父の病院の方向性に苦渋している訪問介護スタッフと私。
今日から早急に開始しなければならない嚥下訓練のスタートがやっと見通しがついた。
基本となる病院の対応と娘の食らいつきが遅く両親は自力でドクタージプシーとなっていた。
複数の病院をめちゃくちゃにタクシーでジプシーしちゃって。
娘には内緒。
その中の一つに数値と画像に現れた一つの結果がでていた。
両親は「やっと」自分達が望んでいた病名にたどりついた感じを告げる。
何故か誇らしげ。
うん。それも感じていたんだよ。
娘は来週同病院内で検査を申し出ようと思っていたの。
4月までに基本となる病院から訪問介護ステーションに今後の指針を提出して介護度を再度検討する時期にきている。
昨日朝から電話で独自に受診した病院に連絡。
「俺は病名がついたからリハビリはいらない」とおっしゃる・・・父よ。
水も薬も飲み込めない歩ける病人。
ちょっと待てよ。
待ってくれ。
今あなたが早急に行わなければならないのは嚥下訓練。
身体中の痛みは辛いのは解る。
その病名にきちんとたどりつくまでは時間を要する。
夜中のつばも飲み込めない状態なんだよ。
と。他方の病院に伝えた。
「嚥下訓練優先」
「嚥下訓練が可能ではないとは診断していないし現状もご本人から説明がありません」
「嚥下訓練はそちらでは可能でしょうか?」
「残念ながら行っていません」
「娘さんは次回の受診に同行できませんか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どうしてもどうしても無理なんだ・・・・
。。。。。
叔母から手紙がきた・・・・・・・
挨拶よりも先に「仕事いつ辞める?」と。
だよね。「4家族であんたに月五万払うから」と。
正直そちらのほうが楽かもしれない。
交通費もだすと・・・
いや・・・・・・でも違うんだ。
ぶぶのことを乗り込えるためには家族介護では抜けきれなかったんだ。
今だってね。
ポケットの中のカプセルを握りしめながら仕事してるんだよ。
違うの。と娘はぶぶやべいを理由に仕事に逃げようとしてるのか・・・・・
とにかく訪問介護スタッフから頻繁に連絡があり相談しながら娘は少しずつ父の今後をたぐりよせ道が右往左往しないように整えるところまで走ろうと思っている。
リハビリを自宅可能となるように介護スタッフが本日病院に同行してくれる。
本人に「リハビリ優先」の旨を昨夜丁寧に丁寧に説明しておく。
本人が一歩を踏み出さないと。
そして来週もう一つの病名の治療方針を娘が面談しながら相談しなくては。
。。。。。。
両親も叔母達も自分も忘れていたよ。
そんな中一本の携帯メールが仕事中の時間帯に入っていた。
帰宅してメールを開く。
27年の付き合いの中で始めてかなあ。
題名・・・ハッピーバースデー!!
「忘れてた。53ちゃいおめでとう♪」
9時30分過ぎのメール。
うちのひとはメールをするのに相当な時間を要する(笑)
職場から頑張ってメールしてくれたんだなとこそばゆかった。
妻は「さんきゅー\(^o^)/忘れてたよ。なんかおごってくれ~」と返信した。
この受信メールは永久保存版だな。
。。。。。
その日べいを受診させて・・・
べいは夫婦そろってでかけると「半狂乱」となる。
「あんたも一緒に車に乗るんだから」
そう支度している時も「きゃーんくーんひーーーーーーん」
いやあんたが主役なんだから。
リードもつけられないくらいに我先に玄関ドアに密着して叫ぶ。
やれやれ。
車に乗せたら「とうちゃんの膝に乗るんだ」と暴れる。
後部座席でかあちゃんと我慢するんだよ。
それなりの診断を受けて帰宅。
病院の待合室ではとうちゃんの足の間に終始顔をうずめる。
「べいちゃん」と呼ばれてもテコでも動かない。
腰を痛めてからべいを抱っこすることがやっぱりまだできない。
とうちゃんの腰はもともともろい。
病院のお姉ちゃんが抱きかかえて診察台へ。
おろすことは可能だった私。
もう少しで雪かきもなくなるから腰も回復に向かうはずだ。
いつもの投薬内容と体重の減少を指摘され「お腹に優しい体重増加」を試行錯誤。
。。。。。
帰宅して散歩してもらってご飯。
。。。。。
さて晩御飯の支度をしないのが最大のプレゼントだから。
ささやかなデートへ。
私がさりげに先にでてエンジンをかけておく。
理想は10分あけて夫がべいに玄関でおやつをあげてでてくる。
夫婦でのおでかけの代名詞は買い出し。
その時もこの時間差でべいを落ち着かせる。
仕事でばらばらに出かけるときは「しら~」としてるんだけど。
ばりばりドアをひっかき泣き叫ぶも私達もお腹がすいたよ。
小一時間食事して車を私がおいて一足はやく夫はカラオケ居酒屋へ。
私はべいと1時間ほど過ごしてかけつける。
え~~~~~~~~っ。
何で日本酒呑んでる?
嫌な予感。
同席の客人につがれたそうな。
で妻の誕生日だと告げると「奥さんは飲めないから」
とあちこちから「何故だ~~~~~~~~」
日本酒をおごられている。。。。。。。。。
やばい。
そんな様子をしり目に歌を歌いまくる私。
でも・・・・
腰抜けてる・・・・・・・・
会計してありがとをいっぱい言って。
夫を引きずるように帰宅する。
外は雪。
座りこみ動かない夫。
「だから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「日本酒禁止」の我が家なのだ・・・・・・・・・・・・・・・・
肩にしょうように連れて帰り尻をおしながら階段を登らせる。
「ねえ~会計は両方とも私だったんだけど」
「なに~」
もう会計なんてどうでもいいから静かに静かに寝てくれ。
ソファーに寝ていたべいはそそくさと逃げていった。
床に倒れこむ夫。
赤いテーブルを手の届かないところによける。
周りからものを遠ざけておく。
。。。。。。
それでもベットになんとか寝てくれる。
ほっ。
時刻は22時だよ。
。。。。。
それでもまあまあ。
酔っぱらうことができるって得なのかも。
げこの私はやっぱり思う。
。。。。。
翌日は日曜日。
私は仕事。
帰宅したらベットに横たわる二日酔いの夫は風邪だと言ってマスクをしていた。
。。。。。
葛根湯を飲ませたら・・・良くなったとさ。
。。。。。
翌日「会計の半分を払う」ことで決着。
おごりじゃないの?
給料前の我が家のどたばたでした。