ころがせ複勝!

日々のぼんくらな生活の中でのあれやこれや…

本を読む (by 岳宏一郎 群雲、関ヶ原へ)

2008-10-01 23:39:51 | 読書

やっと読みました…。上下巻。
昨年、香港へも連れて行きましたが、1ページもめくられる事なくこの本(上巻)は帰国いたしました。重くて邪魔なだけでした。よかったよ、上下巻とも持って行くという無謀なことをしなくて。
この本1~4巻にした方がいいんじゃないか?とおせっかいなことを考えた。

戦国時代の末も末の、関ヶ原の戦いへはいかにして突入して行ったか、当時の大名と呼ばれていた「家」の主人は、どのように理屈をつけて、まあ、言ってみれば「新社長派」か「専務派」か、自分の「派」を決定したか。ということが書かれているんだけど、面白いですね。
結局人のしなさることはといえば、今も昔も、今でこそ殺人は行わないまでも、「謀略」と「自己都合」しかないんじゃないか、あんまり変わってないべ?
自分、出てくる人が多すぎて、脳みそのキャパ超えてしまったのがかなり残念です。

この岳氏の面白いところは、三成の目の前に広大なパノラマが広がっていた。

のような、現代用語を使用しているところかな。いきなりそこで、歴史の世界から現実に引き戻されて、「あ、どんな景色なんだろうか?」と考えることがあった。
戦いの描写の目の高さが、俯瞰ではなく妙に低いように私には思えた。
実際、将棋盤の駒を動かすようになんぞは、物事は進まないし、目に映らないと思われる。
足軽が見ていた景色なんてものは、非常に狭くて、どこに生があり、どこに死があるかなんてことは本当に五里霧中のことだったんだろうなー…。やみくもに前に進むしかないような状態だったんだろうなと思いました。

ってのが感想なんですけど。ヤ、これなんか変な感想…だけど、こう思いました。

それから、「自分の棺に自ら釘を打つようなもの」ってところがありましたが、昔の棺ってどうなってたんだ?桶じゃないの桶?棺桶の桶。釘打ったんかい?土葬って蓋するだけじゃなかったのか?
そこがねー、悶々としてるんですわ、エエ。


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