日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

安蘇の尾根つなぎに、みー猫さんに付き合ってもらいました。  秋葉山/ 523P/ 572P/ 名草巨石群南西のピーク群

2017-01-21 16:56:25 | 山行

2017年1月15日(日) 曇、雪 
多国間で合意したものを、トップが変わったくらいで簡単に反故にするようでは、誰にも相手にされなくなりますぞ。今度ISとかタリバンとかが、あの国に何か仕掛けたら、ざまみろって思う人も増えるんじゃね? って思います。なな”は、あの国にはDTはじめ大好きなバンドが山ほどいますので、死ぬまで好きな国でいて欲しいんですけどね。
(スタート・ポイント周辺)


14日にTファミリーで、新年会登山をマッタリやりましょうとなっていましたが、14日が出勤になったなな”が第一離脱。次にみー猫さんも出勤になってしまい、第二離脱。どうするかとなって、結局14日の集合歩きは、延期に。「15日は、ここに行きますよ」となな”が予告していた行程にみー猫さんが乗ってくれました。
(第一対象の秋葉山への南尾根。末端のハ線路から歩けました。歩き始めて急なヤブ斜面を登って数分に2つ目の祠ポイントがありました。)


駐車場所7:08-秋葉山8:00-475P8:44-展望地9:36-523P10:33-572P11:03-車道合流12:01-名草山510m級12:50-藤坂峠13:54-駐車場所14:38
15日朝4時に起きて外を見ますと、なんと今市は雪がボンボン落ちてきてます。道も真っ白になっていて、これじゃ集合時間に間に合わないぞと、慌てて出発。鹿沼に入って降雪も積雪もなくなって、一安心。車走行最後に困ったことに、名草集落に入る頃からまた、降雪積雪状態で、ゆっくり走行して、みー猫さんと合流です。
(秋葉山に向けて尾根を登ります。左前方に名草上町の集落。その向こうにこれから歩く稜線も遠く見えてきました。)


厳島神社Pにみー猫号をデポ。尾根取り付き付近のとある場所になな”号をデポ。付近に車が数台あって、立ち話をしているおじさん2人に、車を置かせてもらう許可をいただきます。なな”が靴を履いている間も、集落のおばさま達が続々集まってくるのですが、どのかたもよそ者の我々に優しく挨拶をしてくれます。取り付き尾根末端に、家屋をお持ちのおじさんが来てくれて、尾根末端への入り方を教えてくれました。その為、我々は、レアな秋葉山南尾根の破線を末端から歩くことになるのでした。
(秋葉山のピークが見えてきました。この南尾根は最初数分だけ小藪の急登ですが、そのあとは岩混じりのとてもいい感じの尾根が続きます。)


歩く尾根左を見ますと、前回歩いた名草山からの主稜線が見えてきます。ゴツゴツした岩峰が見えて、北に急に落ちているので、あれが例の下りたくないけど下った崖だなと思います。(P ↓)


祠のある秋葉山山頂に到着しました。山名板は無かったと思います、しっかり三角点の画像を採取してほんの一休み。寒いので、汗はかいていません。先ほど尾根入口を教えてくれたおじさんの話だと、集落の人もこの山頂には登ってくるようです。


秋葉山山頂からも、意外にもとざんに適した岩混じりの尾根が続き、アップダウンはあるものの主には水平歩行で済みますし、これで天気がよろしければとてもいい稜線歩きになるのではないでしょうか。歩き始めて1時間少しで、秋葉山分岐の450Pに到着。ここからは南北の主稜線になります。この450Pから北への稜線約200Mだけは前回歩いた区間になります。
(475Pが前に見えてきました。)


前回下山に使った峠を通過。少し急登で475P。何もないピークでスルー。その後展望のいい場所で、少しだけ食事をします。たぶん562Pの山だと思うのですが、立派な山容も今日は、真っ白で雪山のようです。(P ↓)


475Pから北西に2つめの450Pに着きます。樹林帯の中の地味なピークですが、横たわっている崩壊祠がありました。このピークで北東に延びる尾根には入っていけないと、地図読みしてわかっていますが、二人でいるとルーファンが微妙にいい加減になってきて、北東尾根に少し入り込んで下ります。すぐに間違いじゃね、って思い出すと、みー猫さんもすぐ気づいたらしくピークに戻り訂正。西に尾根を曲折していきます。(引き込まれた尾根は、前回歩いた時、下山に使おうかと当初考えていた尾根でした。)


(450Pから西にしばらく進観ます。)


このあたりでは、日差しも出てきていい雰囲気です。このまま青空になるかと思われますが・・・。また北上が始まるピーク直下の急登をこなしていきます。(P ↓)


北上進行に尾根が曲折して、野球親爺さんの記事でも観た伐採地へ。この辺で古いプロレスはよかったと、マードックや、ドリーファンクJRや藤波の話をして歩きます。先を行っていたなな”が飛び出し小枝を口にさして、瞬時結構痛かったですね。グラン浜田の血みどろの流血戦なんかの話をしていたのに、こちらが唇から流血ですな、ワッハっは。


(伐採地脇にも2箇所、祠がありました。)


伐採地を抜け、また正当的なヤブ山歩きぽくなってきました。北西に顕著なギザギザ稜線が見えていました。広域地形図を頭の中に描いて、石裂山や鳴蟲山じゃないかな?ってかなり当てずっぽうに言いましたら、正解でしたかね。


今回のルートは老越路峠の南の稜線をUターンにして、いわば馬蹄ケイです。Uターンして曲折していく方面の尾根も見えてきました。(P ↓) 


今回の折り返し点は523P。523Pは多高山と繋いだ事があったので一度踏んでいますが、地味なヤブピークだったと記憶しています。まずは523Pへ行かなければいけません。途中枯葉の上に積雪で、グズグズの急登もあって少し苦しみます。523Pまでは、猛烈というほどではありませんが、少々ヤブっぽい。尾根上に踏み跡は薄っすらあります。


見覚えのある523Pに到着です。(P ↓)


523Pからは、基本的に西や南西方面に尾根を曲折して進みます。岩ピーク比率も増え、松が林立する稜線歩きは晴れていれば、よい感じの尾根ではないかなと思います。この辺で、何度かの降雪が始まります。


降雪の量も増えて、木々の向こうの多高山が白くけぶっています。


稜線伝いに赤雪山にいく予定も残しての歩きだったので、途中車道に降り立つ局面があります。その車道に降りるところで、少々トラブル。踏み跡を追ってピークを巻いたりして歩いていたので、車道降り立ちのポイントを逃してしまったのか。みー猫さんがGPSを確認してすぐ先が車道のS字があるはずと、ヤブの中に突っ込みますが、車道に出る気配がありません。みー猫さんによると、今ほとんど車道のS字上にいるはずだ、と言っています。なおも、確認しようとしているみー猫さん、はやはり理詰めで考える理論派。その後、少し尾根上に戻ってヤブから脱出、尾根通しで歩きやすい所に移動することになります。尾根を南下するとすぐ車道へ合流。
雪の降りが酷いので、赤雪山頂へ行くのは、今日はやめようね、となりますが、先ほどの車道S字の謎を解決しようと、赤雪の取り付きまで車道を歩いてみます。松田、彦間の分岐は当たり前ですが、すぐ現れます。その先は誰かの足跡が雪の上についています。赤雪山への取り付きが出てきました。この先はいつか歩きましょう。ただ、問題のS字は出てきませんでした。ということは、地理院地図が現在の状況とあっていないということで、過去にはあったS字が何かの事情で車道から外されたのでしょう。先ほどの「ここがS字の上だ」ってポイントは材木の丸太なんかが、ヤブ中にたくさんあったので、おそらく工事跡だったのかもと、思います。
(車道でS字の謎解析中のみー猫さん )


雪がボンボン落ちてきて、「これじゃ楽しめそうもないよ」ってみー猫さんも行ってくれて、赤雪山へは今回は諦めましょう。


歩いてきた車道を少し戻り名草方面へ。すぐに出てくる尾根末端から尾根を登ります。499Mを経てその後3つのピークを踏みます。笹ヤブがうるさいですが、なんとか普通に歩けます。尾根の最高点付近からは、巨石群と同じ雰囲気の大岩が尾根脇に現れて、見物しながら歩きました。
(振り返って、赤雪山のピークを観ます。 )


(巨石群上の最高点520Pへ登るみー猫さん。)

520Pは広く明るいピークですが、展望はありません。520Pからは、南東に方向を定めて尾根とは言えない急斜面を用心しております。


520Pから南東に降りる斜面は、最後は巨石群より凄いのではと思うような、巨石が連なっていて、その間を縫うように降りて行きました。


巨石の森のような斜面を下りきって、ふれあいの道の一部だったでしょうか、ハイキングコースに合流です。この午後の時間帯なのでもう人もいません。展望の少しきくベンチに腰掛けて、最後の食事休憩でゆっくり。今回も暖かいおしること紅茶をご馳走いただきまして、みー猫さんありがとうございました。その後はふれあいの道を南下、藤坂峠から車道を辿って、スタート地に戻りました。今回は歩けないと思っていた秋葉山の南尾根、ハ線路を歩けて、その先の主稜線つなぎも起伏や変化があってなかなか面白い。祠がいくつも見られ、名草上町の人とも触れ合えまして、いろいろ収穫有りです。これで、丸岩岳、花木峠南の718P間を除いて、両崖山から地蔵岳北の粕尾峠まで繋げられましたが、丸岩岳、花木峠南の718P間歩くだけでも、結構たいへんと思います。みー猫さんには、今回もお付き合いいただき感謝です。  ■■

(スタート地付近からの秋葉山)



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6 コメント

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微妙な天気のなか・・・ (みー猫)
2017-01-22 21:56:11
お付き合いありがとうございました。
プロレスの話を始めたのは自分の方でしたね。ごめんなさい・・・流血までしていただいて(笑)冗談はさておき歩く方向が変わる周回、アップダウンと変化が楽しめた尾根ですね。過去の遺物も多くて意外でした。もうちょっとで尾根が繋がるのですね!自分のほうはバラバラで繋げるのは相当先になりそうですよ。
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秋葉山 (たそがれオヤジ)
2017-01-23 19:07:08
こんにちは。
やはり雪にあったようですね。私、20日の金曜日に秋葉山に行ったのですが、雪の欠片も見ませんでしたよ。その後は降らなかったようですね。
私は秋葉山の先から戻る形の歩きをしたのですが、みー猫さんの記事と合わせ、その先の様子が何となくわかりました。いつか歩くこともあるでしょうから、参考になりました。
ところで、秋葉山の破線路ですが、私は結局、遠回りをしてしまいました。ななころびさん達は、運よく、その敷地の方とお会いになって、うまく事が運んだというところですよね。ちょっと残念ですよ。
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みー猫さん (ななころび)
2017-01-24 03:46:07
こんにちわ。
前を気をつけて歩かなければいけませんね、口は次の日くらいで治りました、
名草山北からそうでしたが、今回の行程も変化があってとても楽しめました。
安蘇の尾根つなぎは、3,4の南北の尾根同時並行で進行中ですけど、ゆっくり進めていこうと思ってます。
安蘇の山歩きはいつも独り歩きだったので、一緒に繋いでもらって楽しく歩けました。
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たそがれオヤジさん (ななころび)
2017-01-24 04:02:13
こんにちは。
もう秋葉山からの歩きを実行されたのですか、記事見るの、楽しみです。あの辺の雪は溶けちゃったのですね、、。私は22日に鳴虫山のいのしし像の尾根を登ったのですが、雪の急斜面でやや難渋しました。
秋葉山の破線路、末端から歩けなくて残念がるというほどのものではありません。ただ、入り方が、特殊でレアだというのと、石祠が2箇所あるくらいのことです。
秋葉山から北の稜線も、地図を読む必要もありますし、同じ趣向のたそがれさんなら楽しめると思います。
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雪が降ってると寒々しい景色 (ノラ)
2017-01-26 21:41:57
ななころびさん こんばんは。秋葉山から先の主稜線は低山の趣よりは少しそれらしいですね。篠竹藪がないのがいいですね。でも雪が降ってるとやはり寒々しい景色です。もう少し暖かくなってから行きたいなって思ってしまいます。と言っても今年もあまり山に行けなさそうですが。
ガンズ&ローゼズのコンサートにベビーメタルがジョイントするみたいなことをラジオの宣伝で聞きましたが,私の聞き違いかな。
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ノラさん (ななころび)
2017-01-28 01:30:13
こんにちは。山王山から秋葉山分岐までは、意外にもお気に入りの尾根でしたが、その先も面白みのある尾根が続いていました。歩いた日は、雪も舞って少々寒々としてましたが、みー猫さんのおかげで、楽しく歩けました。
今、ガンズ&ローゼズは日本にいますね、土日は埼玉アリーナのようです。オープニングアクトで、集客力のあるベビーメタル起用のようです。
少し前には、ソウルでメタリカのO・Aをつとめて受けていたようです。彼女たちは、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。
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