見出し画像

”気ままな…ホルン道楽”

ボナペティでの収穫

ホルンアンサンブル。
ボナペティでの収穫は色々ありましたが、なんといってもオールドクルスペホルンでの初舞台。
楽器が思うようにコントロールできるか? 操作性改良の余地はあるか?
などなど、、やはり本番ならではの確認したい点が多いのです。

その結果、、正直、音色は申し分ありません。
というか、さらには…吹き手側の、つまりは私の腕次第ですね。
それに答えてくれる頼もしい名器であることが証明できました。
楽器屋さんで、リペアマンに、私のオールドクルスペホルンの製造された時期を推定していただいたら、
1900年初頭だろうと。。。えぇ、100年も前の。。若く見積もっても70〜80年は経っている。
すごいですよ。あて金は一つ付いているけど、、よほど大事に使われていたに違いありません。
しかもリペアマンの手でさらに復活したわけです。

その100年前の伝統の音色を味わえたのが一番の収穫でした。



前回のアンサンブル初参加の時はアレキサンダーのフルダブルを使いました。これも名器です。
アレキトーンは独特で。。強く男性的な、しかも癖のある音です。
オケで吹く時は最高です。

だから、それはそれで好きなのですが。。
でも私的には、アンサンブルには、以前から違和感を覚えていたのでした。
もっと柔らかく、女性的というか…大地を包み込むような包容力のある暖かい音色。
それでいて、軽快にも歌える。。そんなシングルが欲しいなぁ~と。



そんな思いが、ひと月前のアンサンブル練習後に叶ったのでした。
(ポケットホルンの定期点検にと)都内の楽器屋さんに立ち寄ったとき。
なんとそこで、オールドクルスペに出会ってしまった。

奇跡かと思ったくらいです。
しかも滅多に出ないB♭シングルです。アンサンブルやソロには最適で、手放さない方が多いタイプなのです。
試奏してみて予想以上の音色に、もう嬉しくて、舞い上がりましたね。

これからは、大編成オケならアレキサンダー、小編成ならオールドクルスペといった使い分けができるからです。



あれからひと月、楽器操作の課題点は薬指の滑りを防ぐことでした。
なんといってもコリオランの速い動きに対応しようとするとうまくいきません。。
それで、本番当日に楽器屋さんで、オールドクルスペの左小指掛けの位置を調整してからライブハウスに向かったのでした。



でも、演奏の結果は悲惨でしたね。
ホルンだけのコリオランは吹きっぱなしなので、練習では分かりませんでしたが、本番ではかなり指先に汗をかき、速いパッセージは困りました。

さらに滅多に生じないことですが、
3番キーが途中で引っかかって戻らないこともあり、、コリオランの旋律が。。あらら!

しかも、オクターブ下への跳躍移行にも支障が出ました。これも想定外。。

マウスパイプの角度を無意識のうちに変えていたのですね。
この時、実は左親指が軸になっていたのです。

つまり左手の軸がしっかりしていないと低音が鳴らないことに…。
まさに本番で気づかされました。

どうも、親指の支えがないとダメのようです。


ぼっちくん用に…
特注で、支えをつけてもらうことに決めました。。。
とはいっても、次回の本番は間近ですから、それまでは、マウスパイプ側に親指を添えて対応しますけどね。
(そんなに速いパッセージはないから大丈夫です)



と、、まぁ、練習が報われない悲惨なホルン8重奏のコリオランとなりましたが、、雰囲気は出ていたと思います。。
負け惜しみ。。(^^;;



なにはともあれ、ボナでのホルンライブは二度目なので、さすがに雰囲気に呑まれることもなく、音楽仲間との楽しいひとときを過ごせました。
最高でした。。

次回も楽しみです!





ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ホルンあれこれ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事