ころがせ複勝!

日々のぼんくらな生活の中でのあれやこれや…

本を読む (蘭陵王 by 田中芳樹)

2012-05-23 22:36:16 | 読書

ランリョウオーは最近お休みしていますが、元気ですか?早く戻って来てください。南半球生まれの子なので、5歳とはいえ半年はみんなより若いはずです。

舞楽?能の蘭陵王は派手な出しものだという話で、あわよくば宮島で!!!思っていましたが、それもかなわず、未だに見たことがありません。

北斉の蘭陵王については、知ってたというか興味の範囲外というか。中国文学専攻の分際でよく存じ上げずに申し訳ございません。
ということで、高長恭です。

斉の王高澄の4男として生れた長恭は目も眩むほどのハンサムで、そのあまりのハンサムぶりに、戦場での素顔は部下の兵士の士気を殺ぐので敢えて鬼の面を被って戦場に赴いた…というという、作り話かと思っていたら、本当のことなのか?
しかし、蘭陵王についての文が意外に少ないのは、当時の王がしょーもなかったということですかね?或いは若死にしたからでしょうか。

それにしても先帝(兄)の子供ってのは、そんなに疑わしいものなのか?
いつの世も王たる資格のないものが金と権力を持ってしまうと、自分に資質がないことを知っているだけに、猜疑心しか抱かないものなのですね、人間は。
まあ、日本でも神代の昔から同族で争うなんてことは日常茶飯事で肉親の骨肉の争いは取るに足らんことなんだろうけれど、中国のそれはさらにスケールアップして、殺害される人間の数がハンパないので呆れてしまう。

中国4000年の味…。
この間も思ったことだが、そんな過酷な淘汰をかいくぐって4000年生き残っている遺伝子を持つ我々は、種としてはかなり優秀なものに違いないと改めて思いました。
なんというか、内容に関しては、王がバカすぎてどうしていいのかよく分からない。それをいさめられなかった蘭陵王が毒を食らったのもいたしかたない歴史の中の一瞬にすぎないと思いました。

それから、中国文学をかじった我の我ままと思って聞き流してください。
ヒロインなど要らぬ!!!
いかにも作りものの役回りなので、若干痛かったです。必要だったのか?淡々と話を進められなかったのか?
そういえば、Red Cliffを見た時も小喬、いらねー!!と切に思いました。


以上、訳が分からなくなってきましたので、これにて終了。


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 惨敗 | TOP | 装鞍所にて(オークス) »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | 読書