本を読む(The Romanov Prophecy by Steve Berry)

現在の混迷を極めるロシアの未来のために、帝政を復活させることにしました。従いまして、正当なロシアの皇位継承者を探しましょう。
ということで、最後の皇帝ニコラス2世の末裔を探しにモスクワにきたアトランタのLawyer Miles Lordはいきなりガンマンに襲われてしまうんだな。
まあそうでないと、話は始まらんのだがね…。
ただ、末裔を探すだけではなく、怪僧ラスプーチンの予言を実行に移す(？すんません、あってるのか分かりません、この解釈…)、そのキーパーソンが、実はLordなんじゃないのかという話ですね。

毎回同じような歴史に絡むミステリーを読んでおります。実は、これももう少し、末裔探しに沿った内容なのかと思っていたら、そうでもありませんでした。

この間、ニコラス2世一家は全員殺害されていたという結論が出ていましたが、あれだけの土地、宮殿、財宝を持ちながら、あっさりその血が絶たれて、その生死も確かではなかったという事実が、非常にもどかしかったり、腹立たしかったりする訳ですが、もう少し科学が進んだ未来では、過去の真実が白日のもとにさらされることになったら嬉しいのですが。

そんな感想。