先日、社に福島第1原発から10km圏内に実家があり、両親が郡山(ん?いわき…か)で避難している人がやってきた。たまたまそういう人だったということで、その人が困っているわけではない。
私宛においでになったわけではないので、洩れてくる話をツラツラ聞くに、
「家のローンがまだ残っているんですよねー」
「とりあえず、あなた達はもう2度とあの家に戻ることはない」
という通達を両親にしてきたと…。
ただ、この人のうちの場合は、都内で働いている人がいるので、そこらへんの情報も客観的に手に入るのだろうが、自宅近所に昔から住んでいるお年寄りの方たちは、早く自宅に戻ることを考えているらしい、当たり前だ。
まだローンの残っている家に、生きて再び戻れないという事実(じゃない可能性もあるが)って一体どう消化したらいいんだろう。
とりあえずの避難のつもりだったろうから、家の中は当然今でも居住可能な状態だろうし、写真など持ってきているわけもなく。
「うちの家族は全く関係ないんですけど、町自体は東電関係者が多いし、東電の恩恵を受けているから、あまり声高に("文句"か?)言える状態でもないんですよね」
そりゃそうだろうなー。町が誘致した企業で、それが故に就職先があり、金が落ち、町も潤う構造になっているんだよ、世の中は。それは世の通だよ。
「親戚の○○ってのいるんだけど、なんとかなんない?」
ということが"→東電社員"にも、"東電社員→"という方向性でも成り立っているのは、かなり昔の「国鉄」と似た感じってことなんだろうな。
そんなのがいるってことは…
とも思ってしまう訳ですが。
周りの人は「今までお前らいい思いしてきたんだから、仕事しろよ」と言いたいらしい。
うん、分かる。
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