
My favourite戦国武将は真田信繁なわけだが(うちの親方の弟だから仕方なかんべ)、どっちかっていうと、昌幸→信繁の正当上田真田家ではなく、本多→信幸沼田真田家は傍流のような気がしてなんねーのは、申し訳ありませんね。
そのヒガミに近いものが、会津で関ヶ原に参戦もせず、じったばたしていただけの上杉家に向けられて、今回読んだ本。
それとここの家老、直江津港の生みの親(?)直江兼続が
こーんな
「愛」Love
の前立ての兜をかぶっているというのを、かれこれ15年ほど前に時代劇のモブシーンで見て、
「はぁこれ被って人を殺戮するわけか?」
と思って以来かなり久しく疑いを持って見ていたのだが、やっぱり事実だったらしいというのを確認し、どん引きしたんだよな。
この前立ては…なにかに引っかかったりしないのか?
放送コードじゃなく(ねーよ、そんなもん)、物理的にフツーに木の枝とか鎧とか鎖帷子とかにだ。
春日山でも愛Love Tシャツ売ってたよ、ついでに義Tシャツもね。
ここの主従はおかしいんじゃねーの?と思いつつも好きだったりするんだが。
私を1語で表現せよ!がこれなのか、上杉家?
あ、感想忘れてた。
「わしは武者よ。戦場のことならともかく、内府はともかく鬼神といえども恐れはせぬ。しかし天下のまつりごとはまた別格。わしは太閤や内府のような、腹黒の政治好きではない。その器量もないが、土台、天下人などというものにはさほど興味を持たぬ」
の一言が凡てでございます、景勝様!立派でございます。萌えるな、これ。
「わが名を惜しむのはよいが、謙信の家の名をどうするか」
という問題も、謙信公がアレなもんで血を残さなかった上杉家だけに、変な家督争いがおこらず、「家の名を残す」行動のみにポイントが絞られたこともよかったんだろうな(なんだそれ?)
己のいくさびととしての価値やポジションをわきまえている無口な景勝と、ちょっと黒い直江。
直江のポジションもよきヘッドがいてこその謀略家。彼はしょせん№2で№1にはなれないのだろうと。
最終的に、「家の名を残す」行動に徹底した上杉と、「己の名を惜しむ」行動に出た上田真田の違いなんだろう。
兄ちゃん信幸のとらなければならないしりぬぐいを全く考えていない行動に出られるのは、向こう見ずの弟の為せる技なのか。
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