
入山日 2014年9月15日(月) Aさんと 晴/曇 (避難小屋上部から観た白根山山頂部 )
15日は、霧降から女峰山などを一緒に歩いたAちゃんが遠征で栃木へ。未踏の白根山を初歩きしたいとのことで、一緒に歩くことになった。Aちゃんとは相棒Y姉さんつながりでの山友で、今回はYさんの都合がつかず不参戦。「二人で行っておいで」となり、Yさん公認の歩き(笑)となった。
なな”としては、ブログを始めてから白根山周辺のヤブ尾根などは結構歩いていても、山頂に立つのは結構久しぶり。甥っ子と来た4年前以来かしら。Aちゃんは単独で北アを数日も縦走してしまう脚力があるのを知っているので、白根山の他に前白根山、五色山もぐるっと辿ってしまおうと考えていた。晴れの大展望を見せられるかもしれないと、数日前から楽しみだった。
駐車場から3分ほど歩いた地点。向かって超えていく稜線が見える。この稜線は五色山の座禅山の稜線なのか、それはもっと奥にあるのか。いつも、明確には判らない。(P ↓)
コース: 菅沼P 6:40 ・・・ 弥陀ケ池 8:13-28 ・・・ 白根山山頂 9:44-10:15 ・・・ 避難小屋 11:03 ・・・ 前白根山頂 11:43 ・・・ 五色山山頂 12:21--48 ・・・弥陀ケ池 13:33 ・・・ 菅沼P 15:15
料金徴収体制が強化?された菅沼の駐車場。6時ちょっと過ぎに到着、まだ車は半分の入りで予想したよりすいていた。弥陀ヶ池への登りは樹林の中の登り、時に急に登るそのコースは尾根歩きではない。前回ここを歩いたのは、2年前漆黒の闇の中を深夜3時台にここを登って錫ヶ岳を目指したことを思い出した。コース周辺はいかにも日光らしい深山の雰囲気。
約1時間30分で弥陀ヶ池に到着、紅葉にはわずか1週間早いかというところ。木々は微かに黄色めに色づき始めていた。ビューポイントで他の登山者たちと記念撮影をしあう。池のほとりでゆっくり休憩。
弥陀ヶ池から少し歩きづらい急登を少しこなすと、頂上直下の岩稜帯への斜面に出る。後ろを振り返ると、燧の姿が見えてきて何回も山座同定。歩が前になかなか進まなくなる。
(手前に四郎岳(左) 燕巣山。後方に至仏山、燧。その間に見えるのは越後駒の稜線か。)
岩の壁をよじ登っていくコースの手前、いい感じに色づいている木々があった。その向こうに日光連山が見える。(P ↓)この日の天気は陽射しはあまりなく、風は穏やか、歩いていると暑くも寒くもない。歩く上ではいい状態。陽射しがない割には、遠くの眺望までかなり見えてラッキー。
日光連山の脇、もっと遠くには男鹿山塊と思われる山並がみえていた。この場所から、あの辺の山を意識してしみじみ見たことは今まで、一度もなかった。ここ1,2年であのあたりの山も通いだしてきたので、思い入れができたのだろう。その向こうに少し見えているのは、那須連山になるのだろうか。
山頂直下の岩壁の間を歩くような地点。前後にいる登山者はいつもよりだいぶ少なめ。自身の足の付け根の状態は今日は悪くない、違和感なし。昨日の山では違和感ありだったのに、どうしてなんだろ。
岩の斜面を登りきって、岩のテラスのようなビューポイントで撮影タイム。燧、会津駒、手前に鬼怒沼、黒岩山、眼下に弥陀ヶ池、菅沼、丸沼の3沼が見えて大好きな場所。
岩場のビューテラスから少し岩を超えて、火山岩のザレ地を少し登って山頂部に到着。いつきても気持ちのよい場所だ。男体山の脇に朝の日を浴びて輝く中禅寺湖が見えた。
山頂の三角点の周りは人でいっぱい。初登頂のAちゃんの記念撮影だけしてすいている場所に退去。一段降りた平坦地でゆっくり休憩。富士山もの上部も見えていて、拡大して撮影したりした。山頂も寒くない程度で快適、錫ヶ岳はやはり思い入れのある山でついつい見入ってしまう。その山の西のほうからガスが巻いてきていて、時折錫ヶ岳は見えなくなったりした。(P ↓)
山頂からは避難小屋経由で、登り返して前白根山へ。そこから五色山に行く計画。
山頂周辺、丸沼からのロープウェイ利用のハイカーが到着しだして、かなりの賑わいになる。なな”としては、足の状態は本日はいいが、白根山に来ると時に感じる頭の鈍痛が少しだけ感じられた。この程度の高度で軽い高山病なのかな?。
山頂周辺で以前、その場で知り合った人に教えてもらったコマクサのあるポイントを見に行った。Aちゃんに見せてあげたかったけれど、この時期まさか咲いているとは思っていない。咲き終わった株でも見に行こうかという程度。たくさんは咲いていなかったが、何株かまだ深いピンク色というか、赤が濃い花をつけていて嬉しかった。自然保護の為、写真は載せず。代わりに大好きな白根隠山を。。。(P ↓)
五色山はこの日は、深いエメラルドグリーンだった。前白根山直下の斜面は早くも変色していて、紅葉が始まっているようだった。
避難小屋周辺は黄色のお花の群落と下にハクサンフウロもところどころ咲いていた。2段階の窪地は話だけして、足は向けなかった。
避難小屋に到着。この日は小屋の周囲も人も少なく静か、いつもこの辺ででてくる鹿達も姿を見せなかった。
避難小屋からいけそうなので、他2山を周回することにして一旦登り。この上りルートが結構よかった。早くも紅葉が始まっていて、特に稜線に達する前の上部では黄色葉のトンネルを歩く感じだった。
淡い紅葉が始まっている色彩の向こうに、堂々とした白根山の姿が見えていた。
稜線にでて、白根隠への道と逆方向に前白根方面へ。ミヤマオダマキの咲き終わりのお花畑を通過して、前白根山に到着。(P ↓)
前白根山の山頂周辺は風がいつもと同じ強くてたまらないので、休まず次へ。稜線を辿り、白根山の眺望を楽しみながら進んだ。五色山に着くもここも今日は静か、単独青年が一人だけの山頂だった。ここでゆっくり休憩。
(五色山は白根山のビューポイント。沼をはさんで、白根山の大展望)
五色山から弥陀ヶ池へのルートは最初は緩やかに下る。その後地形が意外に複雑で、結構面白い。変な窪地や二重山稜のような場所がでてくる。なな”は意外にも軽い頭痛が原因か、ちょっと不調気味。このくらいの距離の歩きで変調とは少し珍しい。
五色山から弥陀ヶ池へのルートに合流。その位置は白根山山頂直下で、見上げるとわずかに始まった紅葉が見られた。
弥陀ヶ池に着く頃には陽射しがでていた。池の周りも比較的静か。この日は白根山にしては静かな歩きができたんじゃないかな。ここでまた、休憩を。
この辺までは体調もなんとかだったが、この先の下りが正直、少々辛かった。ゆっくり歩いて下って、後半長く感じたことだけを覚えている。その間、いろいろAちゃんに話しかけてもらえていたのを覚えているのだけれど、正直まともに話を返せていたかも自信がない、ごめんなさい。車にヤットの思いで着いて、トイレに行く途中で吐いてしまった。まあ、こんな日もある、よほど体調が悪かったのか、疲れのたまりなどのサイクルが悪かったのか、それとも単なる歳のせいか・・・。
それにしても、山と歩き自体は素晴らしかった。気遣って、事後メールをくれたAちゃんには山歩きの部分だけ記憶に留めてね、と告げておいた。次回はアウトバックの新車をひっさげて登場の御大Y姉さんと3人で秋の紅葉歩き大会かな。 ■■
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます