ヒトの頭越しから見たパドック

身長が高い人が羨ましいのは朝のラッシュと、GIのパドック。新鮮な空気を吸えて、底上げなしに辺りを見渡せる、羨ましい。
そんな上も下も非常にbusyなパドックを人々の隙間からファイダー越しにのぞいていると、
1. ビートブラック♂5歳by ミーくん
とバッチリ目が合った!!!うをををををを!!ビー君、応援しているよ!!と鼻息荒く暑苦しく見つめる。

なんか嬉しそうなビー君。人が大勢いて幸せなのかもしれない、楽しそうに先頭を歩いていた、さすが天皇賞馬。人気薄で天皇賞馬になったとはいえ、風格はあとからでも備わってくるもの、格が馬を育てることもあると思う。御三家の血を受け継ぐもの。

前髪を編みこみ、頭のてっぺんにアンテナ立て、こんな可愛らしいつぶらな瞳でこっちを見つめているのは
3. ジャガーメイル♂8歳by JP

走る時はブルーのブリンカーを装着してしまうので、素顔がこんなだとは気づかない。今年も香港へ一緒に行く。

3歳の馬らしくプリプリツヤツヤなお肌が羨ましい

4. フェノーメノ♂3歳by ステイ
この子も格が馬を育てる典型。ダービー2着、天皇賞2着、いつか必ず大きいタイトルを獲って欲しい。まだまだ発展途上。
ステイゴールドの子供にしては落ち着いていて、上品な雰囲気を持っている。他の子達が上品じゃないとか雰囲気がベタだという話ではなく、ま、要するに色以外、父親に似てないねと。

パンチの効いた□外に曳かれている

6. レッドカドーG6歳by Cadeaux Genereux
母父Peintre Celebreは、日本に来たときに見たような・・・栗毛だったような。その孫はオ・カ・マよ、オ。カ・マ。

邪魔をする新聞を通して視線を感じる。こちらも栗毛のカワイコちゃん

10. ダークシャドウ♂5歳by ダンス
斜が入っているみたいで…。父は菊花賞馬だけど、この距離はどうなんだろう？と思ってしまった。

影が薄くなってしまった…。

12. ローズキングダム♂5歳by カメ
昔はもっとはつらつとしたところがあったように思っていたが、変に枯れてしまったかな。
尻尾が負け犬のそれになっていたので、あああ、今回もないのか…と思った。彼にはやはり、あの繰り上がり優勝が、思った以上に重荷になっているようである。同じ勝負服を着たジョッキーが乗る女子が今回もうしろから、ローキンにプレッシャーをかける。
ところで、ローキンを曳いているのは、赤木高太郎調教助手。赤木さんはひたすら嬉しそう。自慢のローキンちゃんなんだろう。

一際目を引く愛らしい馬

14. ソレミア♀4歳by Poliglote
これが凱旋門賞馬なのか？おっとりしていて、可愛い!!という感想しか浮かばないのだが、オルフェに向かって行ったあのファイトバックをした馬とは思えないぞ。

この中で1番落ち着きのない動きをしていた。

15. ジェンティルドンナ♀3歳by DI
赤いメンコをつけてきりっとした顔はしているのだが、とにかく幼い。これでも三冠馬。と思ったところで、去年の2歳女子チャンプジョワドヴィーヴルが無事に3歳を迎えていたら、この図式はどうなっていたのだろうか？シャチョが一口を持っているからこそのたらればなのだがね。

うっしーのように鼻の穴おっぴろげてイケメン台無しにしているのが

16. トーセンジョーダン♂6歳by JP
ものっすごくご機嫌にやにさがっているなと思ったが、謎はすぐに溶けた。彼の前には女子2頭がいるのだ、しかもとびきりの美人だ。
日本が誇る三冠牝馬&凱旋門賞馬という、男子にとってはとてつもなく高嶺の華×2。しかし、ジョーダン君はラッキーなことにSSの血が入っていないので、超うまいことやれば、ジェンティルを口説けなくないこともないのかもしれない、幸運を祈る。

止まーれーーーーー!!!の停止命令がかかった時に、目の前にいたのが

あ、グルグル回っているけど、視野が狭すぎて巧く撮れない!!
17. オルフェーヴル♂4歳by ステイ
思わず自分のラッキーさを喜んだが、周りの人間は全て自分をラッキーだと思ったに違いない。ラッキーすぎて余計視野が狭くなった、見えないっ!!!!!

こんなところに旋毛がある、可愛い!!

やんちゃである。IKEEさん笑ってるぞ。

きりっ!!とした去年の三冠馬は、衆目の視線を一身に集め本馬場へと向かって行った。