日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

Tファミリー歩きで初の赤城を楽しんだ    赤城/鈴ケ岳

2014-01-27 01:31:23 | 山行

入山日 2014年1月25日  (晴、曇)   ハイトスさん、みー猫さん と
25日は、いつもの山仲間のメンバーと赤城山塊の鈴ケ岳を歩きました、目的は雪遊びです。完全な晴天でなかったのは残念でしたが、赤城山周辺が初めての”ななころび”としては、雪歩きもあり十分楽しめました

新坂平P 7:51 ・・・ 鈴ヶ岳 10:12 ・・・ ふれあいの道合流 12:22 ・・・ 出張峠 13:38 ・・・ 大沼 14:22  (各ポイント毎、ふんだんな休憩あり、そういうのもまたいいでしょう。)
赤城周辺の山は山歴だけは無駄に長いなな”にとって、意外にも入山したことがない山域。主集合場所の新坂平もおおよその位置だけはネットで調べたが、スタッドレスタイヤだけでいけるものか、周辺の地域のことが全くわからないだけに、ちょっと不安。早めに家をでた。4時に出発し6時ちょっとには無事集合場所に到着できた。新坂平Pに到着し、”すこし寝んべ”とか考えていると、すぐおなじみのみー猫さんの車が到着、「鳥居峠で日の出を見ましょう」と誘われ、ついていった。
まだ日の明けきらない夜景のきれいな風景だったが、スパッツを付けたりして待っていると、きれいな日の出が登ってきた。今年早くも2度目の山での日の出見物となる。聞くと、手前に見えるのが、あの鳴神山だということだった。そこも今度行かなくっちゃ・・
(筑波の真上から登ってきた日の出なので、ダイヤモンド筑波)


日の出を観て、ゆっくり新坂平Pに戻ると、集合時間前にはハイトスさんも到着。ニコニコといつもの屈託のないハイトスさん、スタイルも春秋の見慣れた軽快な感じのウェアで、無駄なものが一切無い感じ。10分も歩くと雪山でも汗をかいてくるので、それでいいんだよなあ。
(最初は樹林の中の斜面を登り、すぐに尾根筋に登れた。雪は大したことのない程度で、当日以前のトレースは少々あったので歩きやすい。)


この日はいつものたそがれファミリーの集い。しかし、たそがれさんは残念ながら、体調の関係で欠席。たそがれさんのいないたそがれファミリーとは、ジョン・ボン・ジョビのいないバンドBON JOVIのようなものだけれど、陰の将軍ハイトスさんもいるし、Tファミリー登山と言ってもよろしいのではないか。
(歩き始めて20分もしないで、黒檜、駒ケ岳、大沼方面の展望地に到着、しばし始めてみる山々の景色を楽しむ)


この日は、全国的に2ヶ月ほど後くらいの暖かな陽気だそう。この山域も風も少なく、厳冬期にしては暖か。2度くらいはあったのではないだろうか。車で通過した足尾はマイナス3度だった。
(前を登っていくハイトスさん、後ろには怪しげな古道具をしょっていて、何を企んでんだか・・・ )


荒山、左と鍋割山、右. だそう、(P ↓) よくこの山域を熟知している人と歩くと、助かる。


スタートから50分少々で鍬柄山というピークに到着。ここは360度素晴らしい眺望、日光方面、上信越方面の山々が見渡せた。
(小黒檜の向こうには、皇海も見えていた。 )


白根山と左に四郎、燕巣山。(P ↓) 錫ケ岳がどれかで議論になった。ここでゆっくりして、ついでにアイゼンをつけていると、後から3人組が登ってきた。


鍬柄山からは、少々やせた感じの尾根をしばし下る、一箇所だけちょっと不安に感じる地点があるも、それもその一箇所のみで、鞍部に向かう。途中見出し写真にあるような、特異な山容の鈴ケ岳山頂部分が見えてくる。鞍部には右手北方面に下っていく道標があった。下りは、その方面に行くのだという。
鞍部に着くと、ハイトスさんが「今日のメインディッシュですよ。」と先頭を譲ってくれて、なな”が先導。この鞍部からはしばらく積雪の岩混じりの急斜面を汗をかきながら登った。
(山頂直下をつめるみー猫さん、ななころび。 ハイトスさん提供)


鞍部から30分ほど頑張って登り、鈴ケ岳山頂に到着。山頂には岩の神社があり、新潟、長野方面の遠くの稜線が見渡せた。ここで腰を降ろし、食事こみの大休憩。ハイトスさんとみー猫さんはラーメン。なな”は熱いものはコーヒーのみ。




山頂からの眺望も素晴らしいのだが、もうちょっと霞がないと最高だった。苗場とかはわかったけれど、遠くの山は山座同定は難しい。他のかた(赤城さんとか)のブログで勉強しなければ。



山頂でも、かなりのんびりして、この後、どうするかなども話した。先ほどの鞍部から北に下り、ふれあいの道を東に進み、五輪尾根なるものを少し歩いて、適当な斜面を大沼方面に下りよう。とだいたいそんな話でまとまり、下山開始。
(鈴ケ岳直下、開けた場所からの鍬柄山など歩いて来た方面)



鞍部までの急な斜面を下っていると、途中鞍部まで行かずに前を行くお二人が適当に、北側の斜面に入っていかれる。やはり、このかたがた、一般ルートだけのただの歩きでは済まないようだ。入っていった急斜面は当然トレースなし、積雪が潤沢にあり、時に股下までの雪をさらさらくずしながら下る。踏跡のないトレースを踏ませてくれようと気を使ってくれて、しばしなな”が先を行くが2度3度、雪にはまったり、すっ転び、カメラ、GPSバックが雪まみれ。中の機具も雪がついて、ちょっとばかり焦った。途中、みー猫さんからスノーシューを装着。遅れて、ハイトスさんとなな”もそれぞれ、わかん、シューを着ける。
しばらく下ると、テープや道標が見つかったので従来予定の北への破線ルート上に合流したようだが、トレースは数日前の乏しいもの。どう降りてもいいような地形だったけれど、目印と薄いトレースを探すゲームのような歩きになって、しばらく下る。(P ↓) 道をわざとはずして雪の斜面に分け入って1時間超、結構深い雪歩きを意外にも楽しめてふれあいの道に合流。



ふれあいの道”なる優しい名前のついた道を最初は水平歩行で東へ。この道意外に曲者で、途中沢を渡り、五輪尾根の出張峠方面に入ると、延々なだらかな登り。トレースは数日前のものでほぼ無いに等しい。積雪斜面のだらだらした登りは結構きついもの、簡単に考えていた自分には案外しんどく、汗をたっぷりかいていいトレーニングになった。
(出張峠へもう少しの斜面はだんだん急になる。前はみー猫さん、この辺はずっと先導していた。この人やっぱりタフだわ)


ふれあいの道合流から1時間10分以上も主に登って、でっぱり峠なる峠に到着。”ふー、しんど”。今日のメインディッシュは鈴への登り尾根ではなくて、鈴からの下りそして出張峠への登りだったみたいだ。案外ここまでしんどかった為、その先五輪尾根に進もうという声は誰からも出ず。五輪尾根へのトレースも消えているようだった。峠でしばしゆっくりして、大沼方面に下る。(P ↓)




峠から下り、思いのほかあっという間に、最初の建物前に降り立つ。大沼はそのすぐ先だった。大沼の湖面ではテントやベンチを持ち込み、釣りで遊ぶ人がたくさん。氷の湖面上を歩いたことが無いなな”はしばらく、湖面を散策。湖面からは、く周囲の赤城の山々が見渡せ釣り好きにはたまらないだろうな。
今日は、赤城が初めての自分は、みー猫さん、ハイトスさんへ完璧なおまかせ歩き。周辺の感じが大体わかったので、今後、いろいろなコースを歩いてみようか。大沼の脇にデポしたなな"スバルで新坂平まで戻り、そこで今後の山行について作戦会議。ゆっくりお話をして、その日は解散。初めて赤城を案内してくれたおふたりに感謝です。   ■■





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6 コメント

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陰の将軍 (たそがれオヤジ)
2014-01-27 09:01:11
こんにちは。「陰の将軍」。なかなかいい響きのある言葉ですなぁ。だれが名づけたTファミリーとはいえ、実際のところ、隠然とした指導力を発揮しているのはHさんですからねぇ。
まぁ、それはさておき、ななさんには、初めての赤城山でしたか。普通、まずはメインの黒檜から駒ヶ岳ルートを歩いてみるものですが…。鈴ヶ岳とは渋い。長七郎もなかなかいいですよ。

今後の山行の作戦会議ですか。どんなところが出たのでしょうか。楽しみですねぇ。小地蔵岳とか?当然、ななさん向けの沢入門編も有りですよね。
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 (ハイトス)
2014-01-27 13:02:21
こんにちは。
ななさん、今回はUPが早かったですね。
今回はたそさんがいなかったのは残念でしたが、いたらいたで山頂から北に下ったかも知れませんね。(笑)
初めての赤城で冬の鈴なんてぇ人はものすごく少ないとは思いますが、ななさんの場合はこんな人たち交流が有るのだから致し方無しですねぇ。
これからゆっくりとメジャーなルートもお楽しみください。
赤城7峰は皆楽しめます。
7峰意外にも残雪期の小黒檜も面白いですよ。

えぇっ、陰の将軍ですか?
田中角栄みたいだなぁ。(笑)
そんなに貫禄は有りませんが。
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鈴ヶ岳 (みー猫)
2014-01-27 23:27:22
こんばんわ。
お疲れ様でした。さすがお気遣いのななさんですね。あちこちにお気持ちが現われてます!赤城にこだわっているわけではないのですが、展望が良いのと縦走とハントと氷結の沼歩きがいっぺんに楽しめるのは魅力と思います。下界から登るのもいいですよ。日の出のお付き合いありがとうございました♪・・・あと、駐車場への戻りではしっかり運転させちゃいましたね・・・内緒ですが、陰の将軍様は乗り込まれた際、足が御つりになられてましたよ(笑)
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たそがれオヤジさん (ななころび)
2014-01-28 02:35:54
こんにちは。
たそがれさんが、今回参加を躊躇されたひとつの理由が雪道走行だったようですが、初めて走った新坂平直前まで、雪道はほんのわずか、自分もびっくりしました。言っていただければ、私は大間々経由なのですし、お連れできましたね。
次回はメインの黒檜から駒ヶ岳あたりを歩いて、きれいな霧氷を見てみたいと考えております。小黒檜へのルートもちょっと魅力です。

今後の作戦会議は、主に陰の将軍をも操られるかたも参加を表明しています栃木県北の山塊をどう歩くか、についてでした。 私もできたら、行きたいのですが、仕事の関係上、置いてけぼりになるような気もしています。
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ハイトスさん (ななころび)
2014-01-28 02:45:03
こんにちは。
そうですね、たそがれさんがいらしたら、山頂から北へ直に降りるのは必至でしたでしょうね。
自分は積雪の時期の斜面はどうしても、雪崩という言葉が脳裏によぎり踏み込みがたく思ってしまいます。
今回の鈴、下りからのプチラッセル、じわじわ来る面白さで、また同じようなことをしたくなってきています。
赤城山塊はこれからもいろいろ楽しめそうで、引き出しが増えました。

以前から、ハイトスさんは、隊の黒幕的存在と感じておりましたので、今回の命名となりました。
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みー猫さん (ななころび)
2014-01-29 02:21:26
こんにちは。
今回は装備のパッキングの仕方等、教えてもらいありがとうございました。自己流登山者の典型の私には、非常に勉強になりました。
一度足を踏み入れたらとてもいい山域。赤城山周辺、早くも次回のコースを考えたりしております。
私の車、自分に合わせた短足仕様のシート設定のせいで、ハイトスさんの足がつったんじゃないでしょうか? 
雪の上のあるき、違った筋肉を使い、いい運動にもなりました。
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