
2015年4月29日(祝) 晴
今回は久しぶりの足尾歩きです。この季節に歩いてみたかった備前楯山の古滝からの沢沿いをあるくルートは、たそがれさんやハイトスさんの記録で知っていました。このルートは尾根歩きではないので、なな”の不得手とする要素があるかもしれません。今回は前日に、ハイトスさん記事を軽く見て予習しました。
この季節はこの山もお花が綺麗なのではないでしょうか。あと備前楯山は私としては銅山遺跡のテーマパークと捉えているので、そんなものをいくつか見られるか、楽しみです。
そういったわけで、今回の歩きはハイトスさんの記録がベースとなります。最初のとりつきから、間違いました。50m足尾よりと書かれていたのは記憶していましたが、そこを見逃し、3,4分足尾よりに歩いて、古い作業道があるので、そこが正解と思い入りました。(P ↓)
コース:小滝の里p 7:16 --- 沢沿いを遡上 --- 備前楯山山頂 --- 南西尾根経由で下山 --- 古滝の里p 11:44
(今回は花開く野草を這いつくばって何度も撮影したり、山頂で食べ物まで頂いて他県ハイカーの人と交流させていただいたりと、コースタイムは全く参考にならないです。よって、スタート、エンド時間のみ。お花の時期は、ゆっくりしましょう。)
作業道はすぐ大きな広場のような場所に出て、目指す北東方向に進んでいくと沢の末端部のような地形の場所に出てしまいました。しばらく作業道のような場所を歩くと予習していたので、最初から間違ったなと気づきます。でも、このかれ沢を遡上すればいいのは、地形的に間違いないので、沢の右岸なんかの薄っすら踏み跡のあるような場所を選んで、進んでいきます。歩きづらいです。
右岸を進んでいくと、石造りの大きな堰堤が出てきます。ここは左から巻きました。お花は散発的にミツバツツジがさいている程度ですが、新緑がとても綺麗です。ということは、秋の紅葉もきれいなのではないでしょうか。秋にゆっくりもみじ狩りもいいかなと思いました。
堰堤を超えると、ゴーロ帯のような地形になります。この辺からは沢の真ん中を歩いていきます。
ある程度広かった沢ですが、徐々に周囲が狭まってきます。歩き始めて40分くらいの地点です。(P ↓)
巨大な岩がごろごろしているわけではないですが、こういった岩の沢沿いの歩きは不慣れで、歩きづらいです。
写真(P ↓)ではちょっと解りづらいですが、V字の所が小さな滝です。途中何箇所か巻かなければ進めないちょっとした段差はありましたが、いづれもどうってことなく進めるレベルでした。
沢をずっと登っていくので、時間がいつもより長く感じるような気がします。ハイトスさんの記事にある沢の分岐地点まで登ってきました。ここまで約1時間20分です。(P ↓)ここはその記事にならって、左の沢に入っていきます。
二股分岐からの左に入った沢状は時に急傾斜、落ち葉も堆積していて歩きづらいです。明るい傾斜地にスミレ系の花があちこち咲いているのが目に付き出します。コスミレでしょうか、なんとかスミレなんでしょうけど、よくわかりませんね。
沢状の部分がぐずぐずで歩きづらいので、右岸の尾根に逃避しようと斜面をしばらく歩いてみます。斜面には小さなお花が咲いているので、踏まないように気をつけてましたが、結局沢に降りました。
フイリフモトスミレでしょうか。これもたくさん咲いています。花は小さくて小指の爪くらいです。花の撮影も難しいですね。
この周辺で炭焼き場の跡のようなものを見ました。
この沢沿いのコースの上部は歩きづらかったですが、お花がたくさん見れて、新緑もきれいだったので、事後の感想は良好そうです。
歩き始めてから2時間ちょっとで、山頂西150m付近の一般道に合流しました。ちょうど3人と御夫婦の5人のハイカーさんが登ってきて、ご挨拶。登ってきたルートを聞かれたて簡単に伝えたり、撮ってきた花の写真をお見せしたら、喜んでもらえたようです。
一般ルートを数分歩いて、お馴染みの山頂に到達です。今日の眺望は文句ないですね。
(大平山から半月山の稜線。)
庚申山、皇海山、塔ノ峰、オロ山、沢入山、中倉山。
先ほどの一般道合流地天でお話した富岡のグループさんと山頂でいろいろお話させていただきます。富岡のかたは栃木の分県ガイド本を持たれていて、見せてもらいました。いろいろ書き込みがしてあり、大切に使われているのがうかがい知れました。その本の山はほとんど歩かれているようです。なな”はその本は持っていないので、欲しくなってしまいました。周囲の山の名を尋ねられたので、その場で山座同定ガイドをします。このグループのかたによく冷えてプリプリのトマトをいただきました。最初は気持ちだけいただきます、って言いましたが、最後はとっても美味しくいただいちゃいました。とても美味しいトマト、ありがとうございました。かなり山頂でくつろぎました。足尾小に通っている兄弟も登ってきました。富岡の皆さんに、ちゃっかりこの駄ブログの紹介をしてお別れです。
袈裟丸連峰、と手前の稜線は小法師岳のでしょうか。
山頂周辺は満開のヤシオを期待していたのですが、今年はちょっと不作だったみたいですね。それとも時期がちょっとズレていたのかしら。山頂から西南西に300m歩いたあたりで、一般道と離れて南西尾根に入り込みます。この尾根を下るのは、なな”自身2度目ですので、末端の様子も知っているし、今回はリラックスモードです。
南西尾根は途中迷いの尾根分岐がいくつか出てくるのを記憶していました。今回は2度目だし、前方の展望もある程度きくので迷わず進めます。だれか最近掃除してくれたのか、ピンクのひらひらゴミはこの尾根にはほとんどありません。
南西尾根にもヤシオツツジはあるようです。所どころ咲いていました。地面に落ちた花が綺麗だったりします。
途中1050m付近でしょうか。尾根の方向を変える地点は展望が開けます。すぐ足元に銀山平からの沢や車道が見えていて、爽快です。。前方には庚申山や塔ノ峰の姿も間近に見えます。
この展望地でゆっくり大休憩です。座ってパンを齧っていると足元に白いイワカガミのような花が咲いているのを見つけました。咲いているのは1輪だけでしたが、同じ植物は周囲にいくつかありました。
展望地から尾根なりに少し下ってまた展望地。こちらの展望地の記憶はなな”は無かったのですが、忘れていたのでしょうか。この下にある展望地のほうが休憩適地のような気がします。
(対岸の山、左中腹の禿げた部分は2年くらい前THファミリーでいった月の砂漠でしょう。)
2段展望地からは、尾根をグングン下って行きます。周囲はむらさきのツツジの花でがたくさん咲いています。時に山桜も咲いていてとてもいい尾根歩きになりました。
尾根末端近くまで降りてきて、見覚えのある岩の切通の地点に降りました。前回はここから作業道をたどり最後は車道に2Mくらいの石垣から危うい降下をしました。今回はその再現はイヤだったので、作業道を反対方向(北東)に歩いてみました。いつまでも、下に見える沢に降りる気配がない作業道だったので、岩の切通までもどり、そのまま作業道を車道付近まで降りました。(P ↓) 結局前回同様、2Mくらいの石垣を降下して車道にとび降り立つと、鹿の屍の干からびた皮の上だったみたいです。
車道に降りた地天は小滝の里のパーキングのすぐ脇でした。斜面を見て歩くと、ハイトスさんの言っていた入口らしい地点もみつけられましたので、次回があればそこから鉱山遺跡探索の旅ですね。
(思い出の像山も今が一番華やかな写真が撮れます。)
小滝の里の公園でゆっくり休憩です。パーキングにはこんなに綺麗な場所なのに、なな”の車以外には1台のみ。行き交う車もほとんどなしです。
今日の歩きは取りつき直後の前半の部分は、沢沿いあるきになってしまい、鉱山遺物などの多くを見逃したのはちょっと残念です。沢状の地点の大部分を辿って山頂まで出られて、またひとつルートに足跡を残せました。新緑とお花も綺麗でいい山歩きになった気がします。 ■■
(精錬所跡)
(帰り途中、庚申ダムって言うのでしたか。そのダムの管理棟近くの駐車場の上の花が綺麗でした。新相棒を綺麗に撮ってあげました。)
備前楯のマイナールートに足跡を・・。
この山も究極はたそがれさんになりますね。
考えられるルートを歩き尽くすというのも楽しい趣向の一つでもあります。
自分はたそがれさんにいろいろ連れて行ってもらったおかげで一通りの満足はしておりますが。
小滝の里は訪問者が少ないのですがいい場所です。
あの石碑が何とも味わい深い。
ところで町を走っていてもななさんのブログでめに焼き付いているのか白いXVが目につくようになってしまいましたよ。
鳴虫山の猪尾根はいいですよ。そういえば、ノラさん、今年はアカヤシオとかまだみいたいですね。でも、それ以上に残雪山で、面白い歩きをしていますよね(笑)。
昨日は、喜多方山都の山で、甥っ子とタムシバと飯豊連峰見物してきました。
今回は当日前にハイトスさんの記録を何度も見させてもらいました。
歩き尽くしといえば、私はあの堆積場の東の稜線を歩いていないですし、まだまだ楽しめますね(笑。
あの日の小滝の里の色彩の綺麗さは、酒を飲んでゆっくりしたいほど素晴らしかったです。
XVは、アウトバックがちょっと林道走り屋さんには手を出しづらいサイズになった??ので、そちらから流れているようです。林道なんてめったに走らないんですけどね。私の車は、今のところ快走しております。