・上海航空(B767-300 レジ:B-2570 羽田空港 ニコンD80で撮影)
中国からやってくる飛行機としては、北京を拠点とする中国国際航空・上海を拠点する中国東方航空・広州を拠点とする中国南方航空の3つが有名だが、この上海航空も、規模は少ないものの、羽田空港・関西空港・富山空港の3つの空港から上海を結んでいる。
関西・富山空港では主にB737-800型の小型機が使用されるが、羽田空港にはB767-300型の中型機が使われる。2007年に航空連合「スターアライアンス」に加盟し、上の写真のようなスターアライアンス塗装の飛行機もお目見えしている。
アメリカのメジャーな航空会社で、夕刻の成田空港はユナイテッド航空と並びジャンボ機を中心に多くの飛行機が往来し、日本でもなじみ深かったノースウエスト航空でしたが、デルタ航空と経営統合して約2年、今年の1月をもって、「ノースウエスト航空」という名称での運航は消滅してしまいました、受け持っていた路線は全て「デルタ航空」として、引き続き成田空港を中心に運航されています。
写真にように機体前面に「nwa」と大きく描かれた塗装は2003年4月から初めて登場して、まだ7年も経たないうちに、デルタカラーに替えられてしまうことになります。
最新型の小型飛行機で、JALやスカイマークも同型の飛行機を運航している。当初ANAはB737-700型のみを所有していたが、B737-700型の乗客定員が130人とキャパシティが少ないため、近々退役するA320(定員150名)の後継機として、170人の乗客を載せれる800型を2008年度より投入して、現在既に11機が国内線専用として運航している。
ちなみに初号機(JA51AN)はスターアライアンス塗装の機材。
リゾート地として有名なインドネシアのバリ島からセントレアに週3便でやってくる飛行機。
昨年から機体の塗装を一新し、会社名のロゴが大きく丸みを帯びた書体に変更されていることと、尾翼がバリ島の美しい海をイメージしているのか青色のコントラストなっていて、全体的に爽やかな感じに仕上がっている。
・エティハド航空(A330-200 レジ:A6-EYJ セントレア ニコンD80で撮影)
およそ4か月ぶりのセントレアでの飛行機撮影。冷たい風が強かったけど、もやがなく視界良好で絶好の撮影日和となりました。
今月から新規に就航したエティハド航空は中東のアラブ首長国連邦の首都アブダビから北京を経由して週4日就航している(3月27日から成田にも就航予定)。昨年3月にセントレアから撤退したエミレーツ航空以来の中東からの飛行機。
今年のF1アブダビグランプリの公式スポンサーのロゴが機体に貼られており、機体のロゴが金色で太陽の光が反射してピカピカしていました。
ロンドン・ヒースロ空港から成田空港へ週6便でやってくる飛行機。
イギリスの大富豪である、リチャード・ブランソンが、同国のフラッグ・キャリアであるブリティッシュ・エアウェイズに対抗するため、他の航空会社に先駆けてエコノミークラスにテレビを導入したりするなど、積極的な機内サービスを行っていることで有名。
保有する全ての飛行機にニックネームがつけられていて、写真の飛行機にはは"Rainbow Lady"のニックネームが付けられている。
通常成田へは胴体が世界最長であるA340-600で乗り入れているが、この日はA340-300だった。
・フィンランド航空(A340-300 レジ:OH-LQC 成田空港 ニコンD80で撮影)
北欧フィンランドのヘルシンキをハブ空港にしている飛行機。
日本には成田・関西・セントレアに就航していて、成田・関空はデイリーで運航し、セントレアには週5便(2月まで週4便)で運航している。
日本から最短(約9時間半)で欧州へ行けること、ヘルシンキから欧州各地への乗り継ぎ便が充実していること、オーロラなどの観光ツアーに利用できることなどから、不景気で各航空会社が路線を縮小していく中、積極的な路線展開を行っていて、乗客からの評判も高い。
機材は2年前ぐらいまでは三発機であるMD-11を利用していたが、最近はA330やA340のエアバス製の機材を使用している。
JAL撤退の4路線、ANAが新規就航や増便(読売新聞) - goo ニュース
先日ANAが発表した事業計画によると、経営破たんしたJALが撤退した路線を新規就航や増便をすることで、積極的な路線展開をしていくという。
特に国際線はJALが撤退した中国路線を増便し、7月には日系の航空会社としては初めてとなるドイツのミュンヘン(スターアライアンスメンバーであるルフトハンザ航空のハブ空港)に新規就航する予定。
そして10月に発着枠が増える羽田空港の国際線も、香港・北京・韓国便を新規就航や機材の大型化等を行う。
さらに今年度中に国際線用のジャンボ機全てを退役させ、最新鋭の飛行機であるB787「ドリームライナー」を受領し、国際線用として就航させる予定。
この積極的な路線展開は今年度中にJALからANAへ航空業界の覇権交代が果たして起こるのだろうか。
・トルコ航空(B777-300ER レジ:TC-JCC 成田空港 さくらの山 ニコンD80で撮影)
成田と関空に合わせて週7便でトルコのイスタンブールへ運航されている。
今まではA340やA330等エアバス社製の飛行機だったが、冬スケジュールからB777-300ER型のボーイング社製の最新鋭の機材を使っている。大型機だが、成田空港では昔から着陸はB滑走路を使用している。
湾岸戦争の際、イラク国外に脱出するための日本の航空機をチャーターできず、イラクに取り残されそうだった多くの日本人を脱出させた時に使用したのがトルコ航空の飛行機であり、このことはテレビのドキュメンタリー番組でも取り上げられた。
12月に成田空港に駐機していた真っ白な飛行機。これは元JALのクラシックジャンボ(JA813J)で2009年の7月31日にクラシックジャンボの旅客便として国内線最後のフライトを飾った記念すべき飛行機。
今後はアメリカの貨物航空会社に引き渡され、異国でJALとはまた違った塗装に衣替えされて第2の人生を送る予定である。
昨日JALは会社更生法を申請し、経営再建の道を歩むことになった。その一環としてJAL所有のジャンボ機を数年間で全廃する予定。もう日本の空に国内のジャンボ機が見れなくなる日も遠くない…。
在りし日のJALクラシックジャンボ JA813J (上の写真と同じ機材)