2月13日、 大森赤十字病院の講堂でおこなわれる、弦楽四重奏による 院内コンサート へ出演させて頂きます。今日はそのリハーサルでしたが、チェロの三木さんのお宅へ、お邪魔させて戴きました。
2013年の NHK連続テレビ小説で、「花子とアン」 が大人気で話題になりましたが、その「赤毛のアン」の翻訳者「村岡花子さん」のお孫さんが、三木さんの奥様でいらっしゃいます。
2014年に、日本橋三越で、モンゴメリと村岡花子さんの企画展があったときに伺って、ほんのちょっぴりブログを書いていましたので、ここにリンクを置きます… 懐かしいです☺️
モンゴメリと花子の赤毛のアン展 ~カナダと日本をつないだ運命の一冊~
さて、この院内コンサートでは、日本の歌から 「月の沙漠」「蘇州夜曲」「川の流れのように」を、アルゼンチンタンゴから「エル・チョクロ」「小径」「ラ・クンパルシータ」「失われた小鳥たち」を歌わせて頂きます。…実はもうひとつ、好きな歌があってそれは「夜来香」です。なにかで歌う機会があるといいな。
弦楽四重奏との歌は、歌い方に新しい発見がたくさんありました。毎回そうなのですが、特に日本の歌は、言葉が聞こえるように、フレーズも言葉をこわさないように、また情感が自然にのるように心がけて歌いました。もちろんカンタンではありません… あと半月あるので、お稽古します。タンゴはまた独特な音づくりになりますが(弦楽四重奏+歌)、これもどう歌うか楽しみで、よきを探してお稽古します。
<院内コンサート>
病院の院内コンサート、とは入院されている患者さま、そのご家族、来院の患者さま、職員の方々へ音楽をお届けするコンサートです。 私は三木さんのコンサートで何度か経験させて頂きまして、生演奏をお届けできることが嬉しいと実感致しました。 前回、何かのご経験や思い出につながったのか、それとも身体がすこし解放されたのか…わかりませんが「川の流れのように」を歌ったとき私の目の前で、たくさんたくさん涙を流されていた方がいらっしゃいました。もちろん有名な曲であることもあるでしょうけれど、これはやはり日常耳にされない生演奏であること、生の声であった、ということだとおもいます。
さて、今日の1曲は 「蘇州夜曲」 です。
歌詞をおいておきます、 ご存知でしたらどうぞ歌ってみて下さい。
李香蘭(山口淑子)が美しく歌いあげ、その名唱で知られる歌ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/8f/5ad62be6018f270f899943148d048f0b.jpg)
「蘇州夜曲」
西條八十作詞・服部良一作曲
君がみ胸に 抱かれて聞くは
夢の船唄 鳥の唄
水の蘇州の 花散る春を
惜しむか柳が すすり泣く
花をうかべて 流れる水の
明日のゆくえは 知らねども
こよい映した ふたりの姿
消えてくれるな いつまでも
髪に飾ろか 接吻しよか
君が手折りし 桃の花
涙ぐむよな おぼろの月に
鐘が鳴ります 寒山寺
曲を知らない方は、こちらをご覧ください。
それにしても嬉しかったのは、歌詞検索をすると必ず、一番で 「鳥の歌」 と出てきますが、この映画の李香蘭は「恋の歌」と歌っています。なぜって私は、ずーっと「恋の歌」だと思っていて、CD録音の時も「恋の歌」と入れてしまったからです。
それはさておき、これが動画です。
「李香蘭_蘇州夜曲」
https://www.youtube.com/watch?v=6iYKiOcLYWg
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/a9/4febe09be59d4cc4f41f9069269e757f_s.jpg)