生島治郎の本に初めて手を出したのはJKのころです。viva JK!!
女子高に通うJKと共学に通うJKはビミョーに違うところがあり、女子高育ちは何年経っても女子高育ちを敏感に感じ取るものだな。ちなみに会社の女子の分類は100発100中だぜ。女子高育ちにはかすかに百合のかほりがするんだ、分かんないだろう共学だったうちの妹。
そこで友人に
「この本ステキよ」
と勧められて読んだのが、我の没落の第1歩だったと思う。目がすっかり腐ったフィルターを通して物事を見るようになってしまった。さっきもBerlin郊外のフットボールピッチに自宅のソファを持ち込んで、WCをPVしようというニュースを見た時に、すかさず♂♂カップルに目が行ってそのふたりの禿げあがった後頭部をガン見していた。
で、勧められたのが
「黄土の本流」(1965年)
「夢なき者の掟(1976年)」
の2冊だったのだが、これリアルタイムで読んでたら、この11年の開きは辛抱たまらんかったと思う。よかった、あとからまとめて読めて。そして、今更のようにその後のストーリーが2作あることに気付いてしまった。総統奪取&上海カサブランカ。
そこで手を出して、すでにあっという間に読み終えているのだよ。
総統奪取は1990年の作品なので、黄土…より25年も経過している。
紅さんしか登場しなかったらどうしようか、まあ、それはそれで構わないかと、ワクワクしながら、通勤電車で日本語を読むのは珍しいのだが、超危険書籍であることが判明した、これはいかん!!
真吾に向かって葉が
「あなたは僕にとって党より大切な人なんですから」
あなたのことならなんでもします!!みたいなことを言う訳ですよ、超美麗な人がだ、顔半分はひどいやけどの跡があるのだが。それを電車の中で読んでしまった不覚!!
その後は、腹から力が抜け、へなへな~としつつ
「ふっ…」
とニヤニヤが全く止まらず、総統奪取を自宅以外で読むのは断念した。そのまま、持っていたペーパーバックにシフトしたが、それでも、ニヤヨニヨしていて、明らかに挙動不審なんだぜ。
紅しか出てこない方がこんな危機には陥らなかった!!登場人物を危険にさらすだけではあきたらず、我をこんな危険な状況に陥れるとはっ!!
というような内容の総統奪取は西安事件にこの2人を絡めている訳だよ。それにしてもこの2人は最強だな、負ける気がしない。
終わり方が意外だったので、「こんなぬるいことでいいのか?」と思ったら、ちゃんと"上海カサブランカ"でオチがついていた。
いやー、いつまでも、この2人の話読みたいんだよなー。そのうちハゲ散らかしてしまうんだろうか?
生島治郎の死を今更お悔み申し上げるのであった。
面白い!!(ハードボイルドにキメめたつもりだ)
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