
2016年10月30日(日)曇 後半晴 Wih: Y姉さん、Aさん (袈裟丸方面からの庚申山(中央左))
早いもので10月最後の日曜日は、久しぶりになな”の山友女性陣との山歩きです。ある事情から、あまり早い時間帯の出動ができないので、集合場所から近めの足尾で紅葉見物でもしようということになりました。今年の紅葉は時期が遅いので、まだいけるとのなな”の判断です。
一般コースピストンでも紅葉は十分楽しめるでしょうが、最近男でも驚くような足跡を山に残すようになったAさんもいるので、少しはオプション歩きをつけましょう。とヤブ尾根からお山巡りコース山頂に至り、帰りに一般ルートで紅葉をのんびり眺めるという算段が当初の予定です。まったく同じコースを昨年7月に歩きましたが、当たり前ですが、色彩も雰囲気も全然異なり、大いに楽しめた一日となりました。お気に入りの素人写真を中心にザクッといきます
歩き始めは7時30分を回って少々遅い歩きだし。頑張って歩こうと思っても、久しぶりにメンバーが揃うと、積もる話もあって林道歩きは結構時間がかかる)笑(。
(坑夫の滝を上からみようとすると、こんな紅葉でした。)
コース:銀山平 7:44 ---(笹みき沢右岸尾根経由)--- お山巡りコース合流 10:35 --- 庚申山山頂 13:05-13:20 --- 七滝 --- 銀山平 16:50
林道を40分くらい歩いて、とあるヤブ尾根に突入。まず最初の数分間取り付きが急登。前回こんなに大変だったかなと自問しながら、木につかまりながら体を持ち上げていきます。頭上には綺麗なもみじが色づいています。
(最初の尾根取りつき。後を登ってくる仲間 )
やっと一息つける傾斜になって、周囲の黄葉を鑑賞も出来始めます。前回こんな急だったかなと思う取り付きでしたが、もうこの先急傾斜はないと思って、仲間にそんな旨のことを言ったりしてました。これがとんだ間違い、というか記憶違い。人間の記憶なんてそんなモノなのですね。帰宅して、昨年のこの尾根の記事を読むと、やはり何箇所か急だったと自分で書いていました。
(一度傾斜が緩まりますが、また急な登りの連続区間。Aさんが後からよじ登ってきます。こんなに急だと、覚えていなかった。仲間にスマンスマンと心で思いながら、一番優しそうな斜面を探していきます。)
斜面下はなかなかに味わい深い色彩です。全体に曇で薄暗いイメージの天候ですが、それでも周囲の色彩は豊かです。
尾根脇の紅葉は次から次と色彩と表情をかえ、ガス混じりですが見るものを飽きさせません。
なだらか尾根になったと思えば、また急な登りの連続。木をつかんでよじ登ったり、とっかかりのない斜面は落ち葉で登るのが少々辛い。登る場所を考えながら、高度を上げていきます。
尾根に取り付いて約2時間、地点。草付きの尾根がでてきます。その周辺が1462Pかと。1462P周辺にはでっかい熊の落し物があちこち落ちています。木の幹には熊の爪痕。その先にこんもりしたピークが見えていてその斜面は黄葉が真っ盛り状態。そのピークは以前来たとき一瞬迷いの尾根分岐だったピーク。今回は記憶もあり難なくクリアーして一旦急降下します。
(尾根周囲の斜面は味な黄葉が続きます。)
前回、はっきり意識しないで横断してしまった舟石新道を横切ります。木の杭が打ってあって、近くにブリキの板もあります。かつて、ここの古道を歩いた時のことを少し思い出します。その古道を横ぎって一般ルート(お山めぐり)と合流しまし。その合流より上は紅葉は終わり気味。さあ、お山めぐりコースも、この日の楽しみの一つ。です
(去年の7月に来た時は、損傷していた橋。今回は損傷箇所も修復してありました。)
お山巡りは、かつて一度秋にあるいた時、岩壁の潅木が秋色に染まって岩と絶妙のコントラストの風景を見たことがあります。今回一番見たかった、馬の背からの巨大岩壁の前に来たら、こんな風景しか見られませんでした。
気を取り直して、なおもコースを進みます。庚申山登頂をし終わって、下山する人たち10人ほどとスレ違います。
(ところどころ、絶妙な風景を楽しめます。)
(ガスっぽい中、晩秋のめがね岩)
大岩の裾を巻いて進みます。見上げると、潅木の色彩が絶妙。私はこういうのも、好きなんですよねー。
(大岩と潅木紅葉)
(大岩と潅木紅葉 2)
(大岩と潅木紅葉 3)
お山巡りコースを存分に楽しんで、庚申山荘から上がってくる一般ルートにも合流です。秋に来るといつも同じ写真を撮ってしまう、岩陰ともみじ逆光の画像。今回もいい感じの光が差し込んできました。
(大岩と潅木紅葉 4)
一般ルート合流後も、なんだかんだ急な登りもあったりして、粘って登って行きます。スタートから5時間近く経とうとしているので、山頂まで5時間超の山って、結構大勝負です。今回はヤブ尾根経由のお山巡りコース寄り道と、3人で歩くとただでさえ時間がかかるのは予想していましたが、少し急がないと夕暮れコールドも心配な時間帯です。
山頂周辺にきて、稜線が平坦に近くなると強風が吹き出します。止まっていると寒い体感温度です。5時間20分歩きで山頂に到達。おのおののペアで撮影して展望地へ行くと、庚申山は始めてのAさんは目の前に広がる大展望に想像以上の感激の反応で、山プランを選んだ身としては嬉しいかぎり。
(いつも観て思う異様な形状の皇海山)
県境尾根の斜面は紅葉真っ盛りの様子が見てとれます。県境尾根は蛇行して錫ケ岳、白根山、白根山の右には金精や温泉山も見えていたように思います。
高薙山、山王帽子、太郎、たぶん二つの真名子のピーク、男体山と連なりが見えています。(P ↓)家に帰って気づきましたが、男体山の手前は大平山だと思います。大平山から県境尾根に続く尾根や、県境尾根も、これだけ見えると爽快です。たぶん、この時間帯より前にきた人はこの景色を見られなかったのではないでしょうか。
展望地では、穏やかな天候ならそこでゆっくり食事といきたかったのですが、寒すぎて少し下ってから食事することにします。山頂を後に、急降下を始めて少し下った岩のテラス状地点で、塔の峰、銀峰、朝登ってきたヤブ尾根をみながら少しゆっくり食事しました。
(一般ルートの岩場も見所多し。)
コース上脇の紅葉。下るにつれて、また紅葉ももどってきます。
(岩場とはこの辺でお別れ、また来年6月に再開かな。)
時間も押し気味ですので、一般ルートをグングン下ります。しかし周囲の紅葉も侮れないので、写真ストップも結構あります。
(かえる岩と紅葉 )
沢が近づいてきて、沢音を聞きながら下ります。その周辺は紅葉も色づき始め?か、そのため緑が帰かえって美しいです。黄色/緑の紅葉帯。
七滝には寄っている時間はないかと思いましたが、少しだけ見物です。周囲は紅葉がやはり綺麗でした。
(夕闇迫る渓谷沿いの紅葉)
一の鳥居を16時通過。銀山平に着くのは、日の入時刻を少し過ぎるかなと思います。紅葉の林道をひたすら歩いてY姉さんの車に16:50到達。写真は幾分明るめに撮れていますが、あと数分で真っ暗になるのでは、といった状態でした。日が暮れるくらいまで歩いたのも、久しぶりです。今回の計画者は自分になるのですが、もう少しコースタイム他諸もろ管理をしっかりしないといけないと思いました。とはいえ、久しぶりのメンバーでの山歩きで、味わいのある紅葉見物と、ヤブ尾根歩きと岩のお山巡り歩きと、庚申山頂の大展望と、盛りだくさんで楽しめました。
山歩きのしめは、この場所にきているならここしかないでしょう、といった感じで、かじか荘の秀逸な湯に浸かります。露店風呂から見る、渓谷の対岸の山は真っ暗でした。 ■■
朝,いろは坂は厚い雲に覆われていたし,二子山から見た限りでは,雲海に覆われて見えたので,まったくダメだと思ってたんですがネ。ちょっと意外でした。
笹ミキ沢右岸尾根は急峻でしょう(笑)。彼処は下りに使う分には,さほどでも無いケド,登りでは使いたくないなぁ~。
七滝周辺の紅葉,餅ヶ瀬辺りでも遅いとは感じましたが,まだ十分,楽しめたようですネ。
私たちが庚申山山頂に達した時は13時過ぎてましたので、かなり天気が好転していった時なのでしょう。見える方向の範囲、全て見通せました。
お山巡りに合流するまでの尾根あるきは、ほぼ雲の中の歩きでした。
笹ミキ沢右岸尾根は2度目ですが、急でしたね。でも時々なだらかな癒しの尾根道になったりもしますね。
百丁目標石から一の鳥居あたりは、まだまだこれからといった色づきの木もありましたが、それでも紅葉は十分楽しめました。
実際はそんなことないんですね。麓から黄葉やカエデの紅葉を楽しむには10月末に行くべきだったようで。私の行った時は右岸尾根の黄色いのもカエデもほぼ色づいてませんでした。
尾根分岐ピークのところで塔の峰方面を見る写真にこっそり写り込んでいるシャクナゲさん、瀑泉さんや私が右岸尾根を歩いた時の写真にもでてきてニヤリとしました。
山頂近くから展望もばっちりで言うことなしですね。
あの林道の紅葉が熟しきった時は、とても綺麗なんですよ。あのシャクナゲさんの画像は、実は進行方向の小ピークを撮ったものなのです(笑)。文章の書き方が、判りづらくてすみませんでした。
あの尾根の周辺はシャクナゲの花の季節も綺麗なんですかね?。
私は庚申山に10回以上登っていると思うのですが、あの展望のよさは、今まででもトップクラスだと思います。歩きたい稜線がたくさん見られました。
庚申山の紅葉、やはりなかなかのものですね。上はさほどでもなくなっていますが、下はかなり盛りだったようですね。
下り歩道の周辺の紅葉はさぞきれいだったでしょう。
時間があれば、天下見晴らしに寄るという手もあったでしょうが、ちょっとガスがかかっていたようで、山腹の紅葉がうまく見られたかどうか。
先日、庚申林道で、橋を渡って亡くなった方がいましたね。その記事を見て、今季はどうも庚申山に行く気がしなくて。
紅葉は予想どうり、とても良かったのですが、これで晴天ならどんなに綺麗だっただろうと、皆で言ってました。
天下見晴らしへの寄り道(もしくは尾根直登)は、また次回と今回はやめました。
庚申山の山頂の展望地で、Y姉さんは松木沢方面に向かって「たっそがれさーん」ってでっかい声で叫んでました(笑)。
庚申林道の事故?って知りませんでした。ネットで探しましたが、今のところあたりがないです。
登りのヤブ尾根は独りで登るなら、問題ないのですが、一般道中心の仲間を連れるには、少々嶮岨でした。
お山巡りコースは、始めて歩いた8年くらい前は、もっとヤバイ地点があったと記憶していますが、今はその危険地点は迂回したのか、多少一般的になったのではないでしょうか。
紅葉は、7合め以降は特に楽しめました。