
入山日 2015年2月11日(水)
11日は祝日でなな”は1日フリー。栃木市の車のショールームに見たい色の車があるようなので、それらを訪ねる用事を考慮した山を考えてみました。直前にたそがれさんが中山を歩いた記事がありました。まだ熟読していない状態でしたが、内容をよく読む前に行ってみるのもいいとも思いました。
晃石山は、昨年12月に大平山から岩舟山まで歩いたばかりです。中山はその時の復路で長い長い車道歩きの際、中山を目指して歩く局面が多かったので印象に残っています。今日の歩きの目的のメインはたそがれさんと同様、中山です。
大中寺前の駐車場は想像以上に大きく立派なものだった。
(歩き出してすぐ大中寺の脇を通過 )
コース: 大中寺P 9:30 --- ぐみの木峠 9:57 --- 晃石山 10:22 --- さくら峠 10:48 --- 林道へ降下 11:08 --- 中山取りつき(北側から)11:34 --- 中山山頂 12:17 --- 民家裏(126P東側)に降下 12:46 --- 大中寺P 13:20
この日は結構暖かい予報だった。なるほど、刺すような寒気がなく、心地よく歩ける。樹林の中の斜面を登り、(P ↓)30分かからずにぐみの木峠に到着、ここまでのコースは初歩きだった。
峠からは、2か月前歩いた尾根道を歩いて晃石山をめざす。展望の良い場所から南や東方面の眺望が開ける。眼下に中山の山塊、遠くに筑波山が見えた。
多少のアップダウンはあるものの、基本緩やかに登って、たいして歩いたと思わないうちに晃石山山頂に到着。ここまで、かなりの数のハイカーを見かけたし、山頂にも数人のハイカーが休憩中だった。相変わらず人気の山のようだ。
(山頂から遠く日光連山が今日は見えた。男体山の左手前は星野の里から登れる三峰山のようだ。)
晃石山山頂から25分程度の歩きで桜峠に到着。(p ↓) 峠にあるベンチでは数人のハイカーがそれぞれ休憩中だった。ここからは稜線を降り林道まで下る。馬入山まで行きたい気持ちも少しあったが、下山後の予定もあるし、なにより中山歩きがまだあるので、馬入山までの歩きは自粛した。
林道というか、舗道に降り立って、しばらくはその道を東に進む。車はほとんど走ってこない。時々、自転車の人が走ってくる。サイクリストは格好いいし、やってみたい気も少し起きる。お会いしたこともある”つるると”さんによると、自転車も最初はわずかな距離を走るとへばってしまうところから始まって、だんだん慣れると恐ろしく長い距離を走れるようになるらしい。実際そこまで手がまわらないのが実情。
舗道歩きは結構長い間していたような気分だけれど、正味25分程度。大中寺の駐車場付近まで戻って、そのまま中山の取りつき地点を目指す。自分の考えている中山取りつき点は北側、車道を横切って破線ルートに少しだけ入った北側斜面の尾根末端的な場所から。
実際行ってみると、破線ルートは関東ふれあい道だった。
(中山の北側末端を望む。)
ふれあい道に入って2,3分歩いたか。道が分岐する地点があって、そのあたりの斜面が取り付きやすそうだったので、そこからヤブ入り。(p ↓)
ヤブ斜面取り付き直後こそ、多少のヤブがあるも雑木をうまくかわせて進める。急傾斜を数分登ると、いつのまにか尾根型の上らしい所を歩いていて、傾斜もゆるくなってきた。
ヤブ突入数分で稜線の上のような地点に乗れて、前方を目指せるようになる。(p ↓) その辺からはほぼ平坦歩き。踏み跡はうっすらあって、大部分が追うことができる。障害ヤブはほんの少し。
中山取りついて20分くらい?で最初のピーク164に到着。山名板他、何も無かった。樹林の中、しかし天気がいいので開放的な明るい雰囲気のヤブピークだった。(p ↓)
164pから基本南東方面に尾根伝いに進めばいいはず。次の148pに山名板があるようなので、行ってみよう。164pから少しだけ進んだ地点のヤブっぽい地点で、前方で何かが歩いている音が聞こえた。鹿?、あまりこの山にいそうもない。じゃあ、イノシシか、いかにもありそう。今日はとても暖か、もしかして目覚めたクマ?? その音、こちらに近づいてくるようだ。今日はストック1本しか持ってないぞ、戦うしかないかな?。とか考え出していると、緑色っぽいザックが見えたので一安心。こちらも人であることを知らせるように鈴を鳴らし、咳払いなどをして止まっていた。
ヤブの向こうからは単独のおじさんが歩いてこられたので、ございさつ。こんなマイナーな山で人に会うのもなんだか面白いもので、あちらもそう感じてくれたのか、いろいろお話をした。
なな”より一回り以上先輩で、埼玉方面から栃木の山などへ遠征を繰り返しているとのこと。特に鹿沼周辺はよく歩かれていると言っていた。ザックからたくさんの地形図を出して見せてくれた。文挟の地形図をみながらお話すると、お天気山とか次石とか小倉城山だっけ、そんなのはみんな登っていて、マルボ山はこれからだと言っていた。(なな”もこれから)。
日本300まであと20で、奥様は300を完歩しているとも言っていたかな、凄いな。文挟地図のヤブ山を歩いているのだから、趣向的になな”と似ているのだろうと思った。
中山については、初めてきたけれど案外面白いね、と自分と同じような感想を述べられていた。126pから歩いてきたようで、126pの先、鉄塔あたりから階段の道があるよ、と教えてくださった。
結構、話をして、話の内容から、なな”がブログをやっているとわかったようで、ブログ名を訊ねられた。ななころび”と名乗っている旨お伝えすると、見たことがあるようなことを言われていた。ついでにノラさんとかと、歩いたりもしますよと言うと、「ああ、ノラさんね。」と明確にわかっておられた。(ハイトスさんも知っていました。)
また、どこかの山でお会いしましょうとお別れ・・・。石原慎太郎をおおらかにしたような感じのおじさんだった。
(おじさんはマークだらけの文挟の地形図を見せてくれたのだった。)
埼玉おじさんとお別れしてしばらくは明るい雑木の尾根歩き。薄く踏み跡があって、大部分追える。時に踏み跡を外すので、ヤブ歩きするもすぐに復帰するパターン。(p ↓)
最初のピークからたいして歩かず148pピーク、ここが地形図上の中山のピークとなるようで、山名板が2枚でほど木に付いていた。
山頂は木々に囲まれているが、この季節、葉がないので、北側大平山の稜線が木々の間から見えた。
山頂から南に進み次のピーク126pはなんだかどこがピークかわからない長細い平坦が続くピークだった。ここで東に方向転換。天気もよく風もないので、明るい雰囲気の歩きができ、印象もよい。薄い踏跡を追う。
尾根を下り出す。すぐ下に街、ヨークベニマルのでかい駐車場がすぐ下に見えた。埼玉おじさんが言っていた鉄塔かな、すぐ脇を通る。そこから踏跡は不明瞭になって、ちょっとヤブっぽい斜面を下った。おじさんの言っていた階段には出会わなかった。すぐに民家の屋根が見えてきて、小さな神社のある民家裏に降り立った。
(ここに降下して、すぐ車道に出られた。)
細い車道は車も人もほとんど来ない田舎道だった。ゆっくり中山の東側を歩いて大中寺に置いてあるスバルを目指す。途中、前から散歩の人が来たと思っていたら、埼玉おじさんだった。そうか、よく考えたらこうしてまた会う確率が高いコースなのだ。お互い笑い顔になって、また少し談笑。中倉山のことをご存じないようで、紹介したら興味をお持ちのようだった。お互いかなりの頻度の入山回数のようなので、いづれまたお会いするでしょう。
あまり期待もしていなかった中山は趣向的には、小粒ながらも面白かった、それとおじさんと会ったことがよりその印象をより強くさせてくれたように思う。 ■■
(復路、さっきまでいた中山の一部を望みながら歩く。)
(大中寺の駐車場は朝同様、満車に近い状態だった。)
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