弱いものを守る
誰かの為に自分を犠牲にする
この行動の中で喜びや幸せを感じた人は
それに病みつきになる
正しい事をしたくなる
しかし
自分を犠牲にすると
他人に何かをする余裕はなくなる
余裕がなくなった人間が考える事は
「何のために生きてあるんだろう?」
です。
この答えは自分が亡くなる時
最後のほんの一瞬
その答えが分かる
あれもやりたかった、これもやりたかったと来世を楽しみにして亡くなるか
あれもやっておけばよかった、これもやっておけばよかったと後悔をして亡くなるか
できれば来世が楽しみになる方がいい
来世を楽しみにできる人生とは
自分の寿命が分かる事
正確に言えば感じる事ができる人間になる事
人の寿命はだいたい80歳
不健康で自分を大切にしてこなかったから
70歳くらいまでかなと計算してみたりする
簡単に言えば引き算で考えてみる
仮に今日亡くなると分かっていたら
今日と同じ一日を送るか?
寿命を知っておく事の大切さが分かるはずです
寿命を決めておく事は
禁忌に近い考え方のように思えますが
自分の両親の亡くなり方を見て
遺伝を考えたら
避けてはいけない考え方なのです
戦争が起きている国では明日食べるものもない
亡くなる可能性も高い
そうした世界から隔離され過保護に育てられた日本人には
想像できない発想なのかもしれません
しかし
自分の寿命を決めておく事が
心の安定につながります
感じる事が出来ない人は決めてください
100歳まで生きようと思ったら
まず健康的に生きる為に
不摂生をやめて
ストラスを溜めないように
自分を大切にして生きようと思います
命の価値が分からないと
本当の感謝には辿り着けない
葬儀会社、遺品整理関係、相続系の弁護士、お坊さん達
遺族の方のどうする事も出来ない感情を見ています
その後の醜い相続争いも見ます
人間の醜い所が強く出る瞬間ですから
お坊さん以外の方達は
修行もなしに耐えていますから
心から尊敬しています
人生で最も貯金があるのは高齢者になった時です
必要なもの、欲しいものが一通り揃って退職金が入る
そして、1番お金が欲しい時は20代、30代です
バランスが悪いです
1番お金がある時に体が心に追いつかず
今までやりたかった事ができない
やりたかった事は後でやれる事はないです
趣味を作ろうとしても
趣味は作るものではなく育てるものです
高齢になってから
新しいことを始めて学ぶ事は大変です
何より
熱意や情熱も若い時から育てておかないと
能力があってもやる気が起きません
今この瞬間
やりたい事をやるべきなのです
宮型霊柩車って知ってますか?
黒塗りの車に煌びやかな色をした屋根がついているものです
最近見なくなったと思いませんか?
私が若い頃は
ベンツの上に屋根がついていて
凄く派手でした
今は
病院からはエスティマくらいのワンボックスで葬儀場まで運ばれて
火葬場までは宮型霊柩車に比べたら
普通車に近いステーションワゴンで運ばれます
見る機会が減ったのは
自宅でお葬式をする機会が減った為です
葬儀会社のホールで行い
そこから火葬場までのルートが固定されている為
近隣住民から不吉だとクレームがあり
自治体が動いて
減ったらしいです
霊柩車を見たら親指を隠す
なんて習慣も今の若い人は知らないのかもしれません
親に子供の頃から
宮型霊柩車を見るたびに
命に感謝をしなさい
と教わってきました
皆さんは時代の変化に追いついていますか
追い越していますか
苦しい時には逃げていいと人は言いますが
その時にはもう手遅れです
自分の1番の理解者は自分です
苦しくなる前の予兆に気づいて
予防的、戦略的にその過酷な状況から撤退しなさい
日本の自殺率は高い
会社に殺されてはいけない
労基はあなたを守れない
壊れた体は治せない
失ったものは戻ってこない
酷い話ですが
これが現実です
もし壊れた心が元に戻るなら
精神科やメンタルクリニックは
増え続けない
新薬も作られない
私たちカウンセラーは
壊れた人の心を治せるほどの器はない
それは
僧侶である私が
仏の存在を感じたからこそ真理が分かる
カウンセラーでは治せないが
あなた自身、自分の力なら治せる
その第一歩として
起きた奇跡が大切なのではなく
奇跡によって仏様の存在を感じる事ができたか?
が重要である
自分の中に仏様を感じて悟る事が出来たのならば
どんなに壊れた心も
元に戻る
そして強くなって新しく生まれ変われる