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アップルの『iPad』、ついに発表!

アップルがついに噂の新端末、『iPad』を27日に発表した。かなり前からアップルがタブレット型の端末を開発しているとか、Amazonの『Kindle』に対抗する電子書籍端末を出すなどの噂はあったが、ついに正式に発表され、同社 CEO の Steve Jobs 氏がその全貌が明らかにしたのだ。



『iPad』は、解像度1024X768ピクセルの9.7インチ画面を備え、高精細度動画再生に対応するほか、最大64GB のフラッシュメモリを内蔵している。ワイヤレス接続性は、『802.11n』規格の『Wi-Fi』と『Bluetooth 2.1 + EDR』の他、 3G対応 モデルも出す予定。米国における 3G ネットワーク接続については、『iPhone』と同様に引き続き AT&T が協力する。本体の大きさは、242.8mm x 189.7mm、そして厚さは13.4mm となかなか魅力的なサイズである。価格は16GB の Wi-Fi モデルが最も安く、本体価格は499ドルとなる。これは大方の予想をはるかに下回っていた。尚、32GB の Wi-Fi モデルは599ドル、64GB の Wi-Fi モデルは699ドルで、Wi-Fi + 3G モデルの価格は、これらの130ドル増しとなる設定。



CPUだが、『iPod touch』と iPhone は『ARM』アーキテクチャのプロセッサを搭載しているのに対し、iPad はカスタム設計の『Apple A4』プロセッサを備える。同プロセッサは1GHz 駆動で、どうやら「ものすごく速い」らしい。さて、気になる出荷時期だが、iPad の Wi-Fi モデルは3月下旬に世界発売の予定で、Wi-Fi + 3G モデルは4月に米国と一部の国で発売となる。日本でも3月末にはWiFiモデルがお目見えする予定なので、今から待ち遠しい限りだ。



さて、そのデザインだが、見た目にはiPhoneをそのまま大きくしたようなすっきりとした無駄の無いデザインを継承。アップルらしい、オシャレなデザインはやはり目を引く。サイズ的には画面の大きさを確保しながらもある程度持ち運びにも適したサイズであり、なかなか良く考えられている。キーボードとのドッキングステーションも用意される予定で、これによって、デスクトップPC的にも使えるから便利である。また、専用のレザーケースも用意されるが、このケースがスタンドにもなって、iPadで映画などを見たい時にはちょうど便利である。この辺りの周辺機器やグッズもかなり楽しみだ。




更にアップルは、電子書籍販売に参入することも発表した。電子書籍閲覧アプリケーションとして『iBook』を無料配布し、書籍販売チャンネルとして『iBookstore』を設ける。これらの組み合わせによって、『iTunes』と『iTunes Store』の組み合わせと同様に、書籍を探したり購入したり、購入した書籍を読むといったことができるほか、iTunes を通じてパソコンとの同期も行なえる。また アップルによれば、iPad はおよそすべての iPhone 用アプリケーションが動作するというからこの互換性は当然ながらも嬉しい。この『iBook』アプリは本棚風な直感的ユーザーインターフェイスで使いやすそうである。この点もさすがアップルである。これにより、日本でも電子書籍市場がiTunesのように一気に加速する可能性もあるが、日本で賛同するコンテンツ事業者をどのくらいまで囲い込めるかが普及の鍵となろう。電子書籍市場も今後注目である。



『iPad』に対しては様々な意見が出ており、実際にどこまで幅広い層のユーザーに受け入れられるかどうかや、その機能性に関しては賛否両論ではあるが、こういう議論は結局関係無く、アップルは一種の『宗教』であり、アップル教信者はとりあえず購入するのである。割り引いて考えても、ちゃっかり他社に先駆けてタブレット型の端末を世の中に送り出すところはさすがアップルの技術力だし、新しいCPUや価格設定など常に新しいものを盛り込みながら知識デザインを進化させているところは新興宗教ならぬ、『革新宗教』である。
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