
入山日:2013年11月16日(土) (晴) 単独 (北東方面から見た羽黒山、左の長い尾根が登りで歩いた南東尾根。 毎朝通勤時この景色を見ている。)
最近、日本政府の大規模な金融緩和策による円安効果や、欧州の信用不安への過度の恐怖心の後退などにより、日本経済も好況局面に向かいつつあるようで、なな”の会社の業務も多少ではありますが忙しくなってきました。それはいい事なのですが、山に対する面でいうと・・・。
先週山なし週にしてしまったため、16日は朝早くから低山ながら少々ロングの歩きをしようと目論んでいました。しかし前日会社帰りが遅く、睡眠があまり取れなかったので、朝5時に起きたのですが、体がついていかず山行をあきらめました。少しゆっくり再度寝て起きて、女峰方面を観るとなんと素晴らしい天気。せっかくの好天の1日なので、遅くの出だしで問題ない羽黒山に行くことにしました。
車は一般ルートでもある参道入口の鳥居付近のスペースに置く。そこから東北自動車道脇の側道を西に歩き”ゆっぴーの森”なる自然公園から南東尾根に取りついた。この辺は(というか登り全般)昨年の野球親爺さんの記事を参考とした。
(東北自動車道脇の側道から見た南東尾根末端部)
course: 参道入口P ・・・ 南東尾根末端(ゆっピーの森) ・・・ 羽黒山頂 ・・・ 密嶽神社 ・・・(参道経由で下山) ・・・ 参道入口P
この羽黒山、この山のすぐ近くを毎朝通り通勤している。進路右前方から後方に流れていくその山の意外に大きく見える山容を常に見て、いつか行かなければと思っていた。
尾根末端は、自然を利用した公園というか、遊歩道のようなものが作られていた。
公園内の遊歩道の階段状を登り、途中右脇にピンクリボンとその先に踏跡があった。誘われて入るとすぐに三角点地点と思われるポイントに到着。三角点はわかりづらく地面に少々もぐっているらしい。野球親爺さんのように点を探し当てたかったが少しトライしただけでは、探りあてられなかった。
その先、ヤブや踏跡が乏しくなるのを少々予想していたが、予想に反しほとんど明瞭な踏み跡がつづいている。時に自然林も混じり急傾斜もほとんどなく、リラックスして進める尾根道が続く。障害尾根は全くなし。
ところどころ紅葉、低山の為、紅葉にはまだ少し早い気がした。
この南東尾根、全般にわたり踏跡は明瞭。そんなに獣が多く入るとも思えない山域なので、古くから少数ではあるが、人々に歩かれてきた道なのだろう。目印も結構ある。
途中尾根をあわせるような地点でこのような道標があった。この岩”は今日は立ち寄らず、この自宅からの近さなら、また来るときもあるでしょう。
南東尾根と一般ルートの参道の合流点を振り返る。右が登ってきた尾根、左から石畳の参道が合流。
狭い車道を横切るとそこから少し急登になるカラッソ坂と言われる地点。山頂の神社に参拝する時、このあたりまで来ると、煩悩がなくなり頭の中がからっぽになるのでカラッソ坂(カラッ坂)と言われるのだという。現代の登山者の足ではこのくらいの登りでは、脳の煩悩を消し去るのは無理、私の頭は様々な煩悩だらけ・・・
カラッソ坂を登りきるあたりに展望地があった。塩谷町や氏家方面の平野部が一望できる。
歩黒山神社の古いほうの狛犬。
神社本殿前は静かな雰囲気、自分のほかに参拝者のご夫婦二人のみ。
神社を通り過ぎ、山頂三角点は車道の真ん中にあった。
山頂部を北に行き過ぎてこの神社があった。密嶽神社だったかな。
密嶽神社の裏側、北方には薄っすら尾根通しに踏跡があった、野球親爺さんが辿って林道に出たのはこの道?だろうと思ったが、本日は家の事情もあり行かない。また来ることもあるでしょう。
(山頂の山名板に戻る。)
山頂から篠井の山々が一望できた。 そちらの方角から、狩猟をしているのか、または射撃場か? 発砲音が響き渡っていた。
下山は一般参道を歩いてみることにした。
参道は尾根と尾根の合間にあるくぼ地を下っていくコース。ほとんど全面石畳、苔むして滑り歩きづらい。途中、登山の練習にきているようなザック無しのスポーツウェアの単独性とすれ違った。
この参道は、山歩きをするものの身になってみると面白味がない。参道なので、面白いおもしろくないという尺度で見るほうがいけないのだろう。下り一辺倒の石畳の尾根と尾根の合間にあるくぼ地歩きは、あっという間に参道入り口に達した気がした。栃木の登山者にとっては、この山も栃木100の一座、なな”は初歩きだった。おまけは始めてみる三角点2つ(一つは姿未確認)。
自分は、日本100はどうでもいいクチなのだけれど(100山の中に行きたい山はいくつもあるけれど、100をつぶしていく気は全くないという意味) 栃木100は全座一度は行ってみたい気がしているので、今日ひとつカウント。 ■■
羽黒山を歩き終えてまだ時間があるので、少し氏家方面に車で走って、いつも前を素通りして寄ったことのない、星の宮神社に行ってみた。 よく地元の人が神社の「周囲を掃除したり、結構手をかけているのを何度も見ていた。
結構おおきめ、立派な狛犬がいる神社だった。
ついでに、これも自分の通勤路のすぐ脇、塩谷町の大宮というか風見山田付近の村社東護神社に始めて行ってみた。これはしぼれさんの訪問記事を参考にさせてもらっていて、その記事を見なければ一生行っていないと思われる神社。山の中に入っていく道を5分ほど登り辿りつく。
ここの狛犬さんはもっとでかい。話には聞いていたけれど、
こんな山の中にある静かな農村の神社なのに、社殿のアーチ型の渡りは結構珍しいのではないのだろうか?
最後に、なな”の毎日の通勤路の一部を公開。今市から塩谷町に入った地点は3分ほど山の中を走る。所どころ車がすれちがえない。”いったい、なに岳に登りにいくんだよ”というような道なのだ。
仕事帰りが遅いとそうなんですよね。自分の場合、日曜日に回したりしますがやはり中途半端になりがちです。栃木百名山、考えるのが面倒なときいいですよ。普通でないルートから登ったりしてみたりすると静かですし・・・たいていは工夫も無く、消化することが多いですけど(笑)お疲れ様でした~。
今回の羽黒山は、登りで使った三角点経由が登山っぽくていいですね。
私の場合、栃木100は、今年だいぶ増やせました。でもまだ40山は残っているはずです。
みー猫さんの最後のあの山は、来年トライでしょうか。みー猫さんを見習って、こつこつと気長につぶしていくつもりです。
羽黒山、栃百看板!
でも…柱だけで看板なかったですT^T
ななさん、あれから3年、9月には制覇します♪
あの写真の山名板、失くなっていたの?。でも、まあそういうこともよくあるからね。
ああいう板は、公的なものではなくて、個人が取り付けただけだから。。。
山頂のあの三角点を撮れればいいんじゃない。
栃100、頑張ってるみたいだね。