
入山日 2013年11月4日(祝日) (曇り/雨) Yさん、Aちゃんと (いのしし尾根を下る途中から見た、合峰(たぶん)と手前の紅葉)
4日はなな”隊の合同山行の予定がかなり前から計画されていました。しかし天気予報はかなりガッカリ来るような予報です。高山や風の強そうな山はやめよう、できればすぐエスケープできて、温泉に直行できるところ。でもできたら紅葉も楽しみたい。そんなこんなで、直前になな”判断で中倉、沢入や、備前楯南尾根などの候補を落とし、ホーム鳴虫山で紅葉見物歩きすることにしました。意外にも今年、なな”はこの山は今度でまだ2回め。秋は過去1度しか歩いていないし、歩いて自分でも楽しめそう。でも、できることなら歩く行程もひねりが欲しい。何といっても今回参加のAちゃんは、若い女性ながら単独でこの夏、唐松岳から五竜、鹿島槍を超え、スバリ、針の木の稜線を一度に歩きとおしているのです。消防署からの普通ルート往復などでは、物足りなさ過ぎになるでしょう。遠方から来ているわけですし。その為、今回はなな”の詳しい、中曽根尾根を登り、いのしし像に至る尾根を下る計画をもっての山行となりました。 このルートは昨年秋も既に記録を出しているので、今回はタイム記録なし、ダイジェスト的にいきます。(でも意外にも、あの悪天候なのに、写真がなな”にしてはいけてます。ご常連のマニアのかたは、写真だけご覧ください。)
中曽根尾根への取りつきは、志戸淵川を渡ったいつもの尾根末端地点。今日は、連れもいるので、いつもよりマシな取りつき点を求めて、やや上流から攻めたけれど、結局取りつけたのは、いつものろくでもない急傾斜のぐずぐずの草地藪になってしまった。(P ↓) どうしようもない、ヤブの急登は10分足らずで終わることはわかっているが、連れの二人にすまん、すまんと思いながら先頭で登っていった。
COUESE: 旧日光市役所 ・・・ 志戸淵川渡渉点 ・・・ 岩屋観音 ・・・ 鳴虫山頂 ・・・ 合峰 ・・・ (いのしし像尾根経由) ・・・ 瑠璃堂、 旧日光市役所
尾根入り30分ちょっと、植林帯の中の地味な山林をつめて行って展望地にでる。ここまで、雨は何とか降らないでいてくれている。かろうじて日光連山が見えた。手前の尾根は帰路に歩く予定のいのしし尾根。
岩屋観音への分岐で左折し、ちょっと寄り道。岩を彫った洞窟のようなそれを見学中に、さき程から降っていた小雨が本降りになる。洞窟のなかで、歓談でかなり長い時間やり過ごす。ここで一気に全員雨具を装着。洞窟の中から撮影。
いつまで待っていても強めの雨がやまないので、スタート。おかしいな、天気は回復に向かうハズなのに。 歩き出して少しして、空が少し明るくなり雨がやむ。レインウェアをなな”が着ると雨がやむ法則はいまだに健在のようだ。岩屋から少し歩くと、尾根周辺は自然林だけになり、同時に紅葉真っ盛りの森の中を歩いていることに気づく。しばし、平和なゆるやかな尾根を進む。少しガスった中の紅葉は、結構幻想的。
足型のない傾斜を少し急登する地点。振り返ってYさんが続いてくる。(P ↓)ちょっと、この辺膝たけの幼木が多いが歩行の障害にはならない。
右から伸びてくる尾根と合流して、そのまま直進するイメージ。その後も尾根は綺麗な紅葉が続く、尾根合流手前の急登あたりでまた、やや強い雨が降りだした。
写真を撮ったりしゃべりながら、ゆっくり歩いて岩屋から1時間もかけて、一般ルート合流。合流地点で一般ルートからのご夫婦二人が、雨具装着中。横浜からだそう。この日初めて会った登山者、このルート歩きでは当たり前か。
(山頂まで15分の、いつもの、神主山からの尾根。今日はガス+紅葉)
進路右、西斜面の紅葉はとても侮れない。ずっと先まで、深い紅葉。
一般ルートを15分ほど歩いて山頂到着。山頂も紅葉の森の中だった。さっきの夫婦しかいなくて静かな山頂。この天気じゃ、静かなのあたりまえかな。結局この日山中で会う人は、我々を除き合計5人だけだった。山頂あたりでは、雨もあがっていたので、極ゆっくり腰をおろし食事休憩を・・・
山頂から男体山を望む。男体山もガスで薄っすら。
山頂から合峰(松立山)までの尾根道も味わい深い紅葉の尾根道が続く。アップダウンを繰り返す尾根道の脇には幻想的な紅葉が広がる。
合峰への尾根道。これで、天気がよければ、どんなに素晴らしいのかと何度も思ってしまう。
合峰からは一般ルートを右折し、銭澤方面へのサブルートへ。このルートも昨年から数回きているので、今はもうお手のもの。ルートに入って、最初、猛烈な下りを2箇所ほど。慎重に下った。急降下地点を上から望む。(P ↓)
2度目の急降下を終了して振り返るとこんな感じ。
緩やかになった尾根を、なだらかに下り、1、2度軽く登りかえすと化荘の宿に到着。秋のここもいい雰囲気だった。
869Pへの尾根、ずっと綺麗な自然林のアップダウンが続く。途中3回ほど、誤りやすい地点があるが、今となっては地形図を診ずにこなせるようになった。最初、ここに来たときはかなりドキドキだったのを思い出す。
西方面の斜面の紅葉。
869Pから、急な斜面を降りて、東への尾根に乗る。790の鉄塔付近で日光社寺仏閣の景色を見ながら、大休憩。Y姉さんの入れた熱々のコーヒーとりんごをご馳走になる。
鉄塔からはいのしし像のある愛宕に向けて降りる。ここから愛宕まで、まともに辿れたことがない。ほんのわずかな距離なのに、変なほうに導かれてしまう。今日は鉄塔の地点からコンパスを見ながら歩く。途中地形図に現れない微妙な分岐が3度、4度。一度は間違い尾根を少し進み、自分判断で引き返した。基本東方向に進み、愛宕の神社の石積みの一角を見つけてYさんが歓声。こんな地味な低山のルーファンも楽しいものだ。
3度めに会ういのししにこんにちは。
今回はまともに、尾根末端までたどり着け、瑠璃堂に到着。目の御利益のあるという瑠璃堂で私と同じような、目にちょっとした不安のあるお仲間のKさん、Tさん、Hさん分のコインを入れてお参り。(目に黒いのが飛ぶとうっとおしいんですよねー。)
山頂以降は、雨にあたることもなく、下山できて一安心。下りのコースは起伏もあり、意外に長く感じ、いいボリューム感。こんな天気の中、一人あるき計画だったら、朝出発時点で、行動をとりやめているだろう。 雨に少々降られてしまったが、こんな天気のもとでも、紅葉狩り歩きができてグループの皆に感謝、感謝。。 この後、日光の混雑をさけて、今市の温泉につかり、餃子を食べに行ったのだった。 ■■
旧市役所脇の教会のお庭は、絵に描いたような美しさだった。
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