”気ままな…ホルン道楽”

ホルン磨き

連休最終日…というのに、家の雑用に追われ、合間を見て音を出していたら、もう夕方です。
まぁ、朝ねぼうもたたって一日の短いこと。
そんな中、実は、休み前から明日こそは「楽器を磨こう」と計画していたのです。
結局、夕食後の2時間、ホルン磨きに熱くなりました。

最近のホルンは楽器の表面にラッカーがかかっていて…、わかりやすく言うと透明の被膜で覆っているので、楽器はいつもピッカピカです。
指紋が着こうが金属の光沢は変わりません。

これに対して、ノーラッカーというのがあります。昔はこっちが主流だったような気がします。
言うまでもなく金属が外気に触れているので、金属は自然に酸化されます。酸化被膜を形成して変色します。
たとえば、真鍮製のドアのノブが、最初はピカピカでもだんだんくすんだ金色になるように。
ホルンもよく触るところは輝きが消えていくのです。
そのかわり、あちこちグラデーションのかかったような風合いのある渋い金属色調になります。

購入したウインナホルンもノーラッカーです。音質へのこだわりからラッカーはかけないのだそうです。

アレキサンダー103Mも、ノーラッカーです。買ったのは35年~前です。
個人的な好みですが、ピッカピカホルンは品がなくて嫌いなのです。
ホルンは木管のような外観であってほしいのです。

先日、オケ練習で20代のホルン嬢が私のホルンをまじまじと見て、「渋いですね~」というのです。
ほとんどのメンバーがピッカピカのラッカーホルンですから、新鮮に映ったのでしょう。
「自分も買うときはそういうホルンがいい」とまでいってくれました。

でも、でもですよ。それにしては、ちょっとアレキの輝きが足りないのです。
適度な輝きとマット感とのグラデーションバランスが、ちょっと悪くなってきているのでした。
それで、久々に「ホルン磨き」をせねばと思ったわけです。
まぁ、本番も近いことですしね。

そこで、メタルポリッシュ(要は研磨剤入りのつやだし剤)で、磨きました。
金属の表面を削るわけですから、たまにしかやりません。(2年に一度くらいかな?)
まぁまぁ輝きを取り戻しましたょ。
今度、ホルン嬢がなんていうか、楽しみです。



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