久々に読んだぞ、この本。
司馬氏も若い頃は、いわゆる「娯楽」な話を書いているぞと思います。
で、この本をなぜ書いたんだろうかと思うにですね、恐らく風間五平は石川五右衛門だったという話をしたかったんじゃないかと。
葛城重蔵は三重県伊賀市の敢国神社にその名前が残っているということだ。
稀代の大盗賊であるはずの石川五右衛門については、(Lupin the 3rd の五右衛門も当然好きですが)
「大泥棒」で、「釜茹での計」になったという事(作り話かなんだか)で世の中的には知られているが、タカが泥棒ごときを「釜茹での計」で処刑するか?ということですね。
実はヤツは泥棒ではなく、他の大罪を犯していたが、その内容は藪の中。
その真実を突き止めたい司馬氏が、石川五右衛門こと風間五平はなぜ死んだかということについて書き下ろした小説。とみているんだけど。
司馬氏の書く女性陣は、なんか一途ですね。
好きなシーンは、怪我をした重蔵を小萩が介抱するシーンなんだけど、傷口から砂を取り除くため、焼酎ぶっこんで、布突っ込んでグリグリやってる、かなり痛そうなシーン。
彼女が陶酔しちゃっている気分もよく分かるよ、ホントに。
好きな人ほどイヂメたい気分ですよね、女王さまは
ちょっと、それをやってみたいにゃ~、うっとりと考えてしまいました。
遼太郎さんも若いころは結構ナマナマしいもの書いてたなって感想。
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