色々知らぬことが多い

震災が起こってからこれまで、色々なことが次から次へと起こって、知らない単語がTVから流れ出してくる。その最たるものが原子力発電所の事項。
何年か前に The Hunt for Red October by Tom Clancy を読んだ後にやたらと原子力潜水艦についての知識が頭に入ったのと同じような感覚で。

日本の原子力問題、エネルギー問題、これからの温暖化防止について山ほど解決しなくてはいけないものをさらしてくれたことについてはいいチャンスだと思う。今考えて解決しないと後はない。

知らなかった単語

「タービン建屋」

なんてものの存在は一生知らないで過ごしたものだと思われますな。

「プルトニウム」

は自然界には存在しない物質であるということについては、偉人伝キュリー夫人を読んだのですがうっすらとも憶えていなかった。
あ、そうだったっけ？！みたいな。
シーベルト、ベクレム、キュリーなどの単位については未だに全く分かっていません。

以下うろ覚えの覚書、違っている場合も数知れず。

ヨウ素131の半減期は8日。
セシウム137の半減期は30年。
人間の体内でセシウムはカリウムに非常に近い動きをするので、身体は区別ができず、カリウムが足りていなければセシウムを吸収してしまう。
同じように、ストロンチウムはカルシウムと同じ動きを体の中でするので、常に栄養状態に気を配ることが必要である。摂り込まない工夫も必要であるが、(呼吸器から)吸収しないようにする必要はないらしい。これらが半減期に悪さをするかというとほとんど影響はない(ほとんどってある程度あるってことか？)

また、自然の半減期と生物学的半減期というのがあり(多分)、子供の方が半減期が短い、要するにさっさと消えて行くということなのか。

「摂取をしてもすぐには健康に被害を及ぼさない程度」
と繰り返し言われているものの、だったらどれほど蓄積されたら健康に害が及ぶのかが明言されない…と思っていたら、誰かが、発ガン率が0.05%上昇すると解説していたかな？
それの確立を高いと見るか低いと見るかはそれぞれの判断だと思うし、
そのガンが発症する頃には医療技術が上がっているから…どうなんだ、問題ないんだろうなと思いたい。

それからラドン温泉も自然放射性物質。
日本の通常を1500とした場合、世界は2400だとか…ってなんの数字か忘れた。要するに日本の標準値は低いらしい、なんのだ？

報道にも色々格差のあることが分かった。
やたら扇情的な単語を使用したがる3K。Ando さん現地入りの時は、あまりにも高級そうなコートにヘルメットといういでたちで思わず失笑。
反原発を打ち出しすぎて、どこを攻撃しているのかよく分からなくなってきた朝日系。

IAEAの事務局長は日本人であるとか。

そうだなぁ、毎日色々な情報が手に入るんだけど、結局どの情報を自分で手に取るかということが、どの商品を購入するかというのと同じように我々にゆだねられているってことなんだろうなあ。
ただ、1つ言えるのは、今回の原発問題で危機に瀕して行く順序は東京に住んでいる人たちが先なわけではなく、原発の近くに住んでいる人たちからなのであって、即危機！ではない我々は賢明な選択をすることが大切なんだろうな…と甚く思うわけですね。

海外からの報道も参考になるんだが、それぞれの国が必ずいうことは、
「日本は世界で唯一の被爆国であるから、原発や放射能に関しては、国民全体に関心が高くコンシャスであり、危機意識が高い」
ということですな。

あ！テレビで時々見かけるんだが、被災地でマスクをした人が、ワイヤーを鼻にフィットさせていないのが気にかかる！誰か正しい使用方法を教えて差し上げてくれ！！