ころがせ複勝!

日々のぼんくらな生活の中でのあれやこれや…

実家が10km圏内の人

2011-04-06 21:24:07 | Weblog

先日、社に福島第1原発から10km圏内に実家があり、両親が郡山(ん?いわき…か)で避難している人がやってきた。たまたまそういう人だったということで、その人が困っているわけではない。
私宛においでになったわけではないので、洩れてくる話をツラツラ聞くに、
「家のローンがまだ残っているんですよねー」
「とりあえず、あなた達はもう2度とあの家に戻ることはない」
という通達を両親にしてきたと…。
ただ、この人のうちの場合は、都内で働いている人がいるので、そこらへんの情報も客観的に手に入るのだろうが、自宅近所に昔から住んでいるお年寄りの方たちは、早く自宅に戻ることを考えているらしい、当たり前だ。

まだローンの残っている家に、生きて再び戻れないという事実(じゃない可能性もあるが)って一体どう消化したらいいんだろう。
とりあえずの避難のつもりだったろうから、家の中は当然今でも居住可能な状態だろうし、写真など持ってきているわけもなく。

「うちの家族は全く関係ないんですけど、町自体は東電関係者が多いし、東電の恩恵を受けているから、あまり声高に("文句"か?)言える状態でもないんですよね」
そりゃそうだろうなー。町が誘致した企業で、それが故に就職先があり、金が落ち、町も潤う構造になっているんだよ、世の中は。それは世の通だよ。

「親戚の○○ってのいるんだけど、なんとかなんない?」
ということが"→東電社員"にも、"東電社員→"という方向性でも成り立っているのは、かなり昔の「国鉄」と似た感じってことなんだろうな。
そんなのがいるってことは…
とも思ってしまう訳ですが。

周りの人は「今までお前らいい思いしてきたんだから、仕事しろよ」と言いたいらしい。
うん、分かる。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さんぽなう | TOP | オペラ王様 »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | Weblog