日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

リハビリ登山第二段は、足尾の秋満喫あるきになった。 足尾/袈裟丸山

2013-10-17 00:45:40 | 山行

入山日 2013年10月13日(日)  (晴) 甥あつと・・・     (折場登山口から4,50分の地点から見た袈裟丸山連峰)
負傷した左ひざ下はだいぶ良くなってきました。普段の生活ではほとんど意識しないくらい。(膝を鋭角に曲げたり、正座の姿勢になると結構まだ痛いです。) 13日は足のリハビリを兼ねて、久しぶりにあつ”とふたり歩き。あつ”とは今年初夏の社山/大日崎尾根歩き以来です。向かったのは足尾/袈裟丸山、なな”にとって、意外にも初の袈裟丸です。 今日は子連れでもあるので一般ルートで、なにも初歩きでヤブ尾根から入ることもないでしょう。 そろそろ始まっているはずの紅葉も期待しての山行でした。今回は一般みちでもあることですし、記事はちょっとサボってダイジェスト的に・・・

登り口は沢入駅付近から林道を山深くまで長らく走って入った、折場登山口。ルートは明瞭、歩きやすい。あつ”を先に行かせると、写真を撮ったりしているうちに、あっと言う間に大きく離される。(P ↓)


COURSE: 折場登山口 6:45 さいの河原 7:45  小丸山 8:33  袈裟丸山(前袈裟) 9:55-10:15  小丸山 11:25  さいの河原 12:06  折場登山口 12:58
(一休みできる平坦歩き、とっても雰囲気のよい尾根歩き)


草原状の急登をこなしたり、気持ちの良い尾根道を歩いたりして50分経過した地点から、広い尾根の中の賽の河原状のような中を歩く局面が増える。この日は風がかなり強く、帽子が飛ばされそうなほど。天気は素晴らしく、歩き始めの駐車地からして富士山が見えていた。




尾根道の進路左には桐生の街だろうか、遠くに富士山がくっきり見えた。


小丸山への登りはこのコースでは珍しくちょっと急登。


2時間かからずに小丸山に到着。ピークからは袈裟丸連峰や鋸、庚申山方面、日光連山方面がくっきり見える。袈裟丸連峰をこれだけ近くから見るのは初めて、稜線に最後這い上がる斜面は、想像通り急だなー。
(小丸山からみた袈裟丸連峰)



小丸山からは一旦少し下って鞍部へ、ここが少し前みー猫さんが泊まった天場か・・・。今の季節、とってもいい雰囲気の鞍部だった。


避難小屋前を通過し、袈裟丸に向けて登り始める地点。開放的な森の中をなだらかにつめて行く。


目の前に初めて近くに見る(前)袈裟丸山。(P ↓) このあたりに来てあつ”がちょっとばかり燃料切れ。少々最近運動不足のようで、歩みが遅くなる。前を歩かせたり、自分が前を歩いてペースを作ったり、ストックを2本で歩かせたりする。



袈裟丸山山頂、直下はかなりの急な登り。地形図を見て、想像していた。袈裟丸山山頂(前袈裟)から後袈裟方面は南北に県境尾根、地形図を見ると、その尾根の東側はきわめて急峻な地形を想像させる表記がひと目で見て取れる。前袈裟への登りはその斜面の一部をつめているということなのだな、と思いながら登った。



避難小屋通過までは、急登は少ない山の印象だったが、最後のつめはそう甘くはなかった。何とか、頑張り頑張り続けるあつ”。 車酔い? シャリバテ? のような感じのようだった。


進路右の開けた場所からは北東方面が見渡せる。皇海?、鋸、庚申山、男体山の連なり・・・


時に、枝や木の根や岩のふちを掴みながら登っていく。


登り斜面がゆるやかになり山頂が近いことを予想させる地点。空は以前爽快。


左手から伸びる尾根は、さっき登ってきた尾根だろう。


登りですれ違ったハイカーは2人。山頂にも先客は1名ほど。ここまでは静かな山歩きだった。
袈裟丸山の主峰とされる前袈裟に到着。三角点があった。袈裟丸に一応、初登頂。今日はこの先は行かない。食欲がないあつ”に無理に少しでもパンを食べさせ、その間に、あつ”を置いて、2,3分先を偵察してみた。その先とはもちろん、奥袈裟、後袈裟の続く県境尾根方面。
山頂から1分も行かないうちに、見事な展望地に行けた。三角点周辺とは比較にならない大展望。武尊、県境尾根、鋸、庚申方面、白根、男体山方面と大パノラマ。これは独りで見るのはもったいないと、あまり乗り気でないあつ”を呼びに戻り、見物させた。そこから続く県境尾根を歩くのは、いろいろな意味でかなりスリリングな体験になりそうな気がするが、いつかやってみたいと思う。つい、数日前、みー猫さんが辿られた尾根だ、自分はまたいつか・・・。

展望を楽しみ、三角点に戻ると、その間に数人の後続ハイカーさんたちが到着していた。挨拶を交わしたかたには、展望地のあることをお知らせした、結構皆、知らずに、山名板(三角点)で折り返ししようとしていたみたい、それではいかにももったいない。


県境尾根(左)から、男体山まで。中央に白根山。


北に続く県境尾根方面。結構ヤブっぽいが、出だしの踏跡は薄くではあるが有るようだった。


20分ほどいた山頂を後に、下山は来た道をピストン。振り返り急峻な県境尾根。


調子が今ひとつのあつ”、急ぐ旅でもなく、休み休み進む。


非常に気持ちのよい避難小屋周辺の鞍部、小丸山への最後の登りを前に、大休止。眠かったのか、あつ”は横になってお休み・・・


さっきいた袈裟丸山をバックに、小丸山に到着。 あつ”のこの絵が、この日の調子を物語る。ガンバレ。 自分はというと、左膝下のケガのせいでここ2週間ほど、なるべく歩くことを控えていた為か、本調子ではない、普段の山では感じない、倦怠感のようなものを足に少々感じてしまっていた。


この日、1400m超の標高では紅葉はかなり綺麗だった。


賽の河原への尾根道もいい感じに色づいていた。山頂から下る間は、かなり多くのハイカーが登ってきた。団体さんも含めて30人くらい入ったのではないか。


賽の河原周辺、(上部)。


塩あめとかチョコとか食べさせていると、あつ”の体力が回復してきた。紅葉の鮮やかさが気分に影響でもしたかな・・・


賽の河原ではあつ”は寝転んでスマホなるもので、写真を撮ったりしている。軽口が出てこれるようになり、元気も回復したようだ。それにしても、賽の河原の風景は一種独特である。



ススキの茂る秋道、あつ”にとっていい思い出になってくれると良いのだけど。
なな”にとっては、久しぶりにあつ”との登山。それも未知の山の初登頂、三角点ひとつの収穫。 しかし何といっても、袈裟丸を基点としたバリエーションルートをいくつか偵察というか、実際に歩いてみて、尾根筋を確認できたのがよかった。これから何度も来る山域になる予感がする。そして、この山域、まだ少し紅葉は早いかなと思っていたが、結構いい色を楽しめたのも収穫だったかもしれない。 ■■




最後にこの草原状を下って、少し樹林帯を抜ければ、今日の歩きはおしまい。



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2 コメント

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袈裟丸 (みー猫)
2013-10-19 20:55:21
こんばんわ。
お疲れ様でした。ついに入り口を見ちゃいましたね(笑)登山道で訪れても、印象深いので、袈裟丸は面白いと思います。ヤシオの時期の再訪決定じゃないですか?それはそうと、あつクンはシャリバテだったのでは?
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みー猫さん (ななころび)
2013-10-20 14:17:15
こんにちわ。
みー猫さんの記録を見ただけの袈裟丸でしたが、実際前袈裟まで行ってイメージがつかめました。当日は最近では珍しく快晴登山に恵まれました。
前袈裟から奥袈裟、県境尾根方面を見ましたが、自分には一筋縄では行かぬような、ちょっとした胸騒ぎを覚えました(笑)。
あつ、は下山中になんとか回復し、今市では牛丼(並)を食しておりました。もうちょっと鍛えさせます。
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