カメラ片手に いよいよ師走

　▼今年最後の月になりました。自分自身に何でもいいから良かったと言えることがあっただろうかと振り返ってみても、何も思い浮かびません。年金生活ですから、他の収入は一円もなし。ところがあらゆる税金や医療費などの負担が増えるばかりですから喜ばしいことなどあるはずがないのです。アベノミクスは完全に失敗。大企業の内部留保金ばかりが増大し、労働者には雀の涙のおこぼれ程度しか出ていません。大手からたたかれっぱなしの中小産業は、出費を抑えながら、生き残りに必死です。それでもアベノミクスを続けると言う安倍さんに、自民党総裁の任期を党規則に反して延長させるというのですから、どういうことになるのか、オリンピックで潤うのは関係する業界だけでしょう。安倍さんが「アベノミクスで全国津々浦々にまで恩恵が行き渡るようにする」と豪語したことは、夢のような話、バブル景気の時とはまったく違います。国民の大多数が願うのは、景気回復と収入増で暮らしが少しでも良くなることです。それができないなら、速く政権の座から降りてはいかがでしょうか。私は欺されるのは嫌いですし、平気で国民を欺すような政治家はダイキライです。

　▼そういうことで、今年の暮らしが良くなったという方が１０数パーセント台で良くなっていないとか悪くなってるという方が７０パーセント近くいます。そういう現実でありながら。安倍内閣を支持する方が５０パーセントを上下しているのですから、これっていったい何なんでしょうか。収入格差が広まり、底辺の家庭ではこどもの食事すら満足にできないまでに追い詰められています。その一方では・・・

2014～2015年度の飲食関係費の出費額一覧表です。二年間の飲み食いに使ったという届け出です。政党助成金からら支払われてることもあるでしょう。名目は何なのでしょう？ついでに、どこで飲食したのかも。

　▼クリスマスのイルミネーションが華やかに輝いています。財布の紐が緩くなるようであれば、商店も大助かりでしょうが、デパートやーパーの売り上げが連続して下がっています。景気低迷でなく、収入が増えないで物価が上がってるから、生活防衛に精一杯なのではないでしょうか。