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これが本当に最後のDick Francis credit のシリーズになりました。最後まで楽しませてくれたぜDick!!もう、こんな小説を読めなくなるかと思うとこれからどうしていいか分からないぐらいなんだぜハニー!
主人公は英国陸軍Captain Thomas Forsythe はアフガニスタンでの任務中にタリバンとの戦闘で右足を切断してしまいました。というプロットは、2007年に自身も右足を切断しているDick 本人の経験からなんだろうな。それにしても、主人公は任務中だし、まだ若いし、しかも軍人だから、こんなこともあるかもしれないけれど、Dickは心臓のバイパス手術もしてるし、妻は亡くなってるし、年だし…それなのに、右足の切断手術をうけたDick、強いぞ!!
でThomasは17歳の時以来、自宅に帰って来たんだが、そこは、英国のファーストレディにもなっている母とその夫の厩舎な訳です。ところで、今コレを書きつつ"後妻"って単語あるけど、その逆の単語が全く浮かびません!!後夫?普通女の方が長生きするから後夫の存在の方が多いんじゃないのか?それとも、男は妻に先立たれると、ほぼ役立たずになって、やっぱり後添えが必要になるけど、女子は夫から解放されてフリーダムを謳歌するからそんなものはいらんのか?そういうことなのか?
Thomasは母の手伝いをしたいと思うんだけど、母親は「ここにお前の居場所はにゃーだ」的なことを言う訳です。ひょんなことから、母親がVATのことで脅され、金を巻き上げられていることを知ったTomasは…
おもしろかったです。
問題は…経済のことがイマイチよく分かっていない我が、金の流れがどうなっているのかすっかりポーンと理解できなかったことです。ホントに、何回も読み返しても意味分からんぬ!!
ジブラルタルの口座からどこかへ入ってうんじゃらかんじゃらの…え?それって何か日本とは違うの?英国にいたけど、銀行あんまり使わなかったから(イヤ、使ったが金を引き出すくらいしかしませんでしたから)
息子と共著になってから、バイオレンスな感じが増えたような気がするけど気のせいか?とにかく、金の流れがどうした以外は非常に面白かった。
我が犯罪を犯す側ならどうするか…と思いつつ読むとなおよし!やっぱり右足がなくても、人は前向きに生きて行かれる!
Dick!ホントウにありがとう、司馬遼太郎氏を失ったのと同じくらいの寂しさを感じているよ。
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