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改めまして、聊斎志異読みました。2012年に購入してそのまま積まれていた物件が8年の歳月を経て、この手に!!です。
読み始めたのはかなり前なのだが、1話ずつ読み進めたものの、柴田天馬氏の和訳と注釈が巧妙かつパワフルすぎて、その注釈を追うのがやっとで本文がおろそかになってしまいそうな我の読解力。
日本語読むのにいっぱいいっぱい、イヤ、日本語しか書かれていないのだが、注釈だけでも、内容が理解できてしまいような注釈に、エネルギーを消耗して、今日に至ったんだぜ。
1世紀前の翻訳って、こんなに活動的なものだったのか?口語体で翻訳している、訳者の主観がダダ洩れているがそれでいいんだ。というフリーダムなものでした。
中国が誇る、エロ本の最高傑作と我は思っていましたが、エロになるところを柴田氏が巧い具合にルビふっているので、字面はエロでも、訳はエロではないという内容です。
"生"ってやたら出てくるのだが、名前じゃなくて主人公とか、"私"という意味なんだなということを理解するのにかなり時間がかかりました、年単位で。
それが合っているのかどうかもよく分かりません。本体価格1400円が強気だと言っていましたが、そのくらいの価値は十分にあるし、読み応え十分、魂吸い取られてるくらいの本です。
以上
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