日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

稜線を辿り社山へ、そして南尾根は紅葉真っ盛りだった。 足尾/大平山.大ナギ沢右岸尾根 Pt.2

2013-10-31 21:54:25 | 山行

Pt.1 ======> からの続きです。   (社山から南尾根を下り薙ぎの地点で撮影、後方は社山ピーク)
大平山山頂に無事到着し、社山に向けて稜線を辿り始めるところからの続きです。今日の本来の目的、未知尾根を登り大平山に登ることは達成したので、ここからの行程はおまけのようなモノ。みー猫さんの記事(以下)を見ていただければ、すんでしまうのですが、それでは何とも横着過ぎるので、パート2として記事にします。Pt.2の記事は,尊敬する(これは本当)みー猫さんにちなんで、みー猫さん風の文体でいきます。
(みー猫さんの10/27の登山記事)
http://blogs.yahoo.co.jp/torachatojp/14883196.html
http://blogs.yahoo.co.jp/torachatojp/14883271.html
http://blogs.yahoo.co.jp/torachatojp/14873449.html

大平山の山頂部のダークな森の中の稜線が続きますが、それを抜けると気持ちの良い平原になったりします。小さなこぶを2つほどこなして進んでいきます。前回、今年の5月にはこの辺の登りで、笹に足を取られまくりもつれて、モモが釣りそうになりました。今回はだいじょうぶ。



少しわかりづらい稜線歩きも結局、ほどよい数ある目印に助けられ進んでいけます。準一般ルートの黒檜、社山稜線に合流です。社山方面への稜線が続いていて、いつ来ても気持ちのよい尾根道です。このルートを歩くのは今回で3度め。 大平山から少し東に移動しただけで見違えるような好天気です。




例の昼寝をしたくなるような平原の手前まで来ました。その平原地点の向こうに男体山が巨体をのぞかせてきました。朝薄っすら雪化粧だったのですが、今は雪は溶けたようですね。


気持ちの良い平原を行くみー猫さん。この平原のど真ん中で腰をおろして、休憩をしました。欲をいえば、ここで宿泊したいくらいです。



大平山、社山中間部分の薙ぎが見えてきました。モデルみー猫さんのおかげで、高度感がよくわかります。この先、進む尾根は曲折してますね。いったん、大きく左に曲がって最後にまた右折していきます。



先を行くみー猫さんが何やら大きな声で知らせてくれようとしていました。何かと思ったら、中禅寺湖が見えてきていて、その周辺高山辺りも全山紅葉状態でした。お決まりの連山の並びも、この紅葉をバックにいつもより華やかに見えます。



湖畔の紅葉です。



白根山方面だけ雲でかくれています。よく見ると前白根や白根隠山あたりの上部も雪をかぶっています。さっきまで、我々に降りかかってきていた粉雪はあそからから来たのでしょう。



みー猫さんと男体山。 みー猫さんはあと男体山を登れば、栃木100完登だそうです。あのルートであれば、ご一緒するのも楽しいかも、と勝手に考えたりしました。


隠れている日光白根から太郎山までの並びです。 ど真ん中に高薙山、この眺めいつ見てもすばらしいですね。
中禅寺湖畔は全周紅葉真っ盛りですが、湖畔を走る道路の込み具合はどうかなんて、余計なことを考えてしまいました。


だいぶ社山が近くなってきましたが、ここまで来てもまだこの尾根曲折していきます。


湖畔サイドが開けた場所から八丁出島が見えました。結構モザイクに色づいているようです。なな”は長年、今市に住んでいながらこの出島が色づくころ、この周辺を歩いたことがなかったので、この景色かなり新鮮です。まだいい色になりそうです。



なな”がよく歩く大日碕尾根も紅葉の最盛期・・・、。 尾根の中、全山、紅葉ではないですか。来年の秋は、リピートですね。



社山への最後の急な登りもこなし、山頂に到達。写真は山頂直下を登るみー猫さん。 山頂にたそがれさんがいたら面白いね、などと話しながら登る。山頂には、先客が4,5人ほど憩っていました。 山頂の少し先、阿世潟峠方面に2,3分行ってそちら側の様子を見てきました。その間にも、阿世潟峠方面からハイカーさんが数名上がってきます。 今日の社山はいつもと同じく人気山です。



山頂周辺には、数名のハイカーがくつろいていました。


山頂の”ななころび昼寝岩”でちょっとのんびり食事をして下山にかかります。今日は南尾根を下るとのこと。なな”も一度登りで歩いただけですし、紅葉時期は綺麗そうな雰囲気が上から見ても予感できたので、その案に賛成し、南尾根を下ることにしました。 下り始める時、大平山、南東尾根を登って来たという単独男性と話しました。かなり若く見えたこのかた、均整の取れたすらっとした体格。大平山に登り、社山から足尾に帰るようなことをする方もいるんですね。ブログなんかはやっていないようです。このかたも南尾根を下る予定のようですが先を行かせてもらいました。
(雄大な大平山、黒檜山方面とみー猫さん。あの稜線を辿ってここまで来た。)


赤倉山から半月山へ続く尾根が左側に見えます。 自分はたそがれさんが赤倉方面を歩いていると、当てていました。南尾根の黄葉は思った通り素晴らしい状態でした。




この灌木の紅葉はよく覚えていました。真っ赤な木々のトンネルの下を歩く、贅沢な鹿みちです。
この先あたりで、かなり年上の男性を含む二人組を追い越しました。この尾根歩く人もいるのもこの時期ならではでしょうか。この尾根歩くのは初めてのようで、林道に降りるポイントの特徴を聞かれました。1年ちょっと前に来て覚えていたなな”がそのポイントを簡単に伝えてあげました。



右側が激しく薙ぎ落ちている地点にでました。かろうじて生きている木々が素晴らしい色を発しています。崖っぷち紅葉ですね。



薙ぎの地点のちょっと先から降りてきた方向をふりかえると、こんな感じです。とってもいい時期に来て大満足ですね。



尾根が左右にわかれる地点に来たました、通常の感覚だけで歩くと右の間違い尾根に引き込まれそうなポイントです。心の優しいみー猫さんは、すすきを目立つ木の幹にくくりつけて目印を作っております。さすがですねー。


下りはぐんぐん進めます。これだけ紅葉がきれいだと降りてしまうのがもったいないですね。




尾根が広まる地点に出ました。向かう方向も木々がいい感じで色づいています。鹿みちが間隔をとっていく筋かついていました。



大平山方面とその手前の今いる尾根の黄葉も素晴らしいです。



こちらは、左側、半月山方面です。 こちらの風景もいい雰囲気。なかなか歩が先に進めません。


素晴らしい自然を満喫してだいぶ尾根を下ってきた地点で、生命を終えた鹿が横たわっていました。自然は綺麗なだけではすまない一面も見せてくれます。 安らかに眠れ。(2回連続、山行で鹿のこのような姿を見るのも、ちょっと珍しいです。)



林道に降りるポイントは主尾根を90度に左折するイメージ。その場所がわかるか不安でした。その下降ポイントのちょっと上部で悩みの尾根分岐があったので、みー猫さん判断で右折。下降ポイントらしい所に着いてなな”が気づきましたが、左折すると、ススキの激ヤブが待ち受ける。’(P ↓) みー猫さんが直進の主尾根の偵察に行きましたが、踏跡は怪しい感じだそう。なな”の記憶と勘を信じてこのススキの尾根を下ることにしました。ススキや笹や低木のヤブの中に、薄っすら踏跡があり、責任上なな”が先導で降りて行くと、降りるに従って、除じょにヤブも薄くなり普通のちょっと急傾斜のヤブ尾根になってくれて一安心できました。この下降ポイントは、登りなどで一度ここの尾根を登ってきていないと、左折して降りていくのはちょっと難しいのではと感じました。なんせ、先の見通せないくらい急に下っていく枝尾根ですから。



結構長く感じた、下降ポイントからの尾根下りを経て林道に合流。林道を歩き少しして振り返ると、先ほど降りてきたと思われるススキの尾根の急角度が確認できました。


ゴール付近からの、南尾根と社山方面。今日も素晴らしい歩きをさせてくれてありがとう。みー猫さん、偶然朝お会いしてラッキーでした。おかげで予想以上に充実した山歩きが楽しめました。 
駐車場に着き帰り支度をしながらみー猫さんとお話していると、山頂であった大平山から回ってきたあの青年も到着しました。その単独氏は、なな”のお隣町、鹿沼のかただそうで、大平山からのルートをヤブ山ではないでよすよ、と軽く言い放つかなりのツワモノと感じました。彼の話では、ジーパン、ロン毛のこの辺では有名な登山者というかたをこの日見たというかたの目撃談を教えてくれました。それってRRさんじゃないのかな、いらしたのならお会いしたかった。後日たそがれさんがすぐとなりの赤倉山周辺を歩かれていたのを知りましたが、それも面白いですね。朝、先にたそがれさんとバッタリしていたら、なな”はたそがれさんに着いていったかもしれません。(笑)  ■■



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10 コメント

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お疲れ様でした! (みー猫)
2013-10-31 22:27:18
こんばんわ。
最後までお付き合いいただいてありがとうございました♪
確かに、たそがれさんがいらしたら2人ともついてったかも知れないですね(笑)足尾に関しては見てないところも一杯なので、まだまだ楽しめそうです。男体山がバックの写真、宝物になります!作業用品点で買った1800円のハンター対策上着と100円の黒軍手でちょっと申し訳ないです(笑)・・文章似てますかね~??ちょっとこそばゆい感じですよ。
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Unknown (ぶなじろう)
2013-10-31 22:54:40
今晩は。
大平山の登りから南岸尾根、南尾根と全て素晴らしいロケーションですね!
南岸尾根で休憩された所は私も大好きな所で、白砂の上でよく大の字で寝転がっています。
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素晴らしい山旅でしたね (烏ケ森の住人)
2013-11-01 07:15:35
おはようございます。
大ナギ沢右岸尾根~中禅寺湖南岸尾根~社山南尾根と素晴らしい山旅でしたね。しかも、みー猫たんとコラボとは!!
写真とても素晴らしいです。こんな雰囲気の中を歩いて見たかったです。
社山南尾根の標高1150の草地から南東尾根(ななさんが今回下った)は、気にはなっていました。次の機会に利用させてもらいます。
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松木山 (足尾のRR)
2013-11-01 18:05:47
こんにちは、自称足尾のチャレンジハイカーです。
日曜日は入れ違いでしたね。(自分は5時45分着)
松木山から社山にかけての尾根、良いところですよね。毎年1回は歩いてたけれども、今年は体調不良が続いた為とうとう行けませんでしたよ。
途中で見た西側の尾根は丹平治沢左岸尾根、ただの急斜面の尾根で何の問題もないですよ。(右岸尾根も同じ)
沢入山北面凄いでしょ。あの辺のアチコチの岩稜上にケルンが有ります。(自分はスリル好き)
たそがれファミリー誰も南西尾根には行きませんね。変化にとんだ良い尾根ですよ。末端から取り付くと危険だけれどウメコバ沢出会い対岸の小尾根から取り付くと問題なく1200m付近に出られます。その先に危険箇所はありません。1450m付近に石で組んだ塹壕とテントのポール有り(目的は不明)誰かに来年辺り狙って欲しいなぁ。
それではまた足尾の山に来てください。いつかお会いできるのを楽しみにしております。


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みー猫さん (ななころび)
2013-11-01 22:09:49
こんばんわ。
こちらこそ、最後まで面白い歩きを体験させてもらってありがとうございました。
今回の写真、みー猫さんがらみで、気に入ったものがいくつも有ります。今、共有の為のデジタル処理にてこずっております。(お恥ずかしい)最悪CDででもお渡しする予定です。双六での写真もまだでした。
足尾って、本当に深いですよね。また、ご一緒おねがいします。
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ぶなじろうさん (ななころび)
2013-11-01 22:20:36
こんにちは。
今回の周回ルート、確かに素晴らしいですね。雰囲気も眺望も。
南岸尾根の草原は、もっとゆっくりコーヒーでもたてて寝そべって過ごしたいくらいの場所です。
今回も大平山の奥深さもですが、沢入山北側斜面の荒々しさを大いに実感できました。
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烏ケ森の住人さん (ななころび)
2013-11-01 22:28:50
おはようございます。
記事見ていただき、ありがとうございます。今回はみー猫さんと、しかも絶好のタイミングの紅葉と、大平山の初尾根歩きとかなり満足度が高いです。
写真は、景色と光量のおかげなのですが、お褒めいただけてうれしいです。
あの草地からの林道への下降ポイントは初めて上から来た人はかなりわかりづらいのではと、感じました。
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足尾のRRさん (ななころび)
2013-11-01 22:41:57
こんばんは。足尾のチャレンジハイカーとはいけてますね(笑)。
朝の駐車場、15分違いのニアミスですね。確か今年春、双子山でもそのぐらいのニアミスだったと思います。
丹平治沢左岸、右岸尾根と縦横無なのですね。そして沢入北面の岩稜にケルンですか? あれは、自分的には見るだけで十分の世界です。 
南西尾根の情報ありがとうございます。行きようによっては、何とかいけそうに読み取れますが、情報元がRRさんだけあって、ちょっとにわかに簡単に歩けるものかと身構えてしまいます。(あまりにレベルが違うもので・・・)
こちらこそ、足尾か日光のどこかでお会いできるのを楽しみにしております。
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こんばんは! (ろん)
2013-11-01 23:12:48
ななころびさん、こんばんは! 隣町のごく普通の登山者です。
その節は色々楽しいお話を聞かせて頂き、ありがとうございました。

それにしても、中年のオッサンをつかまえて青年は言い過ぎですよ、
今度お会いする機会があったら、缶コーヒーでも奢りたいくらいです。

そうそう、私、昨年の6月に赤城山で「たそがれオヤジ」さんにお会いしたことがあって、
「花見ヶ原~赤城・黒檜山」の記事に登場させてもらったことがありました。
その時は「オッサンか青年か微妙な境界線上」だったような(笑)
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ろんさん (ななころび)
2013-11-02 17:53:30
こんばんは。こちらこそ、その節は楽しい時間を過ごせました。ありがとうございます。
私はあまり今まで山レコとは縁がないのですが、ろんさんの記録見にいかせてもらいます。(なんか凄そう)

ろんさん、登山スタイルもブランド物で決まっていて、みー猫さんと30ちょっとくらいかなと、話しておりました。

たそがれさんの去年6月の記事を見てきました。「オッサンか青年か微妙な境界線上」って笑えますね、たそがれさんらしい言い回しで・・・。でも私と比べたら羨ましいくらいの若さですよ。

また、どこかでお会いすると思います。その時まで、忘れないでくださいね(笑)。
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