今回は外壁塗装の仕事です。
一見、キレイな感じにも見えますが近付いてみると・・・
あ~、汚れていますね。
外壁を留めている釘の跡もよくわかります。
施主様からシリコン塗装とフッ素塗装、光触媒と三つほど要望を聞きました。
光触媒は最近流行っている塗装ですが、20年以上の耐用年数を掲げていても製品が出てから20年も経っていないので実績が無いということと、そして紫外線が当たって初めて効果が出るという塗装なので光が当たらなければ意味がありません。
曇りでは効果を発揮しないということです。
その上高価ですからあまりオススメしませんでした。
フッ素塗装はシリコン塗装より高価ですが、外壁より屋根の方がオススメです。
今回の現場の屋根は日本瓦なので塗装は必要ありません。
外壁でもフッ素は塗装OKですが、塗り替えの時はフッ素も光触媒も普通のシーラーを塗っても剥がれてしまいます。
汚れが落ちやすいと言うことは塗り替えも色が乗りにくく容易ではないと言うことですね。
ですから次回塗るときは色が乗るように処理するため割高になってくる恐れはあります。
施主様も塗装にそこまで求めることも無いようなのでシリコン塗装に決定しました。
キレイになりましたね。
釘跡も見えません。
これで当分安心です。
シリコン系だと8~12年くらいでしょうか。
早い人なら7年周期で塗り替えをしています。
フッ素系であれば12~15年ですが、価格や耐用年数から比べると塗り替え期間が延びるかどうかという感じもします。
外壁を触って指に色が付くチョーキング現象が起きたら塗り替えを検討しましょう。