この時期になると思いだすことがある。
その昔、友と一緒にの野山駆け回り
友と一緒に川遊び、いたずらし 粗、毎日一緒に居た友。
小学二年の夏その街へ転校してきた私を一瞬にして受け入れてくれた。
彼の身長は低く、私は高い デコボココンビの春夏秋冬
・・・時は流れ 中学へ
私は相変わらずのおバカだったが、彼は勉学に励みだし、なんとなく離れがちになった。
更に時は進み、高校進学
私はおバカな学校へ
彼は進学校
グイっ!!と二股に分かれた。
又、時は流れ
私は、染色関係の仕事に着き
彼は進学し、教職の道へと進んだ。
私は京都に流れていったが、彼は地元の小学校の体育教諭となったことを風の便りに聞く。
その後何年かして、私は実家の都合で地元に戻ることになり
(幸いな事に、何処に居ても出来る仕事であったので、会社の好意で続けることができた)
彼と再会
二人とも所帯を持ち、子供も授かっていた。
私の次男と彼の長男が同い年・・・ははは 因果は巡る・・か。
小学校入学後、二人はスポーツ少年団の野球クラブに入った。
まだ低学年であったので、試合に出ることはなかったのだが
私も彼も、試合の度に応媛に出かけた。
だが、私たちは 試合を見てるのだか、昔話に更けるのだかなんだか^^
遠くに子供達の動きを見ながら、私達もその頃の子供に戻っていた。
だが、ある日を境に彼の姿を見ることがなくなった。
始めは仕事が忙しいのか? と思っていたのだが
思い切って奥さんに聞いてみたら始めは口ごもっていたのだが・・・
主人は病院です と。
病院て? ハァ?
何かいやな予感がして後は聞けなかった。
後日、別の友人から
あいつは、癌だ 胃がんだ・・・・・
でも、あいつは頑張り屋だし若いし、気持が強いから大丈夫やろ・・・
手術を受けた。
報告待った。
しかし、若いからだめだった 若いから進行早かった。
小さい子供と奥さん残して逝ってしまった。
まだ三十代やぞ! なんやねん!
そんなこと。
友よ。 もう少し待ってろよ。
また一緒に 基地創ろうぜ・・・。
毀れ(こぼれ)落ち葉をかき集め
童のごとき我なりき
毀れ落ち葉を一つまみ
童のあそび君なりき
毀れ落ち葉を空に撒き
童の悲しみ我なりき
先程、待ちきれなくて降りてきた・・
彼が。
スタンド・バイ・ミー【訳詞付】- Ben E. King