えーーーっと、まず「今 now!」ビックリしたこと。
著者が吉川栄治だと全く信じて疑わず読み終えてました。
やっ…やまおかそーはちだったの?
誤変換の原因は、毛利元就の次男が吉川元春→吉川つながりで→吉川栄治著(読み方違うが)
短慮であるというか、はっきり言ってバカである、オレ様。
他にも色々誤解していた。
山口(長州)の人だと思っていたら、安芸の人だった。
幕末の長州藩を治めていたのが毛利家だったため…。安芸って宮島って、広島かよ…。
「秋の宮島」だから、もみじまんじゅうだと思っていたが、秋じゃなくって安芸なんだよっ!っていうのははるか昔の話。
転封されたんだった。関ヶ原で西軍の総大将に毛利輝元がなっちまったばっかりに。
そうかー、それでサンフレッチェなのかー。
目から鱗というか、珍しくこの時代で興味の湧かない武将でございます。
他にも目から鱗といえば、毛利家嫡子の名前は●元、以下元×となる。
ほほぉ、だから、隆元→輝元。元就は次男!
伯耆の国…ふふふ、読めるぞ、ヤマ勘で。ほうきだな…当たってた!
ヤマ勘て「山本勘助」を略したものなのか?ヤマ勘が当たる。
勘助は肝心の川中島〈うちから多分8km〉でそのヤマ勘が大外れして戦死…したからか?
関ヶ原に先立つこと100年以上前に生れているので、織田やら上杉やら武田と人生が交わることは皆無。(と思う)
この近辺の人として、太田道灌と北条早雲あたりかな。
いや、そこら辺よりは後だ。(自己完結してるぜ)戦国時代というより、室町時代の応仁の乱に生活観は近いような気がする。
あくまでもイメージね。
ほぼ単体の人なので、イマイチ現実味に乏しい、小説の題材になっていない、周りに好敵手がいない。陶?
だから、地味というか、興味が持てないというか…。
まわりの守護とずっと小競り合いをしていた、小競り合いの相手は、地元。
これって、地元やくざの身内の闘争じゃねーか?と読みながら…。
そんな感想でいいですか?
あぁ、元は新潟の出だとあったんで、下手したら、上杉じゃなくて、武田と川中島で戦っていたのは毛利になった可能性もある。
こないだ読んだ「戦雲の夢」の長曾我部家は、信濃の出だとある。
確かにここら辺寒いし、雪深いし、だったら、牡蠣がおいしかったり、鰹がおいしいところの方がいいよね…。
越後は酒とコメは美味いよね、信濃はザザ虫とイナゴ…以下略(またかよ)
残念ながら、この人物もかなり傑出した人間とは思うが、如何せん生れたところが都に遠かった。もしも、但馬あたりに、そして、生れてくるのがあと40年も遅かったら、天下は確実にこの人の掌中にあったのではと思われる。
妙に納得したのは、
「戦術書というのは、その人の経験を書きつづったものにすぎない。
したがって、もし相対する敵味方が、同じ軍書を同じ能力で読みこなして対陣したら、
双方勝つか、勝敗なしに終わるはずだが、現実ではそうならない。」
ほほぉ…、いや、でもたいてい能力差はあると思いますよ。
それより、謎の一文。「ミイラ取りがミイラになったかと思いました」
…。
ぅえっ?この16th. century(なぜenglish?)の日の本にミイラって言葉存在したのか?
とにかく、それが一番の感想でござる。
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