
入山日 2014年7月12日 (土) 晴れ 単独 (南月山直下かあ見た白笹山)
ここ数回、自分としては珍しくグループ歩きが続いたが、この週はわけあって、気ままな単独歩き。 あまり、この週の歩きに対しての計画をイメージしていなかったので、栃100つぶしと、多少のロング歩きでのトレーニングの方向に逃げてしまった感がある。
でも、自分としては白笹山、三本槍は初めて行く山。那須の歩きも15年以上やっていない。それはそれで、結構楽しみでもあったのも事実。この日は、予想以上の天気のよさと時に息もしづらい程の強風、見渡す限りの眺望が迎えてくれた。
沼原の駐車場から歩き始める。駐車場で財布の落し物を拾う、登山者のものなら山中で追いつくかもとザックに入れた。念のため中身を見ると、ある程度の現金とカード類も何枚か。自分が落とし主なら気づいて青くなるだろう。名前も確認できたので、返却しやすいかも。「 ラッキー!」と思わなかったかって? 那須連山を見るたびに、ネコババをしたことを思い出すなんてごめんだからね、特に山中ではまっとう人間でいよう・・・。
白笹山へは、なだらかな尾根型のない斜面を緩やかにじぐざくに登っていく。時おり、調整池が見える。
course: 沼原p 5:32 ・・・ 白笹山山頂 6:52 ・・・ 南月山山頂 7:35 ・・・
(下方には歩き始めた辺りの調整池が見えた。)
始めてきた山なので、遠くに見える山が何なのか、イメージがよく浮かばない。頭の中にエアリアの地図を思い浮かべながら歩く。大佐飛、百村の長い尾根も見えていたようだ。 進路左前方に見えてきた山(P ↓) 最初は三本槍方面かと思ったが、今となって思えば、流石/大倉の稜線だったと思う。
樹林の中のコースを40分ほど歩くと、空が近くなった感じになり稜線に近い所を歩いている気配になった。稜線のセンターすぐ脇を辿って、白笹山山頂に初の到着。エアリアの時間よりはかなり早かった。
山名板のあるポイントは、稜線の縦走路の通過点のような場所。眺望もなく地味な印象。今年3月末日に大佐飛山の帰りに、百村の里からみー猫さんと見上げた巨大な山塊のお山とのイメージはない。
山頂付近、というか稜線に近くなった頃から風が強くなっていた。最初の頃は、かえって涼しくてよろしかった。
白笹山からは稜線を北方向に進んでいく。次のポイントは行ったことがある南月山。南月山までの稜線歩きは未知。南方面のふもとの眺望が開けた。
白笹山山頂を過ぎると、展望の印象が多少変化し、目の前にはよりダイナミックな景色が広がってくる。南月山へ続くなだらかな稜線と遠くに茶臼岳の上部だけが見えてきた。
背の低い木々の中を歩いたり、開けた地点を歩いたりして進む。南月山まで会った人は、すれ違いのトレラン男性一人。
南月山直下。振り返るとさっき居た白笹山の向こうに、百村山、黒滝山、大長あたりまでの稜線がくっきり。その稜線を見ると、何故か胸が高鳴ってくる。 そのもっと遠くには高原山/前黒山の塊のシルエット。 現地で肉眼では気づかなかったが、その右に写っているのはは日光連山か。
誰もいない南月山には案外すんなり到着。自分としては、青年の時依頼の再訪になる。ちょっと探して三角点を撮影。軽く食事をしていると、単独男性が一人、なな”と同コースから上がってきた。
その青年に聞いたら、マルバシモツケと教えてくれたこの花。この先今日歩くほとんどの稜線の周囲で咲いていた。
南月山の山頂はかつて一度は来ているのだけれど、こんなによい所だったかと思うような好展望地。男鹿山塊方面や那須連山方面、那須の平野部など、見渡す限りだった。
南月山からは、稜線を北へ、まずは茶臼岳直下の避難小屋を目指す。 南月山から北に進むと、また一段と景観のダイナミックになって爽快。 ただ、このあたりでは猛烈な風が吹いていて、息もしづらいほど。おかげで、汗はあまりかかなくてすんだ。
この日の本命、三本槍や朝日岳への記事は追ってまた。 ======> Pt.2へ
昔登った山への久しぶりの再訪。感慨深いものがあったのではありませんか?
現在は千葉在住の私ですが、いずれ関西に戻った時には、そのような気持ちになるのかもしれません。
この日は天気に恵まれ、最高の展望でした。
南月山は二度めか三度めなのですが、余りに過去すぎて記憶があまり無かったです。
特に南月山から北の那須の山域は雄大でサイコーでした。
はなゴンさん、やはり関西ご出身ですよね。記事での言い回しなんかが、それっぽくて関東の人間にとっては結構新鮮であります。