ころがせ複勝!

日々のぼんくらな生活の中でのあれやこれや…

色々と…

2011-03-13 23:34:24 | Weblog

日本の放送局以外にBBCとCNNを日ごろから視聴しています。
金曜日からテレビ点けっぱなしにしてて、時々もう吐きたくなる、見たくないっていうか、考えたくないって、そんな問題を付きつけられている。
現在の状況は、日本国内の報道はあくまでも当事者同士のものなので、一歩引いて他の角度から客観的にはどう見えるのかということで、BBCとCNNを眺めている。
この両局の興味の対象は、もちろん地震と津波に対することだけどそれ以上に原発のことについて興味を示している。
BBCはつい最近、広島と長崎の2か所で被爆してしまった方をpiss off(すみません妥当な言葉が浮かばない)してしまったことについてapplogyしたばかりであるということ、CNNは、その2か所に原子爆弾を投下した当事者であるということで、両局とも日本と日本人はnuclear powerとかpower stationについて非常にナーバスな国であるということを十分に考慮しつつも、日本のマスコミがこの件について、東電の幹部及び、官房長官含め、国民に配慮し過ぎて核心をつかないというか、オブラートに包んだような報道をしているのに比べ、海外メディアはかなり突っ込んでいて、しかもその一報が早いような気がする。
てことは、日本政府と関係省庁ということではなく、日本の報道関係がなにかワンクッション置いていることになるんだろうか?

「日本は被爆国ということでnuclearには非常にナーバスであるのにnuclear plantを保有している。この矛盾は、日本の政府が原子力発電は安全であるということを国民に説き伏せて製造したのであるから、このような事態が起こってしまって、これからの政府の原子力に関する対応は非常に難しいものになると思う、電力供給の方法をどうするのかということを含めてだ

とか、
「nuclear power reactorに海水を注入して暴走を止めるということ自体、この原子炉をdecommition(廃炉に)するということなんです」
とすっぱり言っている。特におそらく福島原発の1号炉から3号炉については廃炉になるということを日本では明確にされていないのではないかと言っている、今、日本のメディアがちょっと信用できないので比べられる訳ではないが。

とくにCNNは、
「海水を注入するということは幾つもある選択肢の一つであり、この現状で最もよい選択肢であると日本が決めたものであるから、これは必ず上手くいきます」
と言ってるんだけど、ホントかー?
「チェルノブイリとは全く違った状況です、あれはもう末期も末期でしたから」
と言っていますが、なんかそう言われるとちょっとほっとする。
「福島原発は70年代に建設されたけど、60年代のものでかなり古いタイプのものです、ただし世界の原発はもっと古いものがいくらでもあって(英国にあるって言ってたか?)いまでも普通に動いています」
「なんで日本の政府はIAEAに相談しないのか」という質問がCNNでアンカーマンから解説者にされていたが、
「そんな悠長なことを言っている時間がないのも確かだが、日本におけるnuclear affairというのは、非常にデリケートな問題で我々の踏み入れる領域ではないのである。だからこそ、彼らのとる選択肢というのは絶対なのですよ」
と言われていました。
「地震が多く被爆国である日本が原発を持つという意味の重大さと覚悟」について当事者の国に熱く語られるというのは何ともとほほ…な感じで、我々の覚悟を見たいのか…とかだ。

ひとつ言えることは、原子力発電建設を決めたのは当然今の政府ではなく60年代の政府だった訳ですが、建設に反対の立場であったかもしれない現在の政府がその責任を負わなくてはいけないというのは、理不尽なことかもしれないけど仕方のないことなので、最善を尽くして欲しい。
安全を確保できる目処は立っていないとNHKのソースですが、
日本政府の発言はmeltdown は unlikelyと言うのに対し、CNNではmeltdown possible(だったっけ?ここで分からなくなってどーすんだ?!)とかなり方向性が違うよなーと思っている訳です。

とりあえず、総理大臣が鳩山じゃなくってよかった…となんだか心から思った。


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