たとえば・・・
地響きを立てながら昇ってきても
荘厳な音楽とともに現れても
それはそれで似合いそうなのに
太陽が水平線から顔を出す時って
なんの音もしないんですよね。
人間はその音のしない日の出を眺めながら
美しさに言葉を奪われたり、
感動のあまり歓声を上げたり、
あるいはその神々しさにウルウルしたり。
だけどそんな人間たちの反応をよそに、
”彼”はただ黙々と毎日昇ってきます。
きっと圧倒的な登場感や存在感があるから
効果音なんて必要ないのでしょう。
2022年のいちばん最初の太陽が昇りました。
新型株の動向が気になりますし、
しばらく注視しなくてはなりませんが、
今年の幕開けはなにか特別な感じがします。
模糊とした期待感が胸の中に蠢いていて
それが特別な感じを抱かせているのかも知れない。
それはもうひとつの光源となって
水平線の向こう側に隠れている気がするのです。
夜明けはどこまで迫ってきているのか。
固く閉ざされた扉の埃を払って
屈伸運動をしながらその時を待つ。
マラソンランナーたちのスタート前の
ウォームアップシーンみたいな雰囲気。
うずうず、うずうず、うずうず。
頑張った甲斐があったね。
ずっと我慢していたんだものね。
さぁ、どこに遊びに行こうか。
そんな言葉が笑顔で交わされる年に
早くなれたらいいなぁって思いました。
2022年1月1日
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