはまた、いつか・・・



道なりに進む尾根道も踏跡は明瞭で少々拍子抜け。(P ↓)さすが古賀志山、どこ歩いても開発されちゃっている。天狗鳥屋より北方面から431P付近の稜線までの尾根道は踏跡不鮮明、藪あるきを予想していたんだけれど。



尾根を少し下って、林道を横切る地点に出た。林道を横切り正面付近になんと、ご丁寧にしっかりと一般ルート級の踏跡が斜面を登っていっていた。(P ↓) 道標がないのが、唯一一般ルートと違う点か。



登って行くと、尾根は淡い紅葉の最盛期。尾根脇の斜面(P ↓)は美しい林だった。



林道横切りから15分も歩かずに展望のよい伐採地に飛び出る。右手前方に鞍掛山がどっしりと見えてきた。どこを歩いているのか判らないが、後方のどこかからハイカーさんの元気な声が時々聞こえてくる。



伐採地から前方、これから向かう尾根ルート。(P ↓) 道は引き続き非常に明瞭。下手な日光の一般ルートよりよほど一般登山道らしいわかりやすさ。この古賀志山塊の尾根で、道のできていない尾根をさがすほうが難しいのではあるまいか、そんなことを少し考えてしまった。


伐採地からは、林の中をほどよい傾斜の尾根道を登っていく。(P ↓) 林道横切りから約30分の登りで古賀志/鞍掛主稜線の431P少し南付近に合流。最後まで、踏跡明瞭な尾根だったけど、またひとつ線がつながったことにはなる。



431P南からの主稜線からは先週も歩いた559Pを目指す。ここからは昨年秋、Yさんと歩いた稜線になる。先週は雪田爺”さんも歩かれた道。稜線上はところどころ紅葉があるも、既に終わりか終わりかけのものが多かったが、淡い紅葉は十分目を楽しませてくれる。



今市の平野部を挟んで、日光連山の景色が素晴らしい。先週に続きお天気は◎。


この稜線、こんな色の紅葉が多いのが特徴。



稜線上で一休みしおにぎりを食べている途中で、3人組のトレランの人に抜かれた。あとは、今日も静かな山歩き、ここまで誰にも会わない。
主稜線合流から約1時間歩いて559P手前約250mの地点。先週と同じところで道迷い、というか間違いに気づく。リカバリーの斜面トラバースで尾根乗り移りも先週と同じ方法でやった。それはよく覚えていた。
(迷いの地点の上はきれいな紅葉地帯だった。)


559p直前大岩、2箇所は左を巻いて勝負は避ける。巻き道から大岩をみる。(p ↓)


小ピークから鞍掛方面。中央に横たわっているのが、今日登った尾根だろう。歩いてみるとそれぞれの尾根の位置関係がよくわかるようになる。



559pに到着。主稜線合流から85分かかった。559pには栃木なまり?のおやじさんばかりのグループ10人ほどが休憩中だった。
筑波山が綺麗にみえていた。下部はうっすら雲海。


559pからの古賀志山。この辺の赤の紅葉はすごい。


559pからは、そのまま降りるか、古賀志山頂まで足をのばすか迷ったが、まだ時間も早いので、山頂まで行ってみることにした。富士見峠手前の展望地からは、先週歩いた赤岩山方面がきれいに見えた。(p ↓)



ふりかえって、559pから西に落ちていく尾根。


展望地からの鹿沼の山方面。遠くに皇海山の突起も見えていた。



古賀志山直下の岩場の急登、この辺はハイカーさんがわんさか。いつもの賑やかな古賀志山だった。



山頂では今日は、多数のハイカーさんがお食事中だった。


山頂からの下山は、南登山道と呼ばれているコースをくだる。階段状に整備されているコースで、なだらかに下れる。ダムの公園周囲には老若男女、思い思いに秋の1日を楽しんでいる。最後に今日の楽しみの一つ、明るい日差しの赤川ダム周辺の景色を楽しんで、この日の先週よりはややミニの周回を終了した。





(天狗鳥屋?(右)から古賀志山(左)に続く尾根を全て辿ったことになる。 ↓)


 



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4 コメント

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古賀志山周辺 (ハイトス)
2013-11-27 23:15:19
こんばんは。
またしても古賀志山周辺に繰り出しましたね。
今回も赤川ダムへの映り込み画像は綺麗です。
天狗鳥屋ピークはいつでもいけますね。
今回は尾根を伝ってとのことですのでこのピークははじかれ留野が判るような気がします。

ちなみに天狗鳥屋の頂上から西斜面の下りが藪屋さん向けのおもしろルートですが、そこそこ藪を漕ぐとのことです。
自分達は断念しましたが。
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赤川ダムの眺め (みー猫)
2013-11-27 23:19:18
こんばんわ。
ダムの眺め、いつもいいですね。いい時期にと思ってたのですが、また逃しちゃったみたいです。古賀志は少なくともハンターさんは居ない(と思う)ので安心して歩けますしね。ましてや。登山道以上の踏み跡ならと、ななさんの記事を見て、また行きたくなりましたです。お疲れ様でした。
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ハイトスさん (ななころび)
2013-11-29 01:32:42
こんにちは。
今回の多毛山、天狗鳥屋はハイトスさんの記事を大いに参考にしました。
天狗鳥屋ピークはちゃんと行くつもりでしたが、すぐ脇のピークを気づかないうちに通過してしまい、今回は逸しました。

天狗鳥屋の西側って、下の林道から見るとすごい急斜面や垂直な岩場があったりして、そこを進むのは、ちょっと恐怖です。おそらくうまいこと進めるルートが有るんでしょうね。
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みー猫さん (ななころび)
2013-11-29 01:40:58
こんにちわ。
古賀志はいろいろな楽しみ方ができて面白いですね。今度の楽しみはダムに桜が映るころでしょうか。それとも、白くなった古賀志山? 。
この古賀志山塊、今回のマイナー尾根と思って行ったルートも鮮明な踏跡ありなので、人が歩いていない尾根を探すのが難しいくらいなのかもしれません。
この冬場もちょくちょく出向きそうです。
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