
2017年1月22日(日) 晴
水責め拷問って、何ですか? およそ想像もつきませんが、これを復活させるって、どんな地位の人が言っているんですかね。このニュース報道の時、聞いているNHKの女子アナの顔がアップになったのですが、マジにひいてました。国防長官がまともな人でよかったですヨ。
さてさて、下品な話はそのくらいにして、21日土曜は、母親の世話に一日をさいてゆっくり過ごしたので、22日は出流町の尾根を少し長めに歩こうと思っていました。朝4時に起きると、寝かたが悪かったのか、頭痛が少ししてそのことをおしてまで山歩きするモチベーションが湧きませんでした。3時間くらい追加寝すると、先ほどの頭の鈍痛がウソのように消えています。一日家で寝転がっているのも勿体無いので、登山口まで15分程度で行ける鳴虫山のヤブ尾根で、雪歩きでもしようと出かけてみました。歩き出しが10時過ぎと通常の山行ではありえないようなスタート時間です。
旧日光市役所付近に車を止めて瑠璃堂の脇からいのしし像のある尾根に都取り付きます。最初から積雪状態で20cmは積もっているようです。こんな時期にコースのない尾根に入り込む人もいないのか、人のトレースはないですが、かなりの数の獣の足跡が、進む尾根の方向に登っていっています。
愛宕神社という名と思いましたが、その場所にすぐ登り着きます。ここのいのしし像が雪をかぶっている風景を写真、撮りたかったのですが、台座の上にいのししが居ません。何かの事情なのか、盗難? まさか。周囲を少し探すも見つからずで、仁王像とか、将軍地蔵とか、祠だけ観て、釈然としないまま、先に進みます。
(台座の上に、いのしし”無し)
仁王像二体は、相変わらず石祠周囲の石造りの柵に立てかけられている、仮置きの状態です。ここはいずれ日光市は整備するつもりなのか、何もしないつもりなのか。
思ったより雪が多いなと感じますが、せいぜい登山靴のくるぶしが埋まる程度で、20CMほど。鉄塔下をくぐって展望地へ。日光連山は数日前の降雪の為に、真っ白です。
2016年の秋は鳴虫山歩きはしなかったので、8月か9月の沢での水浴び歩き依頼の鳴虫山歩きになります。尾根センターに鹿の足跡が登っていってます。人の足跡のない尾根を登るのは、少し特別な気持ちになります。
869P北の斜面を西にトラバース。869Pへは、相当急な斜面の登りを高さ50Mくらいこなさなければいけません。ここはよくよく見ると、尾根型に薄っすら踏み跡もついていて、雪のない時期なら難なく登り降りする自信はあります。今日も、夏期に歩く場所を見当つけて登って行きます。ここで登りに窮して、少し登っと所でアイゼン装着。アイゼン付けて登って行きますが、枝をつかみながら、結構下W見ると急で、滑ったらアウト斜面です。枝の間隔が遠い場所は怖い思いをしました。普段より5倍くらい時間をかけて、この日1番怖い難所を登りきって、869Pには赤黄の板があります。
(相当怖かった869Pの北面の登り、上りきった付近で下を振り返って撮影。全然怖そうじゃないですね(笑)。)
869Pを過ぎて、尾根歩き続行です。途中何箇所か、左右ともに切れている場所があって、夏季でしたらなんともないのですが、少し用心して通過します。(P ↓)
869Pへの登りの積雪急斜面や、その後の切れている尾根に案外雪が着いていたので、こんなので山頂に着くのかいなって気がしてきます。スタートが10時過ぎってのも気になりますが、もう少し早くスタートすればゆっくり山と向き合えるのにと少し後悔です。なんとか化荘の宿の祠まで、歩こうと頑張ってみます。雪がだんだん深くなったりして、急登局面をその後2度ほど過ぎて、897Pは地味なピークで完全スルー。その後、少し進んで雪景色の化荘の宿の祠に到着です。
化荘の宿まで着いたので、もう引き返そうかと一瞬考えます。その先の急斜面にも雪が結構付いていたからです。ただ、今まで歩いていた左右切れた雪斜面や、869Pからの危うい斜面を下ってもどると考えると、よく知っている尾根だし、先に行ってしまおうと考えます。たぶん合峰1084Pに着けば、登山者のトレースがあるでしょう。そのほうが、安全で楽と考えたのだと思います。その為、登山(登り)続行です。
途中、意外にも雪が深くなって、急登斜面も連続します。
左(東方面)を見ますと、既に歩いたことのあるいくつかの尾根も並行して山頂に向けて伸びています。それらの尾根の斜面もかなりまっ白です。
合峰1084Pまでの尾根は、最後に急登局面が約3段階あります。上から降りる場合は、転げ落ちるような坂って、表現が似合いそうな尾根。そこの登りの第一弾は斜面の雪も深く、傾斜が急。ロープの類なしで、木々をつかみながら体を持ち上げて行きます。
(振り返って、その坂の下方を見下ろします。)
第2弾の急登はロープを頼りに、大岩や段差を乗り越えて、最後の急登第3弾(P ↓)は木々をつかめない形の登りになっていやらしい。ストックを斜面にさしてジグザグに安全確保しながら登ります。
で、振り返ってその急坂を見下ろしますと、ようやく安堵感が湧いてきました。(P ↓)
三段の急登りを終えると、すぐ合峰に到着します。合峰には鳴虫山山頂からの一般ルートのトレースがしっかり付いていまして、これは予想通り。折角ここまで上がってきたので、山頂に行ってみましょう。
合峰から山頂まで、単独男性と3人ほどスレ違います。山頂には千葉からのおじさんが独りだけいました。静かな山頂です。日光連山はかなりよく見えまして、ここからいい展望は案外久しぶりではと思います。
(直下からの鳴虫山山頂部)
(日光連山全景。鳴虫山山頂部より、大真名子、小真名子の前の木々の枝が少し邪魔です。)
(おじいさんも降りて独りになった山頂)
(赤薙、女峰、帝釈の稜線。)
(女峰山をアップで)
山頂では、何かのパンをひとつだけ食べて、コーヒー飲んですぐ下山。帰りはあっさり行きたいので、神主山の一般ルート経由。かなり多くの人が作ったと思われるトレースを辿って、降りていきます。トレースのある、何も考えずに歩ける一般ルート歩きとは、なんと楽なものなのか。
久しぶりにピークに立ち寄った神主山は、以前より展望が悪くなった印象。日光連山方面の手前の木々が成長してきたか?。いつもに増してすっきりみえる下山地点付近の神社に立ち寄ります。その後、麓の天然氷の切り出し作業などを、横目で見て、車を回収に向かいました。
この日は、思いつきで山歩きをできれば何処でもいいと、一番近いなきむし山歩きになったのですが、いのしし像の雪をかぶった写真を撮りたかったってのが、その思考の発端でした。
山中を歩いている時、市役所観光課にいのしし狛犬像消失の件を問い合わせようかとか、本気で考えました。帰宅して最後にいのしし”を観たのはいつだったか、画像を見て調べますと2015年11月3日に撮った画像を見て全て、解決。(P ↓) 仮置きしている仁王像と同じで、いのしし”も台座から、別の場所に仮置きしていたのでした。(って、私はマッチポンプでしたね。)この場所じゃ、憶えていなければ、雪の中のいのしし”を見ることはできませんね。でも消失とかでなくてよかったです。 ■■
(2015年11月の愛宕神社 )
イノシシ像ファンの自分としては、冒頭の部分でビックリ仰天しましたです。最後のタネあかしの部分ですが、それでも安心できませんです。2015年から相当の月日がたっておりますが、依然として復元されていないと言う事はどういうことなのか不安がよぎります。苔むしたイノシシ像を元に戻してもらいたいものです。
869m峰(松立山)の斜面は、自分の場合、雪が無くてもヤバイです。日光修験者達は冬峯でここを下っているとの事ですが、恐ろしいです。
つまりは、仮置き場に雪がかぶって見えなくなっていたということでしょうか。
そもそも仮置きというのは、日光市なり愛宕社なりがその辺を整備しているということなのですか?
いずれ一式、ごっそりと移転ということも考えられますね。
さて、やはり鳴虫山はこの時期はメジャー系の山になりますね。トレースもいっぱいですか。かたや、離れたコースには歩く人もいずですか。裏側でちょっと事故でも起こしていたら恐い感じがしちゃいますね。
結構難儀な道のりだったのも、これですっかり忘れてしまいそうですが、プロテクションを持っていないと意外に危ないところだと思います。日光の写真が神々しくて良いですね♪
なきむし山のイノシシ像は、ぶなじろうさんやたそがれさんの記事によって教えてもらったのです。なので、今の自分の山歩きのスタイルの原点の一つでもあります。
上からの歩きで、なかなかイノシシ像の地点に達せられない自分に、ぶなじろうさんが、詳細に行き方を教えてくれたのを、記憶してます。
今回は、あのイノシシ達は、仮置きの隅っこの場所で、雪の下に居たのだと思います。
なんで、仁王像やイノシシが仮置きのままなのか、不明です。アルミ製のような立派な説明版も、倒されて仮置きされているのです。時期をみて、日光市に問合わせてみようかとも思っています。
869m峰への北斜面は、自分が上れたので大したレベルではないものと思いますが、ちょっと誤ると危ういことになりそうと感じました。雪がたくさん降った後の通行は、お勧めできない区間と思いました。
あのイノシシは皆さんに愛されているのですね。早くまた元の台座に戻してあげたいです。
あの尾根は傾斜が特に急な場所が何点かありますね。登り地点を一旦諦めて、少し下る時など、ロープを持ってきていればと、2度ほど思いました。
日光連山方面の展望はとても良かったので、次週もっと近くに入ってみたくなりまして、28日のとある歩きに繋がりました。(たいした歩きではありませんが;。・・・)
イノシシは、最後の写真の場所に、雪を被って隠れていたと推測します。
この記事(2015年11月)http://blog.goo.ne.jp/blgmnt49/e/724cd3dea2d19ae1d1830f692c453867
の時、愛宕神社の異変に気づきました。あの時は、周辺の巨倒木を肩片付けていて、木が倒れた影響で、神社を整備しているのかと思いました。今となると、木が倒れたのかも疑問です。
どうして、仁王像やイノシシ像が仮置き場所に移されたのかも不明です、神社のそばまで、登りつめる作業道が2015年にはできていたような気がします。
いづれにしても、日光市に聞いてみないと、何をしようとしているかわかりませんね。
鳴虫山の一般ルートは、結構人が歩いているようです。メジャー山といえども、尾根を変えれば、次にいつ人が来るかわからないわけですから、変なチャレンジは厳禁と、改めて思いましたです。
イノシシ像,見に行く前に盗まれちゃったか・・・とショックを受けましたが,どうやら雪の下だったようで,安心いたしましたヨ。いかんせん,昨今の日本ブームでこの手のモノも盗まれないとは限りませんからネ。仏像などはその手の話が横行しているし。
化荘宿から合峰への登り,行かれましたか。この時季に,此処を登るとは,あの急斜面を登るとは,まさに冬峰の体現ですネ。
自分もやりたい気持ちはあるケド,さすがにストックでは怖いなぁ~。まぁ,その時はピッケル持参といたしますヨ。
イノシシ像は、たぶん雪の下だったのでしょう。近々機会があれば覗きに行こうかと思っています。まさかとは思いましたが、盗難とかでなくてよかったです。
869pへの登りや化荘宿から合峰への登り、下りではマズイと思いましたが、登りなら行けるかと登ってみました。
積雪が潤沢にありますと、登るのも困難になるのでしょうが、今回は雪の深さもさほどではなく、なんとか登れましたが、この時期あまりお勧めはできません。
鳴虫山、ななころびさんの記事でたびたび見るのでなんとなく行ったような気になりつつ登らないままなので今年は登りたいと思ってます。積雪してても一般ルートなら足跡ありとは心強いですが、花の季節にマイナールートが鉄板ですかね。
鳴虫山は、何度も何度もブログに出して恐縮ですが、とにかく自宅から近いもので、今日(12日)のように寝坊した時歩くのにうってつけの山なのです。ヤシオツツジなら4,5月の堺ころ。ヤマツツジはその後、が綺麗です。ふみふみぃさんなら、マイナー尾根登りで山頂に行き、マイナー下りなら、一般ルート重複が少なくてすみます。あと、晩秋も意外に静かでいいですよ。
山頂から南斜面に行くと、ヤシオツツジは突然なくなりまして、花の咲くエリアにも注意が必要かと思います。