日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

袈裟丸山でまったりツツジ見物あるき   前/ 後袈裟丸山

2016-05-13 21:21:11 | 山行
2016年5月5日(GW) WITH: Aさん 
5/5は山友のAさんと足尾の山歩きです。足尾の山あるきといっても、ヤブ尾根狙いではなくて、アカヤシオや他のツツジがみられるといいねー的な目的です。せっかく他県から遠征のAさんが来るのなら、旬の花を見てみたいものです。通常の5/5ですとアカヤシオは早すぎの時期のようですが、ヤマレコ情報などから、ぼちぼち下のほうは咲き出していてもいい頃ではと、淡い期待をもってのスタートです。Aさんといえば、お馴染み私の相棒のY姉さん繋がりなのですが、今回Yさんは膝痛の為、欠席。膝痛はくせになると怖いです、この記事の方法ではだめでしょうか?。
袈裟丸山の一般ルートのあるきです。超メジャーなコースと思いますので、記録はさくっといきます。


折場登山口の駐車場は7時前だというのにすでに満杯で、近くの路肩にも溢れて止まっています。あと10分早ければ止められました。仕方がないので、少しだけ来た道を戻って、沢状の地点のヘアピンまで下って広いスペースに路駐します。
(ここからスタート)



コース: 折場登山口/周辺路駐地  --- 小丸山 --- 前袈裟丸山  --- 後袈裟丸山  --- (復路はピストン) --- スタート地へ

ミツバツツジがまばらに開花している樹林帯をしばらく登って行きます。視界が開ける一本道の登りの展望地では、両脇や上部にアカヤシオの花が点在して綺麗に見えています。西隣の沢沿いやその上部の険しそうな尾根には、アカの花が密集しています。もしかして、この先コース周辺も綺麗かも、と期待が高まります。
(振り返って、赤城連峰)



左前方に袈裟丸連峰がつらなるように、見え出してきてコース脇のアカヤシオの花を鑑賞しながら進んでいきます。



開いたばかりのような花が多いので、とくに色鮮やかに見えるように感じました。



賽の河原も、この時期はピンクに包まれています。普段と雰囲気が違って見えます。



途中小丸山の大展望で、おじさんおばさん達と日光方面の山座同定をします。Aさんもこの位置からの山座同定は新鮮らしく、見える山の山名を教えてあげると、ひとつひとつ確認しているようでした。で、その後は避難小屋経由で平穏な林を抜けて、袈裟丸主脈の稜線直下の急な斜面に取り付いていきます。
前回来たときの印象で、前袈裟丸直下の登りはものすごい急登のイメージでしたが、今回は比較的優しい急登に感じました。
(急登途中の森の中)



前袈裟ピークに到着で、山頂には数人の登山者が休憩中です。記念写真を撮って、さてどうしましょう。このピーク自体はあまり展望もよくなく終わった気がしないのと、この先は自分も未踏ですので、後袈裟丸ピークまで行ってみることにします。
前回来たとき、そちら方面の様子を偵察していて、ある程度のヤブを予想していたので、Aさんがヤブに嫌気をかんじたら引き返すという条件つきでのスタートです。
最近のAさんは11日の屋久島遠征あるきや、42KMの秩父7峰縦走完走なんかをしているので、ここの稜線歩きはどうってことないとの、なな”の予想です。最初こそ、ばしばし両側から体に触れてくるシャクナゲ他のヤブにヤバイと思ったのか、ほんの一瞬進行を躊躇する風にも見えましたが、その後はたいしたヤブ風なルートもなく、少々荒れている一般ルート的をすすみます。前袈裟丸を少しだけ降りて進んだ地点、10:35頃 少しヤブっぽい尾根上で、後袈裟方面から来た山なれた印象の単独の紳士とすれ違いご挨拶だけしました。サクラマスさんが同日のそコースを歩かれていて、もしかしたらと思っているのですが、どうでしょうか?。もしそうだったとしたら、いろいろお話したかったなー。
(これから行く後袈裟方面)



(上州武尊と遠くは谷川でしょうか)



前袈裟丸から後袈裟の稜線は、歩きとしてはやはり自分にはこの日の中で一番面白い。少々のヤブ、少々の危険な稜線、垣間見れる展望を楽しみます。この辺で、若いカップルとスレ違います。結構前袈裟丸の先も歩いている人はいるのですね。
(登ってきた方面の尾根が見えています。)



一旦急に下る地点を用心して降りて、鞍部周辺が八反張という地点なのでしょうか。通行禁止の看板が前袈裟にありましたが、用心して自己責任で進みます。補助の鎖を固定するポールが一部浮いていて、あまり信用する気にはなれませんでしたが、ないよりはマシという感じです。




鞍部の危険地帯からは、笹原の急斜面を一気に急登します。笹原の中に薄い踏み跡があって、笹に隠れたその踏み跡を辿って、登って行きます。






鞍部からは一気に登って、それはそうも長く続かず後袈裟に到着です。でっかい案内板がありました。その先にちょっと行って展望地を求めましたが、すぐ行ける場所にはなさそうなので、断念。後袈裟山頂で、奥袈裟とその先にある最高点まで行ってきたという、ご夫婦と思われる二人と遭遇します。奥袈裟、最高点間は激ヤブだったとおっしゃっていましたが、どんなヤブなんでしょう。南西尾根を登ってきたとか言ってましたし、かなりの実力者グループとお見受けしました。




今日の最終地点のこのピークで、ゆっくり休憩します。Aさんも少々ヤブっぽいこの稜線は新鮮だったようですが、やはり滅多に遭遇しないくらいの荒れたルートと感じたそうです。この稜線の多少のヤブにちなんで、いつもお世話になっている私の先輩がたの話なんかをしました。
その後の行程は大幅に割愛で・・・
(小丸山で、袈裟丸連峰を間近に見てお別れ)



賽の河原脇のアカのお花畑を寄り道したりします。






見事に連峰が並んで見えますね。今となっては、全部わかります。この日の朝まではイマイチよく判らなかったのですけど。



おっと、なな”の好きな淡い色の花も出てきました。一番心に来るのは、この色なんだよねー。下山の歩きはもっぱら、お花見と撮影会と化しています。


展望地の下りを過ぎて、もう登山口までわずかな地点で、隣を歩いている夫婦連れのおばさまのほうが、東隣の尾根の稜線を見て、騒いでいました。つられてその稜線を見ます。なんと、稜線のセンターやその下部の斜面が一面ピンク色に色づいているではないですか。その稜線は明らかに自分らが今日歩いた尾根とは異なる尾根になるはずです。その稜線のピンクを観察は、その後終始、XVの回収場所まで続きました。
15時を少し過ぎて、XVの待つ路駐スペースに着いて、なな”がシューズを履き替えている間、本日の相棒Aさんは沢の入口まで行って、例のピンクの稜線や、急峻な斜面に咲くピンクの群生地を偵察していたようです。聞く所によると、沢の箇所から少しだけ踏み跡を辿って、登ってみたとか・・・。この人もちょっとなな”のお仲間のかたがたの話を聞いて影響を受けちゃってます(笑)。案外、バリエーション歩きの素養があるような気がしますが、本人はそんなつもりは毛頭ないようです。
袈裟丸はなな”は前回アカヤシオとは関係ない季節に来ているので、アカヤシオに染まった賽の河原周辺の山道の魅力再発見。それとピンクに染まった怪しげな未踏尾根はちょっと歩いてみたいし、奥袈裟やその先の稜線とかも行ってみたい。いろいろ新たな魅力発見の山あるきになって、この機会を作ってくれたAさんに、今回は感謝です。帰りに寄った、かじか荘の温泉の湯は秀逸過ぎです。 ■■


(肉眼で見ると、ピンクの稜線尾根と化していました。)


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4 コメント

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残念です (サクラマス)
2016-05-13 21:49:43
ななころびさんこんばんは。すれ違った紳士風の方は私ではありませんね。ななころびさんが前袈裟丸山を通過していた時に私は山頂で昼食してました。木の下でポツンと一人登山道脇に腰を下ろしてました。若いカップルとは私が後袈裟から来た時にすれ違ってます。僅かな時間差のニアミスでしたね
お会いできていれば、少しでもお話したかったですね
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盛りだくさんの袈裟丸 (A)
2016-05-14 09:14:09
ななさん、こんにちは♪
ありがとうございました(≧▽≦)
袈裟丸は美しい笹原あり、アカヤシオ盛りだくさん、小丸山の素晴らしい展望、後袈裟の大冒険とたくさん体験できて楽しい山行でした✨
あの、奥様が発見したアカヤシオの群生が自分の想像している尾根の上にあるんじゃないかと考えたら確かめたくなってしまい、少し沢沿いを登ってしまいました(笑)あはは!素養ありですか!?✨まだまだ未熟者なのでおとなしく、机上で空想して楽しんでいます。また、いろいろお教えください♪
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サクラマスさん (ななころび)
2016-05-14 17:22:29
こんにちは。
そうですか、すっかりサクラマスさんだと思っていたんですよ。私とサクラマスさんは前袈裟山頂ですれ違いだったんですか。すぐ近くにいたんですね。
また、どこかのヤブ尾根でばったり遭遇お願いします。
今回サクラマスさんが辿った尾根は、いづれも私は未踏ですので、いつか歩いてみようと思っております。
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A さん (ななころび)
2016-05-14 17:58:33
こんばんは。
袈裟丸歩きはとてもよかったですね。今までの私の袈裟丸で一番よかったな。後袈裟まで行ったのは初めてだし、今度もっと奥までチャレンジしませう。
あのピンクの尾根、下から見た風景は凄かったね。8日はわけあってロング歩きできない事情があって、あのピンクの稜線を歩いてきたんですよ。(最終目的地は二子山にして) ちょっと攻められない理由があって、斜面のツツジを見るとか探索は十分できなかったけど、やっぱり綺麗な花の尾根でしたよ。
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