では、オンエアーリストなど…。
ブルーヨーデル・コーナー
1. My Carolina Sunshine Girl/BILL MONROE
‘ブルーグラスの父’であるビル・モンローが、1945年にブルーグラスというジャンルを確立した6年後、自らのブルーグラス・ボーイズとの録音ではなくて、エレキ・ギターやドラム等ナッシュビルの腕利きスタジオ・ミュージシャンたちとデッカ・レーベルの意向によって無理やりセッションさせられた音源。
ネタ本は沖縄ではソギーマンやゲッテンさんぐらいしか購入しなかったニール・V・ローゼンバーグ著 西垣内泰介・西垣内寿枝訳『ブルーグラス~一つのアメリカ大衆音楽史~』松柏社 3800円(ほかに「持ってる」という人がいたら、コメント欄に書き込んでください)。
それによると、そのとき10曲センッション録音したうちの一つがこの曲。ハイ・ロンサム・サウンドのビル・モンローしか知らない人には衝撃の曲ですね。
2. She Was Happy Till She Met You/JIMMIE RODGERS
1929年アトランタ録音のオリジナル音源から。
3. Old Faithful And I/TOPP TWINS
ニュージーランドの双子カウガール・デュオのトップ・ツインズ。今朝HPを見たところ、闘病の様子には触れられていないけど、演奏ツアーはやっているようです。馬のいななきから始まるこの曲。'Old Faithful'は忠実な馬のことです。
ワールドミュージック珍品音源コーナー
今年1年を総括して、この番組を担当して楽しかったことだけ振り返りました。
1. Bonapart's Retreat~Hoe-Down/JAY UNGAR & MOLLY MASON
10月24日のこの番組でレナード・バーンスタイン指揮、NYフィルの演奏で一度かけたクラシックのアーロン・コープランド作曲のバレエ組曲♪Hoe-Down。ドラマ「のだめカンタービレ」の大ヒットでクラシック曲が身近に感じられる昨今の風潮に便乗しましたね。このバージョンはもともとヒルビリー系のフィドラーが、原曲は「ボナパルトの撤退」ということを明示して、オーケストラと交互に演奏するという労作。
2. 安里屋ユンタfeat.385/SISTER KAYA
何故かこの番組を贔屓にしてくれ、2度も優先的にゲスト出演してくれた日本レゲエ界の女王=SISTER KAYAさん。来年2月14日にクラシック曲に自作の日本語詞を乗せた「セレブレーション2」、3月3日に「桜~Complete Japanesque Reggae~」と新譜の発売ラッシュだとか。ノリノリに乗ってる人に乗っかりましょうよ!
ノンジャンル・コーナー
1. Don't Know Much/AARON NEVILLE & LINDA RONSTADT
今年一年この番組で得た‘アーロン・ネヴィルもブルーヨーデル歌唱法なんだ!’--という気づき。 来年はソギーマンも女性ボーカルとこういうデュエットをやってみたいなぁ。でもこんなことを予告するから女性のセッション・ゲストが来なくなるのか…納得!
2. Minuit~Auld Lang Syne/PAUL WINTER CONSORT with FRIENDS
そもそも「友よ、また会おう」という明るい別れの歌であるスコットランド民謡の♪オールド・ラング・ザイン。もちろん日本では明治政府の意図的な歌詞の♪蛍の光。
さぁ、本年の放送は終えました。意外なことに来年も「Blue Yodel Hour」は続きます。新年1月2日は局の都合でお休み。次回の放送は1月9日(火曜日)です。
リスナーの皆さん、ブログ読者の皆さん、よいお年を!
♪ヨロレイヒ~
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