ころがせ複勝!

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旅の記録 (2012宮島2日目)大聖院はお参りパラダイス

2012-05-01 22:21:45 | 国内旅行

弥山から降りてくる際、大聖院の屋根を見た時は、漸く下山できたとホッとしました。そして、おおっ、これは弘法大師開山の名に恥じない麗しいたたずまい…と思った訳です。いつものあこがれの眼差しを持ってこのお寺を眺めていたんだな。小高い所にあるっていうのもそそられるじゃないですか。苦労して長い石段を上って参拝するって、仏教世界の王道でしょ(ナニソレ?)。
しかも有料だと思っていたら、拝観料無料ですよ、奥さん!
だけどなぜ無料なのか、あっという間に明らかになりましたyo。

三門を入る時に目を奪われ、若干の違和感を覚えた看板。

「明るい社会は、合掌から」

って?
ここら辺から、

が頭によぎったんですね。

そして、

やたら、仏像が多い!!


やたら、アトラクションが多い!!


やたら、おみくじとか、賽銭要求個所が多い!!それに、金壱百萬円●●さんと刻印された石碑っていうの?石灯籠が延々と続いていました。100萬円以上は金額&氏名とも金箔押し、10萬円以上は金額のみ金箔押しだったか。マニ車にもびっちり寄付した人の名前入っているし。イヤー、なんというか。

ばいぃい~ぃん!!

これは仏教ですか?ヒンドゥー教と言った方が近くないですか?これ見よがしなたわわな美乳を惜しげもなくさらす美女。
隣にいるのは閻魔大王。じゃガールフレンドですか?


たぬきっ!真っ青!!当然、前にある鐘を叩くことはできる。しかし、既に賽銭は底をついている状態。無賃殴打?


目をむく達磨大師!!夢に見るわぃ!!

えーと…。恐らく昔から寺の存在というのは、近隣の人々のお布施から成り立っているモノであり、人々はお布施によって、自分の極楽浄土での転生を確約したいんだということは、1000年経ったところで全く変わっていないんだと思いました。
かなり世俗的で、非常にprimitive (why english?!)な根っこの部分なんだということをよく理解できました。
ここって…ものっそい、なんつーか…庶民的というか、地元の人の言葉を借りると
「商魂逞しい」

逞しすぎるわ!!

「競わせてお布施をもらっているんですよね。名前を飾ると、あそこがあんなに出しているんだから、うちも出さなくちゃいけない」
という競争心を煽りまくってこんな、お参りパラダイス的な…。ここには仏陀の他に、ジーザス、モーゼ、ムハマンドとかナニがいても全然驚かない!もういっそのこと宗教ワンダーランドにしちまえよと!
なんで、地蔵のとなりに、アンパンマンが?って感じですよ。(写真撮りませんでしたが、ウルトラマンもいた)
だから、入場料はですね、あえて拝観料とは言わないよ、要らない訳ですね。みなさまからのお布施がコレだけ!!!ってどんだけすごいんだ?
いたるところ青山ではなく、賽銭ボックスあり!ですよ、奥さん。
ついでに、いたるところにtouchしたり、お堂の鐘をつけたり、木魚叩けたり、水をかけることができたりと、アクティビティも充実してます。
御戒壇廻りに張り巡らされている御影に全て"●●(人名ね)寄贈"って入ってますよ、エエ。

鐘楼の鐘も突くことができます。周りはフランス人ばっかりだったんだけど、彼らは残念ながら、
「おひとり1回鐘突けます」
と書かれているのを理解できませんので、見本を示してみました。そしたら、次から次から。
ごぃいぃいい~ん
という鐘の音が、我々が下山してからも響き渡っていました。楽しんでますね!!


香港のゴンピンを2人で同時に思い出していました。みやじマリンも香港にあるオーシャンパークを彷彿とさせましたし、このまったり感というかある意味雑多なところは香港と似ているのか宮島?

私の意志とは全く関係なく、いくばくかのお布施と共に、厳島神社詣でチャージしたエネルギーを根こそぎ吸い取られたところです。
HPもMPもほぼ0に近い。
さすが、神の島!!


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