一生
アケミの荷物にかかる筈のない、
ファーストクラスのタグが、かかっている。
アケミの冥土土産だわ。(笑)
アケミあの世いくとき荷物につけていくわ
トランスファー札は、いらんと思うけど
大切な人生の思い出ばかりだろうから
フラジール札を足して。
これまたはじめて見ます、機材。
オレンジの南西航空で那覇へ!
那覇を発って ひとりで泣いた
この涙だけは絶対、母にみせるわけにはいかないと思った
サングラスとマスクの中で泣いた
アケミが横で泣いていたのは
知らないだろう
2017年3月。
30年前のわたしに会えた
わたしは大きくなっていたが
その分
随分、母は小さく
こどものような振る舞いになってしまっていた
てぃんさぐぬ花
宮古島東急リゾート
テーブル間あちこちでうたっていて
目の前で
てぃんさぐぬ花うたってくれました
アケミ涙ふくのも忘れて涙がとまらない
母はサンシンに感動してアケミ泣いてると思ったか?
いつもなら、なんで泣いてる?て聞くよな
この腹から来たんだ。
言わなくても、すべてお見通し、って
この歌がいってるような
パブロフ犬になってしまったアケミ。
今、てぃんさぐぬ花ながされたら
3秒で泣きだす
三線の花
も、うたってくれました
シンガーの目の前なのに
アケミ号泣
鮮やかによみがえる
あなたと過ごした日々を
鮮やかに思い出す日が。
必ずくるんだ
先にわたしが死なない限り
歩けない母を沖縄へつれていきたいと
迷っていたわたしに
今、だよ
いくんだよ今、だよ
と背中を押してくれた患者さん
あなたの希望の星砂を
自分の手でとってきたよ
キーホルダーとちがって
たった2、3粒しか渡せないけどね
目から八重山の、
宮古の海が流れてく
優しい海。
羊水のような。
海が、目から落ちてく
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