ころがせ複勝!

日々のぼんくらな生活の中でのあれやこれや…

本を読む(風の万里 黎明の空 上下 by 小野不由美)

2013-05-07 23:36:09 | 読書

先日購入した十二国記by小野不由美を読みました。
読んでいたらシムシティを思い出しました。あの…面倒クサイったらない都市を創り造り上げていくあのプロセス。
国を造る…。一旦作られている国を治めるのはそこそこ容易いのかもしれないが、一から国を作るということを想像しただけでも、ちょっと勘弁しておいていただきたい。治水工事がどうの、穀物のできがどうの、イナゴが来てしまった、台風が(以下略)。自分の家庭の資金繰りすらままならぬものを、もっと漠然として多数の価値観と背景を持った人々を統率することなど…。
なぜ、政治家はリアルシムシティをしたいのだろうか?まあ、政治家好きじゃないから、自分勝手に文句も言えるのだが。
普通の女子高生だった陽子が、あっちの国に連れて行かれてしまって、あなたはこの国の王です、はい、国を治めてくださいと言われた十二国記シリーズ。
望まぬ地位に就かされる者、何不自由なく暮らしていたのに、王である父親を殺害され自分の地位も何もかも失う者、右も左も分からない国にいきなり放り込まれた者。とりあえず三者三様に自分の置かれている立場に不満か不安を抱いているが、徐々に周りを見えるようになると、なぜその立場に置かれたのか、そこから自分はどうすることが最善の策であるのかを気づかされる。

漢字が多くて…、中国文学科のくせに、漢字を人の名前のアイコンとして脳に刻みこめないのです。これなんかの病気かもしれない!!と思いながら読んでるんだ。アニメを先に見たので、景麒の声が子安で変換されます。陽子は普通に久川綾、楽俊は鈴村です。そう考えると、勝手にしゃべってくれるので、読む方としてはかなり楽なはずなんだけどね。
気楽に読めて面白いんだけど、この人はいとも簡単に人を死なせます。あ、死んじゃったよ…ってくらいです。三国志を読んでも、普通に人は死にますし、殺します。それが、甘えのない世界の普通の生活なんだと思われます。

面白いんだから、早く続巻出してくだされ。


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