
2015年5月3日(GW) 晴 甥あつと (歩き始めの地点から見た黒森山)
世の中はGWですが、入院中の家族がいると遠出も連日の遊びもできません。前日の2日に見舞いに行っておいて3日は一日だけ、遠方の山に行ってみましょう。
甥を連れて、喜多方の黒森山の山開きに参戦です。もちろん初めての山ですが、喜多方の山も初めて、この前の鳥屋山の近くではありますが、私としてはまだまだ未知の地域です。道中の新緑や花もうつくしいはずです。福島観光を兼ねて、行ってみました。
集合場所は喜多方市の山都という山村のようです。もちろん、なな”は初めて行く地域です。事前に、走る道路もよく調べました。
山都の飯豊山神社のすぐ脇にある旧山都第三小の校庭に車を止めるようです。廃校になっているようなその学校は想像していたより立派なものでした。集合時間より約1時間も早く、3時間15分かけて到着したので、ゆっくりあつと出発準備です。
山開きの式典に参加して、記念品や諸々の資料をいただいて出発です。記念品とはお楽しみのバッジで予想以上にナイスな品です。あつは、Tシャツを当選していただいたりしてます。山都の読みを平仮名で格好よくデザインした”やまと魂”と背中にプリントしてあるシャツで、山でアウターとして着ると受けそうです。
小学校跡からスタート。最初は一ノ木集落の中を抜け、のどかな棚田などが広がる山村の中の舗装道を緩やかに登って行きます。
今日の山開きの参加者は、鳥屋山の時のように極端におおぜいではないです。歩き始めて約50分で従来この山のネット記録では、皆さんここから歩き始めているようなゲートに到着しました。今日はなぜか開いています。たぶん、ここまでの倒木が酷くて、ここまで車で来れる人は少ないのではないでしょうか。通年、このゲートから山開きも歩き始めのようですが、今年からは、林道の状況により小学校スタートになったようです。小学校からここまで4キロ、往復8キロを余分に歩くことになったわけです。
ゲートの先もなお林道を歩きます。足元は自動車が走行はできるようなレベルであまりガタガタではありません。途中東の展望が開けてすぐ隣に走る尾根や遠くの山なみが見えてきます。
(右のかっこいい山は高曽根山というやつでしょうか。始めて知りました。中央の遠くは西吾妻連峰でしょうか。)
林道脇にはタムシバが時々咲いています。新緑がとても綺麗、林道と言えども会津の山、山深い感じがします。
(前をゆく あつ)
林道ゲートから約35分超歩いて、ここから山道に入るという意味での登山口につきます。歩きやすい道とはいえ、1時間30分の林道歩きは、結構長く感じます。でも、そのくらいでないと肉体的には軽すぎる山になっていたと思うので、自分としてはかえってよかったと思います。
山道に入ると、やや急な登りが始まりますが、道はよく踏まれていて歩きやすいコースです。周囲には桜のような色の花、山桜、タムシバ、足元には紫のスミレ系?のお花と結構華やかですが、やはり新緑のきれいさが際立ちます。
途中平坦な尾根歩きになって、前方に黒森山山頂部がこんもり見えてきます。そこからまた登り始める地点が最後の急登区間のようです。急登地点はジグザグに登って行きます。(p ↓)
薄い紫色のお花が林道あたりにも咲いていて、山道に入ってもずっと足元に咲いていました。スミレ系の花でしょうか。花の後方にピョコーンと角が出ています。
大木があるわけではないのですが、小ぶりな桜の木に花がついていて、あちこちに咲いているので、いい雰囲気を作っていました。
桜やタムシバに迎えられて、急登地点が終わる緩やかな尾根道に到着します。(p ↓)足元には残雪が少し残っていたりします。目先に高い場所が見当たらないので、もうすぐ頂上なのでしょう。
歩き始めてから2時間20分ほどで山頂に到着です。運動不足気味のあつは、道中3時間以上の車酔いもあってあまり調子が上がらないようだったですが、なんとか登ってきました。
山頂にはすでに数十人のかたがそれぞれ憩っています。8割がたのかたが、飯豊連峰のほうを見て腰を下ろしていました。でも最初になな”の目をひいたのは、東方面の眺望です。先ほどまで見えていた西吾妻らしき山塊の左手手前にギザギザのまだ白い稜線が見えています。印刷してきた広域地形図を見る前に、となりで同じく眺望を観て感嘆しているおじさんに山の名を聞くと、あの白ギザギザは飯盛山だそうです。なるほど、地形的にそうだようなと納得。飯盛山の稜線あるきも長くて、充実感を得られそうです。
北西方面は飯豊の本山周辺の稜線が一望できます。この大きさで飯豊を見るのは始めてで、ちょっと嬉しくなります。もちろん入ったことはまだないので、行きたいですが、近々歩けるでしょうか。
山頂であつと飯豊方面を観ながら腰を下ろしてゆっくり食事して、撮影して山頂より少し北まで100mほど行ってみて、広い残雪地帯はありましたが、眺望はないまま尾根が降りていってしまうので、山頂に戻りました。真っ白な飯豊の山と、飯盛山なんかにお別れをして下山開始します。帰りは来た道をピストンです、下りはやはり早いです。タムシバや山桜があちこち咲いているのをみたりして、急降下を少しして行きます。
下り行程は低山ながら、結構な高度感を味わえながら降りていきます。
登山口付近に咲いていたタムシバ。
歩いていく林道に並行して東に走る尾根が、林道からよく見えてきました。673pとか649pのはずです。649pの直下まで作業道らしい痕跡が続いていたような気がしましたが簡単に登れるかどうかは疑問です。もう一山登ろうか、とあつに言うと、「お一人でどうぞ。」と返ってきました。自分の趣味を他人に無理強いはいけませんね。
元気なちびっこなんかに追い抜かれて林道をゆっくり進みます。この山の山開きに参加するような人は、概してベテランさんのような人が多いです。お年のかたでも、結構皆さん歩速が早い、早い。
(林道は緑が綺麗です。)
林道が終わり、舗装路にでるあたりに咲いていた。花の付け根あたりが綺麗に色づいていて、他の個体より綺麗なものです。
山村の田畑の中の道に出ました。林道歩きが長くあつはちょっとダレ気味。棚田の山村風情がいい感じでした。
一ノ木の集落ガ見えてきて、もうすぐゴールの旧小学校です。この集落は一ノ戸川の川沿いに数十件の集落が寄り添っている山あいの集落で、とてものどかでいい所だと思いました。いつかまた、この集落にお世話になることもあるでしょう。
最後に、小学校のすぐ近くにある飯豊山神社でお水をかりて、手を洗って参拝します。
今回のGWは、家族が入院中のため、遠出はこの日のみ。病状によっては、次回いつ山に向かえるかもわからない状況なので、あつと福島観光を兼ねて、遠出ができてよかったです。
林道歩きプラス8キロは長かったと思いますが、それがなければやはりちょっと物足りなくもありますね。未知の会津の山をひとつ歩けて、喜多方山都あたりの道路の状況も少しわかったので、次に生かせるでしょうか。帰りの自動車走行は、往路とは違う昭和村経由の峠道を走って、自然を楽しみながら高原の中を走って帰りましょ。 ■■
(あつが当選したTシャツ、撮影だけさせてもらった。欲しいなー)
黒森山からは飯豊はかなり近くに見えました。ノラさんでも知らない会津の山なんてあるんですね。一応会津100みたいです。
この周辺の土地感を少し持っておきたかったのですが、ちょっと遠いですね(笑。
タムシバはモクレン科みたいですが、花には葉が付かないようです。なので2枚めのタムシバと言っている写真はコブシかもしれないです。
これからは、タムシバをよく見る季節ですね。
今日は足尾のヤブの中で右往左往大会、その後壬生まで見舞いでクタクタです。(笑2。
おいらのGW、鳳凰三山は途中敗退してきました。やっぱり低山でヘロヘロになってたのにテン泊装備は重過ぎたww
私も昨年、小学生の甥っ子と大日如来像がある鴫内山前衛のお山に登ったことを思い出しました。
私も今年はお山三昧のGWになりました。
鳳凰三山敗退は残念だったね、でもそういうのっていい思い出になったりするので・・・。また調子が出てきてから頑張ればいいんじゃない。
爆烈女子さんは、いなかったなー。すれ違ってもいないし?。 熱塩加納のほうに参加したのかな? でもあちらの人達とも、ほとんどすれ違ったので、ちょっと謎ですよ。
うちの甥っ子は数少ない親族なので、(笑) 親睦を兼ねてです。
やぎ姉の甥っ子さんはいいですね、たくさん山に登れそうです。
GWは充実していたようで何より、今年もお互いたくさん山に行けるといいですね。
そしてそして、車は林道に停めていたのに・・・
長すぎる林道歩きは嫌いです(笑)
私はその日、高陽山の山開きに参加していましたです。
雪たっぷりで楽しかったです♪
飯豊連峰がすごく近かったですよ~
猛烈 でございます(笑)
爆裂ってなんかすごそうじゃないですかぁ・・・
黒森山の登山口ゲートまでが、豪雪の為の倒木の影響でちょっと荒れていたのが、変更になった理由みたいです。
黒森山自体は小ぶりでも、とてもいいお山の印象を持てました。
猛烈女子さんは、高陽山でしたか。そっちにすればよかったかな。地形図を見るととても面白そうな山ですね、
爆裂”の件は,tom君が悪いのです、自分もコピーして気づかず使用してしまいました。
でも爆裂女子”もいいですねー、男体山や白根山の火口部のようで最強です。この際、爆裂女子”に改名してみては。。。(笑)。